ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

2023年8月のディスカホリック(朝霧Jamに出演が決まっているThe Album Leafの10月20日渋谷WWW Xでの公演に行きます)

8月は毎年フジロス状態に陥る。ちょっと大袈裟かもしれないが、2月にチケットや宿を確保してからは、それを楽しみに生きてきた部分もある。北海道の田舎町に住んでいると、そう簡単にライブを観に行くことが出来ないことも大きい。何とか次の楽しみというこ…

謎のJärnakollektivetが奏でる瞑想的で中毒性の高い不思議な世界!

これまでスウェーデンのアンダーグランド・ミュージックシーンについて色々と書いてきました。今回は2022年よりカセット音源をセルフ・リリースし続けていたJärnakollektivetを取り上げます。音源の公開やバイオグラフィーなどの情報が無かったため、まさに…

フジロックフェスティバル2023、7月30日(日)観戦報告

フジロック最終日の観戦報告です。すでに今回の入場者数114,000人と発表されているが、特に多いと言った数字ではない。コロナ前と比べるとステージが3か所も減っている。そのせいなのか、メインのグリーン、ホワイト、レッド、フィールドの何れもが、それな…

フジロックフェスティバル2023、7月29日(土)観戦報告

仕事柄、マスク、手袋、コーグルは、必須アイテムで、昨年のフジロックの時、すべて装着して参加していた。今年も一応用意はしていたが、使用することは無かった。Facebook、X(Twitter)のカヴァー写真もフジロックの看板をバックしてマスクやゴーグルをし…

フジロックフェスティバル2023、7月28日(金)観戦報告

前日27日の朝9時に家を出て、午後4時に越後湯沢に到着。まずは宿にチェックインしてから駅中の越後十日町 小嶋屋のへぎそば野菜天ぷらセットを食べる。久しぶりに食べたけど、美味しかったです。シャトルバス乗り場の混雑具合を確認して、前夜祭に参加するこ…

2023年7月のディスカホリック

明日、フジロックに向けて出発します。北海道の田舎町なので朝9時に家を出ても越後湯沢に着くのは午後4時ぐらいです。在来線と北海道新幹線、上越新幹線を使用します。函館から飛行機を利用した方が少し安いと思うが、時間的には殆ど変わらない。都内に入ら…

フジロック2023、私的タイムテーブル!

いよいよ、来週に迫ったフジロック。毎年のように私的タイムテーブルを考えるけど、殆どその通りに行動したことは無いですね(笑) その日の天候や自分の体力で、その都度、変ってきます。今年は無理せずに、のんびりと観戦すると決めていますしね。特に準備…

モロッコの伝統楽器ゲンブリを演奏するマルチ奏者Joshua Abrams率いるNatural Information Societyの新作!

モロッコの伝統楽器ゲンブリを演奏するベーシストとして存在感を示すマルチ奏者Joshua Abrams。90年代後半にシカゴを拠点としたポスト・ロックバンドTown And Countryでの活動を行いつつ、ソロ活動やSam Prekop、Rob Mazurek、David Grubbsらの作品に参加し…

Kammerflimmer Kollektiefの新作 “Schemen” ラディカルでエキセントリックな世界を体感して欲しい!

Thomas Weber率いるドイツのエクスペリメンタル・バンドKammerflimmer Kollektief。90年代後半に結成され、サイケデリック、フリー・ジャズ、ノイズといった要素を絡めたポスト・ロックを奏でてきました。結成時は6人編成で、流動的なメンバー構成であった。…

2023年6月のディスカホリック

2002年から行き始めたフジロック。2020年は中止、2021年は断念したけど、今年も行きますよ!今回で20回目です。2002年の時、メディアのインタビューを受けて “40過ぎのオヤジがフジロックなんて、場違いで申し訳ありません” 的なことを言っていたことを思い…

スウェーデンのDan Johansson率いる音楽ユニットEnhet För Fri Musikに嵌っています。

スウェーデンのアンダーグランド・シーンをこのブログで色々と取り上げてきた。今回はヨーテボリを拠点としたDan Johansson率いる音楽ユニットEnhet För Fri Musikを取り上げます。80年代からインダストリアル、ノイズ、パンク、フォークなど様々なバンドに…

Tony Conrad、Arnold Dreyblatt、Jim O'Rourkeによるアーカイブ音源 “Tonic 19-01-2001” は、前衛音楽ファン必聴の1枚!

Oren Ambarchi主宰の前衛音楽を中心としたレーベルBlack Truffleの100タイトル記念としてTony Conrad、Arnold Dreyblatt、Jim O'Rourkeの3人による2001年のアーカイブ音源 “Tonic 19-01-2001” がリリースされました。 本日は、このアルバムを取り上げます。…

Randall Nieman率いるFüxaの22年作 “Covered In Stars” は、Sonic Boomに対するオマージュを表したアルバムです。

1994年にRandall NiemanとRyan Andersonの2人が中心となって活動を始めたFüxa。90年代のDarla Recordsが、Bliss Outシリーズとしてエレクトロニックスを駆使したスペースロックを多く取り上げており、密かなSi-Fiブームを起こしていた。Füxaもその一角を担う…

2023年5月のディスカホリック

このところPCの調子が悪くてネットに繋がりにくく、すぐに固まったりしていた。それでも何とか騙し騙し使っていた。前回2016年の時は完全にPCが起動しなくなってから慌てて購入したこともあったので、今回は早めに替えかえた。機種はこれまでと同様に富士通…

2023.5.11 The Steve Hillage Band and Gong@川崎Club Citta

The Steve Hillage BandとGongによる夢のジョイント・ライブに行ってきました。The Steve Hillage Bandといっても現在は、Steve HillageとパートナーであるMiquette Giraudyの2人とGongのメンバー5人が参加した編成となっています。Steve HillageとMiquette …

La Tèneのスピリチュアルなドローン・エスノフォーク!

民族音楽をモチーフにミニマルなドローンミュージックを展開しているLa Tène。手回し器具のついた弦楽器のハーディ・ガーディ担当のフランス人Alexis Degrenier、ふいごを付けたオルガンのハルモニウムとエレクトロニクスを操るスイス人D'incise、トライバル…

2023年4月のディスカホリック

2023年4月のディスカホリックは、レコード6枚、CD3枚、カセット1本の10作品の購入実績でした。毎月のディスカホリックは購入履歴を書いているだけですが、その中で過去に個別で取り上げているバンドやアーティストもある。その記事を出来るだけリンクしたい…

Steven R. Smithの変名ユニットによる2つの新作

様々な変名ユニットを駆使して活動しているSteven R. Smith。このブログでも多く取り上げており、昨年の年間アルバム・ベストNo.1にUlaan Passerine ”Sun Spar” を選出している。今回、早くもUlaan Passerineの新作が2月に、そして3月にはUlaan Kholの新作も…

Magic Tuber Stringbandの新作 “Tarantism” は、音楽セラピスト的な1枚!

アメリカ・ノースカロライナ州ダーラムを拠点とするCourtney WernerとEvan Morganの男女デュオMagic Tuber Stringband。Courtney Wernerの奏でるチェロ、フィドルに絡むEvan Morganのギター、バンジョー、パンプオルガン、シュルティ・ボックス、フィールド…

Aksak Maboulの新作は、オーディオ・ラジオドラマといえるコンセプチュアル作品です!

1977年にMarc Hollanderのソロ・ユニットとしてスタートしたベルギーのAksak Maboul。40年ぶりのリリースで話題となった2020年のカムバック作 “Figures” に続く新作が、自身のレーベルCrammed Discsより ”Made To Meadure” シリースの第48作目としてリリース…

Blodの新作 “Där Ska Barnet Vara” は、悟りの境地へと導いてくれる1枚!

スウェーデンのアンダーグラウンド シーンで活躍しているGustaf Dickssonのソロ・プロジェクトBlod。昨年の年間アルバム・ベストNo.2に選出した “Pilgrimss​å​nger” に続く新作がDiscreet Musicよりレコード・オンリーでリリースされました。 Blod / Där Ska…

2023年3月のディスカホリック(フジロックに矢沢永吉の名前が!!!)

フジロックに矢沢永吉の名前が!!! リアルタイムで ”成りあがり” に影響を受けた世代です。40年前位に永ちゃんのライブを観に行って暴走族に絡まれそうになったことで、聴かなくなったと言うのはありますけどね(笑) 今回は観たいです!! 2023年3月のデ…

オーストラリアの男女デュオErasersの奏でるミニマルでマントラをベースにしたポップミュージック!

オーストラリア・パースを拠点に活動しているRupert ThomasとRebecca Orchardのエクスペリメンタル・ポップ・デュオErasers。地元パースのアンダーグランド・シーンで10年以上の活動歴があって、近年のニューエイジ・ミュージック見直しの中で、注目を浴びる…

ニュージーランドのダウナーなフォーク、ロックを奏でるThe Strange Girlsの追悼盤に魅了されています

ニュージーランドのClayton Noone、Kaaterama Morehuによるローファイでダウナーなフォーク、ロックを奏でるカルト・デュオThe Strange Girls。1999年に結成され、2020年にKaaterama Morehuが亡くなるまで断続的に活動していた。そんな彼らの存在を知ったの…

SunwatchersとEugene Chadbourneのコラボレーション・アルバム “3 Characters” が奏でるMinutemen、Doug Sahm、Henry Flyntの世界!

政治的メッセージを掲げながら、ジャンルの垣根をぶっ壊して様々なサウンドを奏でるポストパンク・バンドSunwatchersと70年代からジャズ、カントリー、フォーク、ブルース、ロックなど自由奔放に独自の音楽を構築してきたギタリストEugene Chadbourne。両者…

2023年2月のディスカホリック

2月のディスカホリックはカセット8本(頂きものを含めて)、レコード5枚、CD1枚の合計14作品の購入実績でした。カセットの購入が多いです。海外系はカセットかレコードが中心で、コロナ前と比べるとCDリリースはかなり減っている気がします。以前はCDRもあ…

フランスの女性シンガーLeonore Boulangerの新作は、幼稚園で奏でられるクラウトロック?

フランスの女性シンガーLeonore Boulangerは、民族音楽や現代音楽、シャンソン、フォークなどを様々な要素を組み合わせたエクスペリメンタルなポップミュージックを展開しています。彼女の3年半振りとなる5作目が、昨年11月にフランスのレーベルLe Sauleとベ…

フジロック2023、出演者第1弾発表!!

フジロック2023、出演者第1弾が発表になりました。Yo La Tengo、Slowdiveはもの凄く嬉しい。予想していたThe Strokesの他、Foo Fighters、Weezerなど、ギターロックの復活です。フジらしさで言うとJatayuですね。インドのジャズ、ファンク、ロックを絡めたバ…

The Steve Hillage Band & Gong 来日

勝手にGong Familyと名乗っている私だけに、これはもう行くしかないですね。The Steve Hillage BandといってもバックのメンバーはGongです。チケットの販売はこれからですが、飛行機と宿を確保しました。2020年8月に、このメンバーでライブの予定が有りまし…

2023年1月のディスカホリック(スウェーデンのアンダーグランドシーンで活躍しているBlodとAstrid Øster Mortensenのレコード2枚だけの購入でした)

2023年1月のディスカホリックはレコード2枚の購入実績でした。これ以外は年末年始でBandcamp 2社にカセット4本とイギリスのCDショップにレコード1枚を注文しています。出荷確認は出来ていますが、まだ商品は届いていません。海外の運送事情が、国によっては…