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ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

Magic Carpathians Project「Biotop」

1998年にポーランドのAnna NacherとMarek Styczyńskiの2人により結成されたMagic Carpathians Project。東欧や中欧の伝統音楽の雰囲気を持った独特の世界を奏でています。彼らの2015年リリースのアルバム 「Biotop」を購入したので紹介します。 Magic Carpat…

Larsen「Of Grog Vim」

1993年にイタリアのトリノで結成され、初期のアルバムがMichael Gira のプロデュースで Young God Records からリリースされたこともあったアヴァン・フォーク、ポストロック・バンドLarsen。インスト中心のバンドですが、元SwansのJarboe、Current 93のDavi…

Gong / Rejoice! I'm Dead!

Gong / Rejoice! I'm Dead! Daevid Allen亡き後、彼の意志を受けたメンバー達はGongの存続を決めたのでした。そして、リリースされたアルバムが「Rejoice! I'm Dead!」であります。最初にこのタイトルを見た時に、ぐっとこみ上げて来るものがありました。末…

Catherine Christer Hennix 新旧2作品がリリース!

先月のブログ記事「2016年4月のディスカホリック」でも購入履歴として書いた。でも、Catherine Christer Hennixについては、しっかりと書かないとね。70年代初めにLa Monte YoungやPandit Pran Nathと出会いミニマルミュージックに魅せられてしまったCatheri…

Daevid Allen最後のアルバム

Daevid Allen Weird Quartet / Elevenses 去年3月13日に宇宙へと旅立ったDaevid Allen。まもなく1年を迎えようとしている。そんな中、Daevid Allenの最後のアルバムDaevid Allen Weird Quartet 「Elevenses」がリリースされた。元々はWeird Biscuit Teatime…

現代音楽作曲家John Luther AdamsとロックバンドWilcoのドラマーGlenn Kotcheとのコラボレーション!

アメリカの現代音楽作曲家John Luther AdamsとロックバンドWilcoの敏腕ドラマーGlenn Kotcheとのコラボレーションアルバムがリリースされました。 John Luther Adams Glenn Kotche John Luther Adams は2014年ピューリッツァー賞音楽部門賞、2015年グラミー…

Godspeed You! Black Emperorの新作「Asunder, Sweet And Other Distress」、ライブにおけるメッセージが気になる!

Godspeed You! Black Emperor / Asunder, Sweet And Other Distress カナダの轟音ポストロックバンドGodspeed You!Black Emperpr。前作2012年リリースの「Allelujah! Don't Bend! Ascend!」が、10年振りのアルバムだっただけにGY!BEのすべてをこれでもかと…

Eternal Tapestryの野イチゴが描く異空間サイケデリアの世界とは、

Eternal Tapestry / Wild Strawberries オレゴン州ポートランドを拠点に活動しているサイケデリックなドローン・サウンドを奏でるEternal Tapestry。Jackie O Motherfuckerのメンバーとして活動していたこともあるNick Bindemanを中心に2005年に結成されまし…

Kammerflimmer Kollektiefの幻想的で美しい混乱の世界と顔のない女性ジャケット

ドイツのエクスペリメンタル・バンドKammerflimmer Kollektiefの10作目となる新作「Désarroi」。ジャズ、インプロゼーション、サイケデリック、ポストロック、ノイズなどを融合させてラディカルでエキセントリックなサウンドを構築しています。タイトルの「D…

Daevid Allen三昧!

Daevid Allenが旅立ってから、1カ月が過ぎました。改めて彼の素晴らしさを確認している状況です。気持ち的には、未だGet Well Soon Daevid!でありますが・・・ Daevid Allen三昧!と言うことでオーダーしていたレコード、CDが届きました。今後も色々な物が…

The Recedents(Lol Coxhill、Mike Cooper、Roger Turner)のCD5枚組BOX / あなたがここにいてほしい

The Recedents / Wishing You Were Here(5CD BOX) Lol Coxhill, Mike Cooper, Roger Turnerによるインプロビゼーション・バンドThe Recedentsの5枚組アーカイヴBOX「Wishing You Were Here」を入手しました。一瞬、目玉バンドのレジデンツ(The Residents…

Pandit Pran Nath

Pandit Pran Nath / Ragas インド・ラーガ・ミュージックの巨匠であり、ミニマル・ドローンの原点にも多大な影響を与えたヴォーカリストPandit Pran Nath(1918–1996)。昨年後半に彼の1971年にリリースされたRagasが43年の時を経て限定リイシューされました。…

Catherine Christer Hennix

スウェーデン出身の女流ミニマル・ドローン作家のC.C. Hennix (born 1948) 。60年代から音楽を学び始め、1970年代初期にLa Monte YoungやPandit Pran Nath(1918-1996)に出会う。彼らの元で本格的にミニマル・ミュージックを研究し、実践して行く。その後、…

Gong「I See You」

Gong待望の新作「I See You」。前作「2032」の様にSteve HillageやMiquette Giraudy、そしてMike Howlettは居ないけど、これはまさしくGongそしてDaevid Allenの集大成とも言えるアルバムなのである。 参加メンバーはOrlando Allen(drums)、Dave Sturt(ba…

Henry Flyntに再び熱くなっています。

哲学者であり、60年代にGeorge Maciunasの提唱したフルクサス運動にLa Monte Youngらと参加していたアメリカの現代音楽作家Henry Flynt。ただフルクサスは、政治的イデオロギーや権威主義的なことですぐにその一派から遠ざかってしまう。そして、彼が向かっ…

Pere Ubu、カルトホラー映画「恐怖の足跡(原題:Carnival of Souls)」をベースに新作!

Pere Ubu / Carnival of Souls 昨年の「Lady from Shanghai」に続く新作が早くも登場です。「Carnival of Souls」と題された本作は、1962年に公開された Herk Harvey監督のカルトホラー映画「恐怖の足跡(原題:Carnival of Souls)」をベースに制作されたア…

LAFMS の重鎮Joseph Hammerの道無き旅、ドツボに嵌ってどっぴんしゃん!

Joseph Hammer / Roadless Travel LAFMS(Los Angeles Free Music Society)関連というと私の場合、SmegmaとRick Pottsは好きなのでアルバムも色々と持っている。UnboxedやThe Lowest Form Of Music(CD10枚組)と言ったLAFMSコンピレーションなども持ってい…

Arnold Dreyblatt、2枚のアルバムより

Arnold Dreyblattは、Pauline Oliveros、La Monte Young、Alvin Lucierといった巨匠の下で音楽を学んだアメリカの作曲家です。1984年よりドイツのベルリンを拠点に活動しています。エクスペリメンタルでアヴァンギャルドな音楽を展開するArnold Dreyblattの…

Led Zeppelin(リマスター・デラックス2CD・エディション)を聴く!

CDプレーヤーを修理に出していた為、買った初期アルバム3作品のCDを聴いてないことを前回のブログで書いた。私は2003年のバンド結成35周年を記念したオリジナル紙ジャケもすべて持っているが、別に慌てて聴く必要もないなと思っているうちに、聴くタイミング…

再結成から10年、前作から23年だせ!

Pixies / Indie Cindy 新作がリリースされるなんて、思いもよらなかったPixies。Kim Dealが脱退したことでジ・エンドだと思っていた。その後の新メンバーを巡ってのゴタゴタ、そんな状況での新作「Indie Cindy」なのであります。しかし、Kim Dealの重しが取…

Boston号、11年振りに我が家へ帰還しました!

昨年12月にリリースしていたBostonの11年振りの新作「Life, Love & Hope」が届きました。ジャケットをみて思わずニンマリですね。あのBoston号が正面から描かれています。これは70年代の2枚のアルバム「幻想飛行」「Don't Look Back」以来の快挙ですよ!70年…

Beck流アンビエント・サウンド ? 「Morning Phase」

Beckの6年振りの新作「Morning Phase」を聴く。今回は2002年リリースの「Sea Change」の時に共演したミュージシャンと再び一緒にレコーディングしたということだが、私が買った輸入盤CDには一切クレジットがない。雑誌のインタビューによると、セルフ・プロ…

Sun City Girls あれこれ

Sun City Girlsといっても今どきのアイドル・クループじゃありませんよ。1982年に結成して、ハード・コアからフォーク、そしてノイズまで縦横無尽にジャンルの垣根をぶっ壊して胡散臭い活動(おっと、失礼!)を続けてきたアメリカのローファイ・バンド。200…

Mogwai流レイブ・サウンド!

2011年にリリースされたスタジオ・アルバム「Hardcore Will Never Die, But You Will.」から3年振りの新作「Rave Tapes」であります。ただ、この間に「Hardcore Will Never Die,~」の収録曲をリミックスしたアルバム「A Wrenched Virile Lore」を2012年に、…

2013年はこれで決まり!私的ベストアルバムBardo Pond「Peace On Venus」

Bardo Pond「Peace On Venus」 90年代初期の頃から活動を続けているアメリカン・サイケデリック・バンドBardo Pondの新作が届きました。彼らの場合、リリース量が多い為、通算何作目なのか分らんところがある。昨年リリースされた「Yntra」が実験的な内容で…

ラジオドラマ作品集 By Brunhild & Luc Ferrari

Brunhild & Luc Ferrari / Contes Sentimentaux(4CDBOX) フランスの作曲家であり、アヴァンギャルド、エクスペリメンタル、フィールドレコーディングスといった言葉が当て嵌まるLuc Ferrari(1929~2006)の興味深い4枚組BOX「Contes Sentimentaux」が遂に…

Psychic Rally ‎– Transmission 104.5 1989-1995

http://www.discogs.com/Psychic-Rally-Transmission-1045-1989-1995/release/4896861 スイスで1989年から95年まで月一で放送されていたノイズ実験音楽ラジオ番組「Psychic Rally」の記録音源が、10枚組CDボックスとしてリリースされました。番組のホスト役…

The Garbage & The Flowers「Eyes Rind As If Beggars」

The Garbage & The Flowers「Eyes Rind As If Beggars」 ニュージーランドのサイケ・Lo-FiバンドThe Garbage & The Flowersの1997年にリリースされた1stアルバム「Eyes Rind As If Beggars」がリイシューされました。初CD化であり、1992年のデビュー・シン…

Main / Ablation

Robert HampsonのMain名義による久しぶりのアルバム。なんとStephan Mathieuを迎えてのコラボレーションであります。ミニマル・ドローン好きには、たまらないアルバムだと思うが、もう少し何かが欲しい。10年以上前だったら、この手のサウンドは、もの凄く大…

Randall Nieman(Mind Expansion Records)からの贈り物?

昨年11月に、PayPalを利用して海外レーベルからCDをオーダーしたが、1カ月過ぎても、サンクスメールも来ないし、もちろんCDも届かなかった。こちらからメールで、早くCDを送ってくれ!といったメッセージを送ったら、メールが配信出来ないで戻って来た。 困…

単なるサントラ盤の域を超えたMogwaiの「Les Revenants」

Mogwaiの今回の新作は、フランスTVドラマ「Les Revenants」のサントラ盤であります。このドラマの脚本を手掛けたのは、フランスの新鋭映画監督Fabrice Gobertです。この人、2010年に映画「Simon Werner a disparu...」のサントラにSonic Youthを起用すること…

Thinking Fellers Union Local 282 「Admonishing the Bishop」 

2011年にAll Tomorrow's Partiesで久しぶりに復活ライブを行ったThinking Fellers Union Local 282。2001年以降は、2004年に2回、ライブ活動を行っただけである。もちろん、新作もリリースされていない。そんなTFUL282であるが、未だにコアなファンは多い。 …

The Strokes / Comedown Machine (簡単コメント)

解散説が飛び交うThe Strokesの2年振りの新作。多彩なことをやっているのだが、バンド・サウンドとしては纏まって聴こえる。初期のポスト・ガレージ色はないものの、このバラエティー路線も有りかと思う。 こうなってくると、断然ライブが観たくなってくるの…

My Bloody Valentine 「mbv」

マイブラ22年ぶりの新作。以外にも簡単にリリースされてしまったのである。昨年のリマスター盤が、本当に出るのか?との思いでCDが届くまでは半信半疑だったことを考えると、少し唐突な感じもする。しかも、自主制作でセルフリリースなのである。私はオフィ…

Pere Ubu「Lady from Shanghai」 Pere Ubu流のダンス・ミュージック?

奇才David Thomas率いるアヴァンギャルド・ガレージ・パンク・バンドPere Ubuのデビュー35周年を飾る新作「Lady from Shanghai」が届きました。David Thomas曰くPere Ubu流のダンス・ミュージックとのこと。とは言っても、Pere Ubuですから、まともにダンス…

想像を絶する下手くそさとはもう言わせないぞ!Giuseppi Logan

私がGiuseppi Loganを知ったのは、ちょうど1年前に発行された新書本「聴いたら危険!ジャズ入門」というフリージャズのガイドブックであった。著者はSFミステリー作家の田中啓文氏でありますが、残念ながら、私はこの人の小説を読んだことは無い。しかしな…

Oren Ambarchi の2012年にリリースされたアルバムより2枚をピックアップ

オーストラリア出身で、エクスペリメンタルなギターを奏でるOren Ambarchi。彼は、90年代後半ぐらいから、エクスペリメンタル・ミュージック・シーンで、その名前を知られるようになってきた。私が、実際に音源を聴いたのは、2000年代前半のKeith Roweとのコ…

Current 93 / And When Rome Falls

Current 93 / And When Rome Falls 毎年新作をリリースしているCurrent 93であります。今回の新作は、David Tibet(ヴォーカル.)、Maja Elliott(ピアノ)、John Contreras(チェロ)、という3人編成での2005年11月28、29日のライブ盤。伝説のシンガーソン…

Sun Araw & M. Geddes Gengras Meet the Congos(CD+DVD)

Sun Araw & M. Geddes Gengras Meet the Congos Sun ArawことCameron StallonesとLAの実験音楽家でSun Arawのアルバム・マスターなども手掛けるM.Geddes Gengrasの2人が、ジャマイカまで行って、ダブ/レゲエ界のヴォーカルクループThe Congosとコラボレーシ…

Volcano The Bear「Golden Rhythm-Ink Music」

Volcano The Bear「Golden Rhythm-Ink Music」 1995年にイギリスのレスターでAaron Moore、Nick Mott、Clarence Manuelo、そしてDaniel Padden の4人によって結成されたVolcano The Bear。彼らのエクスペリメンタルなインプロバイズド・ミュージックは、その…

2012年ベスト入り確定のこの1枚、「Fuxa / Electric Sound of Summer」

Fuxa / Electric Sound of Summer Randall Niemanのソロ・プロジェクトになってしまったFüxa。10年振りのニューアルバム「Electric Sound of Summer」がリリースされました。3年ぐらい前から、自身のレーベルMind Expansion Recordsでは、Coming Soonになっ…

孤高のギタリストSteven R. Smithの次なるユニット「Ulaan Markhor」

Ulaan Markhor 孤高のギタリストSteven R. Smith.の「Ulaan Khol」3部作に続く、新たなるソロ・ユニット「Ulaam Markhor」がリリースされました。Steven R. Smith.については、日本では、殆ど知名度がなので、彼のバイオグラフィーを紹介しながら、新作「Ula…