ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

まだ、先の話ですが、Master Musicians of Jajoukaのライブに行きます。

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公演名:The Master Musician of Joujouka in Tokyo

日時:2017年11月6日(月)開場19:00 開演19:30

場所:渋谷WWW X

※演奏前にThe Master Musician of Joujoukaドキュメンタリー映像「Tribe Ahl Serif」(1972年撮影、24分)を世界初上映します。

 

www.joujouka.org

 

モロッコの民族音楽集団Master Musicians of Jajouka。ストーンズのギタリストBrian Jonesが彼らに魅了されてアルバムをプロデュース、プレゼンツしたことが有名です。個人的には作家William S. Burroughsやサイケデリック体験の伝道師Timothy Learyといった厄介な方々までにも影響を与えていたことに興味深いものを感じます。

 

チケットの方は5月13日にイープラスで取り、本日コンビニで発券してきました。自由席300限定で整理番号48です。今から発券しなくてもいいと思うのですが。忘れないようにしっかりと保管しておきましょうね。

 

アルバム1枚は持っているかと思うのですが、どこの有るのか分からないので、Bill Laswellがプロデュースした「Apocalypse Across The Sky」を中古で安く購入しました。まだ、先の話ですが、凄く楽しみです。

 

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Big Blood、嵌まってしまい4タイトルも購入してしまった!

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アメリカ・メイン州のCaleb MulkerinとColleen Kinsellaによる夫婦デュオBig Blood。サイケデリック、フリーク・フォーク、エクスペリメンタル、アヴァンギャルドをごちゃ混ぜにしたサウンドを奏でるバンドです。90年代中頃より活動していた前身バンドであるCerberus Shoal、その後のFire On Fire(SwansのMichael GiraのレーベルYoung God Recordsからリリースしていた)は聴いていたが、2006年に2人のユニットとしても活動を始めたBig Bloodになってからはフォローしていなかったのです。偶々、友人から教えて貰って聴いたら、見事に嵌まってしまい先月4タイトルも購入してしまった。

 

Big Bloodの場合、音源リリースはCDR、Vinylが中心です。ものに拘って購入しようとすると入手困難ですが、ネット配信等で殆どのアルバムを聴くことは可能であります。CDRの方は不定期にリイシューされていることも有るようです。1枚1枚が異なる着色の手作り紙ジャケット仕様とのことらしい。CDRだけでも15タイトルもリリースしているので、情報を小まめにチェックしながら集めて行こうと思っているのですが。

dontrustheruin.bandcamp.com

 

彼らの魅力は、Colleen Kinsellaの独特のヴォーカルをメインにして、おもちゃ箱をひっくり返した様に無邪気にかき鳴らされるサウンドにあります。様々な要素を取り込んでBig Bloodの秘境世界へ引きずり込んでくれます。アルバムによってフリーク・フォークを中心にしたり、より実験色を強調したり、あるいはそれらを組み会わせた感じで、方向性に若干の違いはあります。しかし、どのアルバムから聴きに入ったとしても彼らの魅力を十分に堪能出来ると確信しています。

 

2015年リリース Big Blood / Double Days II(CDR)

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フリーク・フォークを中心とした曲を集めたアルバム。ラスト曲はこの夫婦の娘?と思われる子供による歌も聴けるアットホームな世界。

 

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2014年リリース Big Blood / Unlikely Mothers(2Vinyl)

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ノイジーなギターサウンドからアンビエントな曲まで様々な曲が収録されているが、Colleen Kinsellaのヴォーカルで不思議と統一感が感じられるアルバム。

 

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2013年リリース Big Blood / Radio Valkyrie +1905 + 1917+(2Vinyl)

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エクスペリメンタルな曲が多いアルバム。一つの枠に収まらない彼らのチャレンジ精神が満載。

 

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2011年リリース Big Blood / Big Blood & The Wicked Hex(Vinyl)

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今回購入した4タイトルの中で一番好きかも。クセの有るColleen Kinsellaのヴォーカルを最大限に生かしたアルバム。時に冒頭の1曲目「Run」は圧巻!

 

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2017年4月のディスカホリック

4月のディスカホリックは17タイトルの実績でした。まだ、聴けてないのも多いですが。

 

Big Blood / Double Days II(CDR) 購入先Discogs(Immunerecordings) 購入価格$14.00(1,641円)

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Big Blood / Radio Valkyrie +1905 + 1917+(2Vinyl) 購入先Amazon.co.jp 購入価格4,024円

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Big Blood / Unlikely Mothers(2Vinyl) 購入先Discogs (Uffe38) 購入価格€61.32(7,401円)

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Big Blood / Big Blood & The Wicked Hex(Vinyl) 購入先Discogs(Phasemag) 購入価格€32.50(4,074円)

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Caleb MulkerinとColleen Kinsellaの夫婦デュオによるサイケデリック、フリークフォーク、アヴァンギャルドをごちゃ混ぜにしたバンドBig Blood。前身バンドであるCerberus Shoal、Fire On Fireは聴いていたが、Big Bloodなってからはフォローしていなかった。偶々、友人から教えて貰って聴いたら、見事に嵌まってしまい4タイトルも購入してしまった。

 

 

Arklight / Eternal Life In New York City(CDR) 購入先Discogs(Phasemag) 購入価格0円

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Big BloodのVinylをDiscogsのPhasemagで購入したところ、一緒に同梱されていたCDR。調べてみるとPhasemagからリリースしているバンドでした。

 

 

Cerberus Shoal / The Land We All Believe In 購入先Amazon.co.jp 購入価格355円

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Big Bloodの前身バンドであるCerberus Shoal。持っているけど何処にあるのか分からないので購入した。安いしね。

 

 

The Jesus And Mary Chain / Damage And Joy 購入先Amazon.co.jp  購入価格1,411円

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19年振りの新作。ジザメリらしさ満開!

 


Terry Riley、Don Cherry / Terry Riley Don Cherry Duo 購入先Meditions 購入価格1,959円

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1975年のライブ盤。ブートVinylで持っているけど、オフィシャル盤でリリースされました。ブート盤より1曲少ない2曲だけど、収録時間は10分ぼど長い。もちろん、音質はいいですよ。

 

Terry Riley / Descending Moonshine Dervishes-Songs For The Ten Voices Of The Two Prophets(2Vinyl) 購入先Beacon Sound 購入価格$62.00(6,993円)

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1982年リリースのDescending Moonshine Dervishesと 1983年リリースSongs For The Ten Voices Of The Two Prophetsのリイシュー盤。2枚セットのコンピレーション盤。

 

 

Le Forte Four / Bikini Tennis Shoes(Vinyl) 購入先Meditions 購入価格3,081円

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LAFMS(Los Angeles Free Music Society)の中核バンドLe Forte Fourの1975年のデビューアルバムのリイシュー盤。

 

 

LCD Soundsystem / LCD Soundsystem(2CD) 購入先Amazon.co.jp(ZO)  購入価格547円

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LCD Soundsystem / This Is Happening 購入先Amazon.co.jp(ネットオフ) 購入価格679円

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 フジロックの予習で購入。

 

 

Dirty Projectors / Dirty Projectors 購入先WOW HD 購入価格1,273円

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 5年振りの新作。

 

 

On Fillmore / Happiness of Living 購入先WOW HD 購入価格1,323円

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WilcoのドラマーGlenn Kotcheとマルチに活動するベーシストDarin GrayとのユニットOn Fillmoreの2009年以来の新作。

 

 

Bardo Pond / Under The Pines 購入先WOW HD 購入価格1,365円

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4年振りの新作。

 

 

Giuseppe Ielasi / 3 Pauses(3CD) 購入先Art Into Life 購入価格3,207円

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エクスペリメンタルやアンビエントを実践する作曲家Giuseppe Ielasiの3CDによる新作。

 

  

2017.4.21 The Stone Roses@日本武道館

フェス以外だと22年振りの単独来日公演を日本武道館で観てきました。私の音楽リスナー人生を変えたと言っても過言ではないThe Stone Rosesです。CDやレコードを買い漁るディスカホリックに成ったのも彼らの存在があったからなのであります。2012年のフジロックで観た感動を再び味わいたく、ワクワク、ドキドキしながらライブが始まるのを待っていた。

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定刻19時を少し過ぎた辺りで、オープニングナンバーI Wanna Be Adoredでスタートした。オープニング定番中の定番で、この曲でライブの良し悪しが決まることがあるので、観客も大合唱にてIanのヴォーカルをサポート。Ianはそれに答えるべく丁寧に歌っていた。ヴォーカルと演奏のバランスもよく、ホッと一安心してしまった。続くElephant Stone、Sally Cinnamonでも完璧なライブを披露してくれた。「肩が痛い」と言っていたIanであったが、いつものようにモンキーダンス等やっていたので大丈夫なのでしょう。

 

それにしても、Ian、どうしたんでしょう。歌上手になったと思いませんか?これまで、ソロ・ライブも何回か見ているけど、こんなに音程がズレないのは初めてだと思う。感情移入してシャウトするヴォーカル・スタイルじゃないので、メロディーを淡々と歌うだけでも、曲の素晴らしさが充分に伝わってくるのです。

 

Ianのヴォーカルに心地よく酔いしていたら、後半見事にコケましたね。She Bangs the Drumsはズレまくりで、本来のIanらしさが出ていて思わす苦笑いした観客も多いはず。そんなことが話題になるヴォーカルってIan以外にお目に掛かったことはありません。それだけ、愛されているキャラクターであると言うことですね。

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ヴォーカルを支えるバックの演奏も素晴らしく、特にReniのしなやかにダンシンググルーブを伝えるドラミングは圧巻。そして、唸るベースでサウンドを引き締めるManiの存在も観逃がせない。この2人のリズム隊のおかけで、自由奔放に多少暴走ぎみにJohnのギターが宙を舞う。Johnの風貌が少し変ってしまったのには驚いたけどね。まさに、この4人が居てこそのThe Stone Rosesであることを再確認してしまった。

 

セットリストを見て分かる様に、殆どがファーストアルバムを中心とした時代の選曲です。セカンドアルバム「Second Coming」からはBegging You、Love Spreadsのみであります。新曲は2曲公開されているが、演奏したのはAll for Oneのみと言った状況。新作がリリースされていない中でリスナーが求めているのも、この時代だと思うけど、もう少し新たなる展開があっても良かったのかな?そう思いつつもラスト曲はI Am the Resurrectionしかないと思った。やはり最高に素晴らしいライブなのであった。

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セットリスト

I Wanna Be Adored

Elephant Stone

Sally Cinnamon

Mersey Paradise
(Song for My) Sugar Spun Sister

Bye Bye Badman

Shoot You Down

Begging You

Waterfall

Don't Stop

Elizabeth My Dear

Fools Gold

All for One

Love Spreads

Made of Stone

She Bangs the Drums

Breaking Into Heaven

This Is the One

I Am the Resurrection

 

 

フジロックの 出演アーティスト第4弾、出演日別ラインナップ発表。Slowdive出演決定!

昨日、フジロックの出演アーティスト第4弾と日別ラインナップ発表がありました。情報が色々とリークされていたので、早めに公表するしかなかったのでしょう。これまでで、一番早い対応です。曜日で行くことを考えている方にとっては嬉しい知らせですね。

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個人的には、Slowdiveの出演がもの凄く嬉しい。2014年のフジでも観ていますが、見逃す訳にはいかない。22年振りの新作を5月にリリースしての出演です。前回はレッド・マーキーでしたが、今回はホワイト・ステージかな?直近のライブでもエンディング曲はSyd Barrentのカヴァー曲Golden Hairでした。新曲を披露しつつも、最後はGolden Hairで締めて欲しいです。

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このライブでも公開になっている新曲「Star Roving」と「Sugar For Pill」は演奏していますね。楽しみです~

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2017年3月のディスカホリック

今月の購入実績は10タイトルでした。ブログ更新も、もっと色々と書きたいことはあるのですが。まあ、無理せずに地道にやって行きますね。

 

The Nihilist Spasm Band / Last Concert In Japan 購入先タワーレコード渋谷店 購入価格2,600円

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たまに、レコードショップに行ってみると、意外なものを発見することがあります。これもその一つです。昨年3月の来日は知っていたけど、まさか、その音源がCDでリリースされていたとはね。

 

 

Steve Reich / Different Trains、Electric Counterpoint 購入先東京オペラシティ物販 購入価格1,575円

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Steve Reichのライブ会場物販で購入しました。持っているはずだけど。

hiroshi-gong.hatenablog.com

 

 

Catfish and the Bottlemen / The Ride 購入先Amazon.co.jp (importcds_com) 購入価格1,026円

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フジロック2017の予習です。2015年のフジの時は、メンバーの急病によりキャンセルとなったので、今回はリベンジです。アルバムも凄く良いので期待出来ますね。

 

 

Nurse With Wound / Spiral Insana(2CD) 購入先Meditations 購入価格4,208円

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リイシューされた80年代Nurse With Woundの重要アルバム。ハードブックカヴァー仕様で追加音源を収録しての2CD化です。

 

 

The Flaming Lips / Oczy Mlody 購入先WOW HD 購入価格1299円

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2017年の新作。彼らの描く桃源郷の世界。フジロックでライブをやって欲しいですね。

 

 

The Flaming Lips / The Dark Side Of The Moon 購入先WOW HD 購入価格886円

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買いそびれていたPink Floydのカヴァーアルバム。

 

 

Joan of Arc / He's Got The Whole This Land Is Your Land in His Hands 購入先WOW HD 購入価格1,219円

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2017年の新作。常に変化し続けるJoan of Arc。インダストリアルに不興音が交差する新たな展開。問題作と言われるかもしれないけど、素晴らしいアルバムです。

 

 

Oren Ambarchi / Hubris 購入先WOW HD 購入価格1,750円

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リリース量が多くてすべてをフォローしきれないけど、この2016年にリリースされた「Hubris」は彼の最高傑作です!このミニマルに鳴り響くギター・サウンド、最高に素晴らしい。

 

 

We Deserve This / Smile 購入先Fluttery Records Bandcamp 購入価格$14.50(1,733円)

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ドイツのポストロッカーJan-Dirk PlatekのユニットWe Deserve Thisの新作。すべての楽器を自分で行っている徹底ぶりは今回も変っていません。インスト中心にシューゲイザー的なポストロックを展開。デビュー時に比べるとかなり洗練され凄くいい感じになっています。ライブ活動は行っていないようですが、メンバーを集めてライブ活動し始めたら一気に注目度が上がる存在だと思います。

 

  

Alarmist / Popular Demain 購入先Alarmist Bandcamp 購入価格€13.20(1,694円)

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友人から教えて貰ったアイルランドのエクスペリメンタル・インスト・バンドAlarmist。マスロック的な展開もあって面白い。

 

 

2017.3.2 Steve Reich@東京オペラシティ

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Steve Reich80歳記念ライブを観てきました。現代音楽なども好きな私ですが、この手のライブを観るのはReichが初めてなのです。東京オペラシティという高尚な場所も初めてで、ロックのライブ会場しか知らない私に取っては、もの凄くお洒落で新鮮に感じました。

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予め、演奏する曲は公表になっていたので、知っている曲は持っているCDでしっかりと予習することが出来た。ただ、演奏者が違うのでその辺りも興味深いです。今回はColin Currieを中心としたグループにSyncrgy Vocalsが加わる編成と成っている。ここに作曲者Reichがどうのように関わるのかも楽しみなのであった。開場が18時20分なのに17時頃には東京オペラシティ館内をウロウロしていた。

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ライブは定刻通りにスタート。1曲目はClapping Musicです。Reichの代表曲でもあり、私がReichを知ったのもこの曲なのであります。多数のメンバーでのパフォーマンスを展開するのかと思いきや、ステージ上に現れたのはReichとColin Currieの二人だけであった。この二人による手拍子の掛け合いです。元々は二人から始まっているので原点を再現した展開です。シンプルで派手さは無いけど、引き込まれてしまう。単なる手拍子を音楽として認めさせてしまったReichの偉大さを改めて再確認してしまった。

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続いての曲はヴィブラフォン2台と5オクターヴマリンバ2台によるMallet Quartetです。近年の曲で、2011年リリースのアルバム「WTC 9/11」でSo Percussionの演奏が収録されています。アンビエントな雰囲気をも感じさせ、ポストロックの面々がReichをリスペクトするのも分かる1曲です。Colin Currie Groupの4人はそれを見事に再現し、素晴らしい演奏を披露してくれた。

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次の曲はピアノ2台とヴィブラフォン2台によるQuartetです。ReichがColin Currie Groupに献呈した曲とのことです。Colin Currieが打楽器奏者であることを考慮したのか、ピアノがパーカッシブに鳴り響いています。これも素晴らしい演奏でした。今年はColin Currie GroupとしてReich作品がリリースされるとのことです。メインはこの曲なのかな?

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20分の休憩時間を挟んで後半スタートです。まずは、Steve Reichトーク・ライブです。インタビュアーが3回目となる東京オペラシティの感想や最近の活動など尋ねていました。

 

そして、最後は今回のメインであるTehillimの演奏です。これまでに何度も演奏してきているし、アルバムにも多く収録されている名曲であります。Colin Currieが指揮を執り、Colin Currie Groupの24名に4人の女性ヴォーカルグループSyncrgy Vocalsが加わる編成です。インタビューの中でReichが最強のヴォーカルグループであると絶賛してたSyncrgy Vocalsであります。打楽器アンサンブルを巧く活用してヴォーカルを盛り上げる辺りは、流石Colin Currieといった圧巻の演奏内容です。演奏が終わった瞬間からスタンディングオベーションの嵐です。そこに Reichが加わり、さらにヒートアップ!観ることが出来て本当に良かったライブなのであった。

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尚、このライブはNHKで収録しています。4月14日(金)BSプレミアム「クラシック倶楽部」午前5:00~5:55で放送予定です。興味のある方は是非とも観て欲しい!