ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

アンビエント・シューゲイザー、AMPの新作がギリシャのレーベルSound In Silenceからリリース!

f:id:hiroshi-gong:20190316184649j:plain

90年代初期に活動を始めて、Wurlitzer Jukebox、Kranky、Darla Records、そしてSpace Age RecordingsからアルバムリリースしてきたイギリスのAmp。ここに上げたレーベル達は、当時、バンドに関係なくレーベル買いをしていた私です。ただ、Ampは2000年中頃からセルフ・リリースが中心となり、情報もあまり入って来なくなっていた。最近になって、ギリシャのレーベルSound In SilenceからCDRをリリースしていることを知りました。現在もRichard Ampと女性ヴォーカルKarine Charffを中心として活動しているようです。早速、Sound In Silenceからの最新作とライブ盤を購入したので紹介します。

 

Amp / Entangled Time

スタジオ録音盤としては8年振りの新作です。Richard Ampの奏でるギターやシンセサイザー、そしてエレクトロニカが美しく幻想的に鳴り響くドローン・サウンドを展開。そこにKarine Charffのウィスパー・ヴォーカルが魅惑的に絡む世界。アンビエントシューゲイザーともいえるサウンドを是非とも大音量で聴いて欲しい。素晴らしいです!

 

Amp / Switched On And Live

2016年にリリースされていたライブ盤。初期のメンバーだったMatt Elliott (The Third Eye Foundation)とMatt Jones (Crescent、Movietone)の4人編成時の1995年のライヴ、中期のDonald Ross Skinnerが参加していた2003年のライブ、そしてRichard AmpとKarine Charffの2人だけの98年、99年のライブが収録されています。初期、中期のAmpの集大成を纏めた嬉しいライブ盤です。

 

 

Sound In Silenceは2006年に設立されたレーベルです。CDRパッケージは、すべて同じ方向で統一されています。折り畳み型の紙パッケージの前面にステッカーを貼ったハンドメイドですが、センスの良さを感じます。他にも素晴らしいバンドやアーティストが居るので、今後も注目していきたいですね。

f:id:hiroshi-gong:20190316224734j:plain

f:id:hiroshi-gong:20190316230102j:plain

 

 

 

英国のヴィオラ奏者Alison Cottonを中心としたTrimdon Grange Explosion周辺に注目です。

f:id:hiroshi-gong:20190311115733j:plain

Trimdon Grange Explosion

Alison Cotton(ヴィオラ、ヴォーカル)、Ben Phillipson(ギター、ヴォーカル)、Mark Nicholas(ベース)、Karl Sabino(ドラムス)の4人組サイケデリック・フォーク・バンドTrimdon Grange Explosion。2010年に7インチシングルでデビューして以来のファースト・アルバムを2017年に音楽配信でリリース。2018年後半にCardinal FuzzとFeeding Tube Recordsからの共同リリースとなりました。

 

この4人は、元々2005年からThe Eighteenth Day Of Mayというバンドで一緒に活動していました。アルバム1枚で解散しますが、Alison CottonとMark Nicholasはデュオとして2007年よりThe Left Outsidesとして活動を始めます。そこに元の仲間Ben Phillipson、Karl Sabinoが加わってTrimdon Grange Explosionを結成します。バンドの名前は1882年にイングランドの町Trimdon Grangeで起きた炭鉱爆発事故のことを表しています。凄いですね。

 

Trimdon Grange Explosionの本作は、Alison Cotton、Ben Phillipsonの2人のヴォーカリストを用いて、自分達の曲の他、独自にアレンジした英国トラディショナル・ソングのカヴァー曲を交えたアルバムです。牧歌的で初期のヴェルヴェッツを思わせる雰囲気も良い感じ。それぞれのヴォーカルが個性を充分に発揮しており、それに絡むサウンドも空間を活かした小気味よい演奏です。加えてAlison Cottonの奏でるヴィオラも心地よく鳴り響いています。ブリティッシュ・トラッドサウンドを巧く纏め上げたアルバムです。 

 

Alison Cotton / All Is Quiet at the Ancient Theatre

Alison Cottonの昨年リリースされたソロ名義のアルバム。ヴィオラを中心としてハーモニウム、リコーダー、パーカッション、そして彼女のヴォーカルまでも絡めたポスト・クラシカルなドローン世界。Pauline OliverosをリスペクトしているAlison Cottonだからこそ、なし得るドローンとヴォーカルが絡む静寂で崇高な雰囲気。アルバム・タイトルAll Is Quiet at the Ancient Theatreのイメージがそのまま伝わって来るような素晴らしいアルバムです!

 

The Left Outsides / All That Remains

 Alison CottonとMark NicholasのデュオThe Left Outsidesも昨年4枚目となる新作をリリースしています。フィジカルメディアとしては、購入していませんが、こちらも取り上げなければいけませんね。Trimdon Grange Explosionと比べるとよりシンプルに様々な音楽にトライしていします。The Left Outsidesも注目です。

:

 

今後、Trimdon Grange Explosionの4人のメンバーが、どのような感じで活動していくのか楽しみ。4人とも個々に器量を持ったミュージシャンです。特にAlison Cottonは、色々と引っ張りだこになっていく感じがしますね。

 

 

 

 


 

FUJI ROCK FESTIVAL '19 出演者第2弾発表!

f:id:hiroshi-gong:20190308134042j:plain

フジロック フェスティバル、出演者第2弾が発表されました。この時点で日割りが出ることも嬉しいです。日曜日のグリーン・ステージ、ヘッドライナーがThe Cureなので、前回のような3時間近いライブは無しかな? そうなるとグリーンのエンディングは電気グループとか、様々な予測を考えるのもフジの楽しみです。

個人的にThom Yorke Tomorrow's Modern Boxes、The Waterboys、Courtney Barnett、toeあたりは、しっかりと観ていきたいところですね。

 

www.fujirockfestival.com

 

 

2019年2月のディスカホリック

フジロック出演者、第1弾発表の時に何も書かなかったけど、今年もフジロックは行きますよ!チケットも購入して宿も予約しました。3月始めには第2弾の発表ですかね?楽しみです。

さて、毎度のディスカホリックですが、2月は10タイトルの購入実績でした。今年になってから、レコードの比重が多くなっています。CDでのリリースがなく、レコードとデジタルのみでのリリースが多くなっているのも確かのようですね。

 

Charalambides / Tom And Christina Carter(2Vinyl) 購入先Drawing Room Records Bandcamp 購入価格$47.00(5、297円)

f:id:hiroshi-gong:20190221105414j:plain

2018年後半にリリースされた7年振りの新作。この2人の関係は終わってなかったのですね。Tom CarterのギターとChristina Carterのヴォーカル、ハーモニカだけによるシンプルな展開に心を奪われてしまった。

 

 

La Tène / Vouerca​-Fahy(CD) 購入先Three:four Records Bandcamp 購入価格15.00CHF(1,727円)

f:id:hiroshi-gong:20190201184917j:plain

2016年リリースのファースト・アルバム 。前々回の記事で取り上げています。

 

 

Dire Wolves / Excursions To Cloudland(Vinyl) 購入先Amazon.co.jp 購入価格2,358円

f:id:hiroshi-gong:20190215185057j:plain

2017年3月リリースの初Vinylアルバム。

 

Dire Wolves / Oceans Of Green(Vinyl) 購入先Amazon.com 購入価格$33.66 (3,829円)

f:id:hiroshi-gong:20190215185438j:plain 

同じく2017年5月リリースのVinylとして2枚目となるアルバム。

前回の記事で取り上げています。彼らは、自身のFacebookInstagramでこの記事をシェアしています。嬉しいです!!!

 

 

Pete Bassman / Lost In Space(Vinyl) 購入先Discogs 購入価格£28.50(4,268円)

f:id:hiroshi-gong:20190221105728j:plain

Spacemen 3の初代ベーシストだったPete Bassman。その後、The Darkside、Alpha Stoneで活動していたのですが、2000年以降は音楽シーンから居なくなっていました。2014年に7インチシングルで音楽シーンに復活します。2016年にアルバムがリリースされていたことを今頃になって知りました。これまでの経歴を凝縮したスペーシーでサイケディリックなサウンドは素晴らしいです。

 

 

Trimdon Grange Explosion / Trimdon Grange Explosion(Vinyl) 購入先Record Shop Reconquista 購入価格3,557円

f:id:hiroshi-gong:20190221110014j:plain

Alison Cotton(ヴィオラ、ヴォーカル)、Ben Phillipson(ギター、ヴォーカル)、Mark Nicholas(ベース)、Karl Sabino(ドラムス)の4人で結成されたサイケデリックなフォーク・バンド“Trimdon Grange Explosion。2010年に7インチシングルでデビューして以来のファーストアルバムを昨年リリース。2人のヴォーカルを要して、自分達の曲の他、独自にアレンジした英国のトラディショナル・ソングのカヴァー曲を交えたアルバムです。心地よく鳴り響いてきます。

 

Alison Cotton / All Is Quiet at the Ancient Theatre(Vinyl) 購入先WOW HD 購入価格2,945円

f:id:hiroshi-gong:20190221105857j:plain

Trimdon Grange ExplosionのメンバーでもあるAlison Cottonの昨年リリースされたソロ名義初のアルバム。ヴィオラを中心としてリコーダー、ハーモニウム、そして彼女のヴォーカルまでも絡めたポスト・クラシカルなドローン世界。タイトルAll Is Quiet at the Ancient Theatreのイメージがそのまま伝わって来るような素晴らしいアルバムです!

 

 

La Stpo(La Société des Timides à la Parade des Oiseaux)/ Les Liquidateurs (Vinyl) 購入先In-Poly-Sons 購入価格€24.90(3,257円)

f:id:hiroshi-gong:20190221110249j:plain

先月購入したLa Stopの新作L'Empreinteが、リリース元と揉めてお蔵入りになっていました。そのアルバムからの1曲をレコード化して2015年にリリースしていたのが、Les Liquidateursです。チェルノブイリ原発福島原発に対するLa Stopのメッセージが込められています。L'EmpreinteのCDと聞き比べていますが、やはりレコードの方が柔らかく聞えます。 


 

Swervedriver / Future Ruins(CD) 購入先WOW HD 購入価格1,295円

f:id:hiroshi-gong:20190221110401j:plain

4年振りの新作。ラフな作りであるが、安心して聴いていられる好盤。是非とも、また北海道でライブをやって欲しいです!

 

 

The Dead C / Rare Ravers(CD) 購入先WOW HD 購入価格1,022円

f:id:hiroshi-gong:20190221110508j:plain

ニュージーランドのノイズ・バンドThe Dead Cの新作。これまでに無く叙情性も兼ね備えていて聴きやすいかも? しかしながら、彼らの目指している基本路線にブレはないです。大音量で聴いてトリップしてみてね!

 

 

 

プロモーターの皆さん、Dire Wolvesを日本へ呼んでください!!

f:id:hiroshi-gong:20190212200338j:plain

ブログのアクセス数が急に伸びていたので何かと確認してみたら、「2018年アルバム・ベスト20」のNo17に選んだDire Wolvesが、自身のFacebookInstagramでこの記事をシェアしていたのでした。もの凄く嬉しいです。そんなことで、Dire Wolvesについて書いてみました。


2008年にJeffrey Alexander(ギター)が中心となって結成されたサンフランシスコのエクスペリメンタル・ロック・バンドDire Wolves。メンバーはSheila Bosco(ドラム)、Brian Lucas(ベース)、Arjun Mendiratta(ヴァイオリン)、レコーディングとなるとLaura Naukkarinen (Lau Nau)、Georgia Carbone、Kelly Ann Nelsonら3人のヴォイス・パフォーマー兼ヴォーカルがアルバムによって参加しています。

 

Jeffrey Alexanderは2013年からJackie-O Motherfuckerのメンバーとしても活動しており、2018年のベストNo.1に選んだアルバム"Bloom"でギター、シンセサイザーとマルチな才能を遺憾なく発揮しています。Jackie-O Motherfucker側からもMichael Whittakerが、Dire Wolvesのアルバムにフルートでフル参加ではないのですが、ちょこちょこと顔を覗かせているようです。

 

個人的に興味深いのはベースのBrian Lucasが、90年代に活動しとていたサンフランシスコのサイケデリック・バンドMirzaのメンバーであったことです。大好きなバンドでしたが、アルバム3枚ほどで終わってしまいました。元メンバーのGlenn Donaldsonは、Dire Wolvesの"Paradisiacal Mind"でフォトグラフィーとしてクレジットされています。このサンフランシスコ人脈、良いですね!

 

Dire Wolvesのアルバムはカセット音源が中心で、デビュー以来すでに12タイトルもリリースされています。最近になってやっとレコードでもリリースされるようになりました。それでも3タイトルのみです。まずは、昨年後半にリリースされた"Paradisiacal Mind"に嵌まってしまい、「2018年アルバム・ベスト20」に入れました。その記事を彼らがシェアしてくれたので、嬉しさのあまり残り2タイトルのレコードも購入したのでした。

 

Dire Wolves / Excursions To Cloudland

f:id:hiroshi-gong:20190215185057j:plain

2017年3月にリリースされた初Vinylです。ミニマルでサイケデリックに鳴り響くサウンドに、Laura NaukkarinenのスキャットとArjun Mendirattaのヴァイオリンがさり気なくスペース感を醸し出しています。ゆっくりと微睡みの世界へと導いてくれる素晴らしいアルバムです。 

 

Dire Wolves / Oceans Of Green

f:id:hiroshi-gong:20190215185438j:plain

2017年5月リリースでVinylとしての2作目。”Excursions To Cloudland”の続編とも言える内容です。アルバムタイトルやジャケットからも想像できるように、大海原を流れに任せて漂っている感じ。こちらも素晴らしい!

  

Dire Wolves / Paradisiacal Mind 

f:id:hiroshi-gong:20181226150851j:plain

2018年11月リリースでVinylとしての3作目。「2018年アルバム・ベスト20」の時に書いているように、クラウト・ロックスピリチュアル・ジャズ、プロクグレッシブ・ロックといった要素も採り入れて、より一層、瞑想的でコズミックな雰囲気満載のサウンドを展開しています。 新たにヴォイス・パフォーマーとしてGeorgia Carboneが加入しています。これまでの功績を築いてきたLaura Naukkarinenも2曲でゲスト参加しています。2人のヴォイス・パフォーマーによるラスト曲でタイトルナンバーでもある”Paradisiacal Mind"は圧巻です。

 

FacebookのコメントでDire Wolvesは let's tour Japan! と書いてました。プロモーターの皆さん、是非とも彼らを日本に呼んでください!日本じゃ、殆ど無名に近い存在ですが、Jackie-O Motherfuckerとのカップリングなら可能性はありますね。


 

 

民族音楽をモチーフにミニマルなドローン・ミュージックを奏でるLa Tène。中毒性の高いサウンドは最高に素晴らしい!

f:id:hiroshi-gong:20190201130919j:plain

La Tèneはヨーロッパの鉄器時代のラ・テーヌ文化を意味しており、そこから受け継がれきた民族音楽をモチーフにミニマルなドローンミュージックを奏でるバンドです。手回し器具のついた弦楽器のハーディ・ガーディ担当のフランス人Alexis Degrenier、ふいごを付けたオルガンのハルモニウムとエレクトロニクスを操るスイス人D'incise、そしてパーカッションのスイス人Cyril Bondiという3人のメンバーで結成。3人とも様々なプロジェクトに参加しており、D'inciseとCyril BondiアヴァンギャルドなInsub Meta Orchestraで10年近く一緒に活動してきたメンバーでもあります。

 

2016年に1st「Vouerca​-Fahy」、2017年に 2nd「Tardive​-Issime」、そして2018年に3rd「Abandonnée​-Maléja」をリリースしています。私はLa Tèneの存在を今年になって知り、1月に 2ndと3rdをレコードで購入しています。この2枚のアルバムに嵌まってしまい、2月になって1stも購入しました。「2019年1月のディスカホリック」の時に書いているように、La Tèneについては別枠で取り上げている次第です。

 

La Tène / Vouerca​-Fahy

f:id:hiroshi-gong:20190201184917j:plain

スイスのレーベルThree:four Recordsから2016年にリリースされた1st「Vouerca​ ​Fahy」は、2nd、3rd同様に素晴らしいアルバムです。このアルバム、レコードだと片面1曲の2曲収録ですが、CDはボーナス・トラック追加の3曲だったのでCDで購入しました。当時、ヨーロッパツアー後に人気沸騰して1stは瞬く間に完売と情報があったのですが、追加でプレスしたのでしょう。Three:four RecordsのBandcampで購入することが出来ました。1曲目はLa Tèneの原点ともいった感じのアンサンブルを聴かせてくれます。2曲目、3曲目が、ロックファンをも唸らせるトライバル・サウンド!かっこいいですよ。

 

La Tène / Tardive​-Issime

f:id:hiroshi-gong:20190127153246j:plain

2017年にリリースされた2nd「Tardive​-Issime」は、Three:four Recordsの他にBongo Joeからもリリースされるようになりました。人気が出てきたということなのでしょうね。全2曲収録のこのアルバムは、Alexis Degrenier(ハーディ・ガーディ)、D'incise(ハーモニウム、エレクトロニクス)の民族楽器によるドローン・サウンドにCyril Bondiの強靭なパーカッションが絡んでいます。ゆっくりとシンプルに鳴り響いて音のレイヤーを築いている様は、延々と聴きたいと思うヤバいサウンドです。

 

La Tène & Jeremie Sauvage & Jacques Puech & Guilhem Lacroux、Jeremie Sauvage  / Abandonnée​-Maléja

f:id:hiroshi-gong:20190127153312j:plain

2018年の3rd「Abandonnée Maleja」もThree:four RecordsとBongo Joeの共同リリースです。本作は2枚組レコードで各面1曲の全4曲収録。La Tèneの3人に加えて、2人のバグパイプ奏者 Jacques Puech、Louis Jacquesが参加した1枚目と、12弦ギター奏者Guilhem Lacroux、ベース奏者 Jeremie Sauvageが参加した2枚目による内容です。単なるゲスト扱いではなく、ジャケット正面にしっかりとクレジットしていることで、彼らに対するLaTèneの敬意を感じます。基本的な方向性は一緒ですが、ゲストが参加したことで、より一層スピリチュアルで陶酔感やトランス感満載になっています。嵌まると抜け出せない中毒性の高いサウンドは、最高に素晴らしい!

 

メンバーが様々な活動を行っているため、周辺には知られていない面白いバンドが多数存在しています。今後はその辺りも注目していきたですね。最後にLaTèneのライブ映像があったのでアップしておきます。


 

 

2019年1月のディスカホリック

今年初のディスカホリックは4タイトルの購入実績でした。いつもよりかなり少ないです。その分、しっかりと聴くことが出来ました。特にLa Tèneのサード・アルバムは、2018年に購入していたら、年間アルバム・ベストNo.1に入れたかった内容です。La Tèneのファースト・アルバムも注文していますので、届きしたい別枠で 書きたいと思っています。

 

 

XXL (Xiu Xiu Larsen) / Puff O'Gigio(Vinyl) 購入先Bad Paintings Bandcamp 購入価格£29.99(4,478円)

アメリカ、カリフォルニアのノイズポップ・ユニットXiu Xiuとイタリアのアヴァンギャルド・バンドLarsenの合体バンドXXLの昨年後半にリリースされた4作目。両方の特徴を巧くミックスした内容になっていて、ちょっと不思議な世界です。2月にXiu Xiu、Larsen共に新作のリリース予定なので、こちらも楽しみです。 

 

 

La Tène / Tardive Issime(Vinyl) 購入先Meditation 購入価格2,465円

f:id:hiroshi-gong:20190127153246j:plain

Alexis Degrenier(ハーディ・ガーディ)、D'incise(ハーモニウム、エレクトロニクス)、Cyril Bondi(パーカッション)のフランス人、スイス人2名の3人が2016年に結成したバンドLa Tene。民族楽器の織りなすミニマル・ドローンは最高にヤバいサウンド!「Tardive Issime」は2017年リリースのセカンドアルバムです。 

 

 

La Tène + Guests / Abandonnée Maleja(2Vinyl) 購入先Meditation 購入価格2,869円

f:id:hiroshi-gong:20190127153312j:plain

2018年リリースのサードアルバム「Abandonnée Maleja」は、La Tèneの3人に加えてバグパイプ奏者、エレキベース、12弦ギター奏者のゲストが参加しています。嵌まると抜け出せない中毒性の高いサウンドは、最高に素晴らしいです。 

 

 

La Stpo(La Société des Timides à la Parade des Oiseaux)/ L'Empreinte(CD) 購入先La Stop Bandcamp 購入価格€18.00(2,349)

f:id:hiroshi-gong:20190127153439j:plain

フランスのアヴァンギャルド・バンドLa Stopの2018年リリースの新作。数年前にリリースする予定であったが、リリース元と揉めてお蔵入りになっていたようです。これまでのLa Stopのアヴァンな世界を凝縮した素晴らしいアルバム!