ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

2月のディスカホリック

 

音楽配信の定額聴き放題サービスが日本でも話題になってきた今日この頃。それでも相変らすせっせとCDを買い漁っています。枚数はかなり減っていますが・・・

さて、2月のディスカホリックであります。今年もまだ2ヵ月しか経っていませんが、年間ベスト有望とか決定などと騒いでいます。はたしてどうなのかな(笑)

 

 

 f:id:hiroshi-gong:20130311004451j:plain

Nurse With Wound / Sucked Orange/Scrag(2CD

90年のA Sucked Orange87年のScrag2枚組になってのリイシュー。短編コラージュ・ノイズを中心としたアルバム。平均すると2分にも満たない曲が、矢継ぎ早に変わるので、もう少しじっくりと聴かせて欲しいと思うが・・・

 

 

f:id:hiroshi-gong:20130311004845j:plain

John Cage / John Cage Shock Volume 2

ジョンケージ・ショックの第2弾。David Tudorのピアノ・ソロでStockhausenの曲を演奏した音源とDavid Tudor一柳慧、小林健二らの演奏に小野洋子のアヴァンギャルドな奇声が絡む音源の2曲。50年以上前に、こんなことをやっていたことに驚きを感じてしまった。

 

 

f:id:hiroshi-gong:20130311005057j:plain

Alvarius B(2CD

Sun City GirlsAlan Bishopによる変名ユニットAlvarius B1998年にLPでリリースされた2ndアルバムのリイシュー。アコギとヴォーカルだけで、アシッドなフォーク・ソングを奏でています。このぶっ壊れた感じは尋常ではない。

 

 

f:id:hiroshi-gong:20130311005224j:plain

Nels ClineElliott Sharp / Open The Door

Wilcoの変態ギタリストNels Cline とマルチプレイヤーElliott Sharpとのコラボレーション第2弾。ギター2本によるフリーインプロビゼーションの世界。

 

 

 

f:id:hiroshi-gong:20130311005446j:plain

Who's That Man: Tribute to Conny Plank(4CD)

Conny Plank19401987がプロデュースを手掛けたNeuD.A.FPhewなどのオリジナル楽曲にリミックス集とMobius/Plank/Steffen1986年メキシコ公演のライブ・アルバム(未発表)を加えた4BOX。ジャーマン系クラウトロックは、毎度お馴染みであるが、初めて聴くPhewは、オリジナル楽曲、リミックスともにちょっと衝撃的。

 

 

 f:id:hiroshi-gong:20130311005716j:plain

Mice Parade / Candela

Adam Pierceのソロユニット。90年代後半のThe Dylan Groupからフォローしてきたけど、昔のような感動や衝撃は感じられなくなったかな?長年の朋友であったDylan Cristyの名前がクレジットにないのは、ちょっと寂しい。

 

 

 f:id:hiroshi-gong:20130311005940j:plain

The Album Leaf / Forward Return+Torey's Distraction(2CD

こちらも、90年代の後半のTristezaよりフォローしてきたけど、ポスト・ロックという言葉がリアリティーを失ったように新鮮味が感じられない。国内盤のみサントラ盤Torey's DistractionDigital release only.を追加して2枚組したのが救いだったかな?

 

 

f:id:hiroshi-gong:20130311010038j:plain

Psychic Ills / One Track Mind

Psychic Ills5作目。このサイケアシッド感は、いいだけ使い尽くされた手法だけど、未だに麻薬的な魅力がある。前作同様に年間ベスト入り有望な1枚。

 

 

f:id:hiroshi-gong:20130311010139j:plain

Atoms for Peace / Amok

予想以上の素晴らしいアルバムにちょっと驚いている。年間ベスト決定の1枚。とにかくライブが観てみたい。よりエレクトロ・ミュージックに近づいたサウンドであるが、これを肉体派ベーシストFleaRed Hot Chili Peppers)が、どの様に対応していくのか、非常に楽しみである。