音楽配信の定額聴き放題サービスが日本でも話題になってきた今日この頃。それでも相変らすせっせとCDを買い漁っています。枚数はかなり減っていますが・・・
さて、2月のディスカホリックであります。今年もまだ2ヵ月しか経っていませんが、年間ベスト有望とか決定などと騒いでいます。はたしてどうなのかな(笑)
Nurse With Wound / Sucked Orange/Scrag(2CD)
90年のA Sucked Orangeと87年のScragが2枚組になってのリイシュー。短編コラージュ・ノイズを中心としたアルバム。平均すると2分にも満たない曲が、矢継ぎ早に変わるので、もう少しじっくりと聴かせて欲しいと思うが・・・
John Cage / John Cage Shock Volume 2
ジョンケージ・ショックの第2弾。David Tudorのピアノ・ソロでStockhausenの曲を演奏した音源とDavid Tudor、一柳慧、小林健二らの演奏に小野洋子のアヴァンギャルドな奇声が絡む音源の2曲。50年以上前に、こんなことをやっていたことに驚きを感じてしまった。
Alvarius B(2CD)
Sun City GirlsのAlan Bishopによる変名ユニットAlvarius Bの1998年にLPでリリースされた2ndアルバムのリイシュー。アコギとヴォーカルだけで、アシッドなフォーク・ソングを奏でています。このぶっ壊れた感じは尋常ではない。
Nels Cline、Elliott Sharp / Open The Door
Wilcoの変態ギタリストNels Cline とマルチプレイヤーElliott Sharpとのコラボレーション第2弾。ギター2本によるフリーインプロビゼーションの世界。
Who's That Man: Tribute to Conny Plank(4CD)
Conny Plank(1940~1987)がプロデュースを手掛けたNeu!D.A.F、Phewなどのオリジナル楽曲にリミックス集とMobius/Plank/Steffenの1986年メキシコ公演のライブ・アルバム(未発表)を加えた4枚BOX。ジャーマン系クラウトロックは、毎度お馴染みであるが、初めて聴くPhewは、オリジナル楽曲、リミックスともにちょっと衝撃的。
Mice Parade / Candela
Adam Pierceのソロユニット。90年代後半のThe Dylan Groupからフォローしてきたけど、昔のような感動や衝撃は感じられなくなったかな?長年の朋友であったDylan Cristyの名前がクレジットにないのは、ちょっと寂しい。
The Album Leaf / Forward Return+Torey's Distraction(2CD)
こちらも、90年代の後半のTristezaよりフォローしてきたけど、ポスト・ロックという言葉がリアリティーを失ったように新鮮味が感じられない。国内盤のみサントラ盤Torey's Distraction(Digital release only).を追加して2枚組したのが救いだったかな?
Psychic Ills / One Track Mind
Psychic Illsの5作目。このサイケアシッド感は、いいだけ使い尽くされた手法だけど、未だに麻薬的な魅力がある。前作同様に年間ベスト入り有望な1枚。
Atoms for Peace / Amok
予想以上の素晴らしいアルバムにちょっと驚いている。年間ベスト決定の1枚。とにかくライブが観てみたい。よりエレクトロ・ミュージックに近づいたサウンドであるが、これを肉体派ベーシストFlea(Red Hot Chili Peppers)が、どの様に対応していくのか、非常に楽しみである。