ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

フジロックフェステバル2013、7月27日(土)観戦報告

フジロック2日目です。昨日の疲れは温泉で癒して、今日も頑張ります。いつもの様に越後湯沢の駅に行ってみると、昨日とは打って変って長蛇の列。昨日が平日だという事もあるけれど、やはり、Biork人気なのでしょうね。Biorkの単独公演もあるけど、確実に観るのなら、フジロックに行くのが手っ取り早いですからね。

 

さて、本日の前半戦は、特にこれと言って観たいと思うものが無かった。そんな時は、ギターパンダ山川のりを)を観にいこうかな?タイムテーブルを見ても、ギターパンダについては何も書かれていない。ただ、フジロックの全体会場のイラスト図を見ると、Day Dreaming&Silent Breezeの会場には、ギターを持ったパンダがちゃんと描かれている。問題は何時に現れるかということだが、それはギターパンダTwitter1340分と確認した。これは、もう行くしかないでしょう!

 

このDay DreamingSilent Breezeには、ドラゴンドラに乗って行くのであります。少し前までは、穴場的な存在であったが、DJイベントが定番で行われていて、ギターパンダが神出鬼没で現れることで評判の高くなっているエリアである。ドラゴンドラ乗り場には、沢山の人が居た。こんなに人気になっていたとはね。

 

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この時点では、雨は降っていなかった。いざ、ドラゴンドラに乗って出発してみると、雨が降り始め、雷が鳴り始めた。雷が鳴ると安全装置が働いて、ドラゴンドラは停まってしまうのである。何回も停まり、こんな所で停められてどうするんだよと思いつつ、やっとの思いで山頂まで辿り着いた。到着すると、係員に雷雨の危険もあるので、早めに戻ってくださいと言われた。もうすでに降りる人で長い列が出来ていた。もちろん、行われるイベントは中止である。せっかくギターパンダに会いに来たのに残念である。とりあえず、満員のレストランで食事を済ませて戻ることにした。帰りのドラゴンドラは、何とかスムーズに動いていたが、上りの方には、もう客を乗せて居なかった。

 

ドラゴンドラを降りてみると、雨はさらに激しく降ってきた。気持ちを切り替えて、グリーン・ステージに行ってみる。1420分からの奥田民夫が始まっていた。豪雨の中、どこに行く気にもなれず、そのまま奥田民生を観ることにした。日本のロックに関して、あまり馴染みのない私ですが、CMでお馴染の曲なども演奏し、4人編成でバンドとしてのポテンシャルも高く、素晴らしいライブでした。昨日、観ることは出来ませんでしたが、Charのライブにも参加して、セッションをしたようです。

 

その後もグリーン・ステージにて、Foalsを観る。相変わらずの豪雨である。レイン・コートを着ているとはいえ、中はTシャツ1枚だけである。少し寒気もしてきた。これは拙いと思い、ライブの途中であるが、アーティストTシャツを買う為に、グリーン・ステージを離れることにした。アーティストTシャツ売り場では、すでに売り切れになっているものもあったが、何とかNine Inch NailsのTシャツを購入することができた。木陰に入ってこのTシャツを着ることで、少しほっとした。

 

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さあ、次は17時20分からレッド・マーキーで行われるDarkstarです。私がこのDarkstarの存在を知ったのは、今年リリースされた新作「News From Nowhere」のプロデューサーにRichard Fombyを起用したことが切っ掛けでした。Richard Fombyといえば、後期のSpacemen3、初期のSpectrumのメンバーであり、Dakota Suiteのプロデューサー兼メンバーでもあった人物です。そんなことで期待をしていたのですが、イマイチ盛り上がらずに終ってしまった感じ。ダブステップの次世代アーティストと言われていますが、もう少しライブを意識した展開があってもよかったと思う。まあ、今後に期待しましょう。

 

レッド・マーキーを出てみると、豪雨は止んでいた。急いでKarl Hydeを観る為にグリーン・ステージに向かう。Underworlのメンバーとして活動中のKarl Hydeが、自身初のソロ・アルバム「Edgeland」をリリース。Underworldの様なエレクトロ・ダンス・ミュージック的なものを封印して、歌もので真っ向勝負したのである。雨上がりの夕刻にあのヴォーカルは、豪雨で心身ともに疲弊していた体に優しく響き渡るのであった。あの時間帯に観客を煽ることなく淡々と、そして、ゆっくりとした時間を過せたのもフジロックとしては、非常に快挙なことだと思う。個人的には、豪雨で折れ掛かった気分を一掃してくれた素晴らしいライブなのであった。

 

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時刻は19時30分を過ぎていた。本日の最後は20時20分からのBjorkを観て終了である。その前にオアシス・エリアで食事を取ることにした。食事の後、あたりを散策していたら、苗場食堂の特設ステージで20時10分から夏木マリが出演することになっていた。さわりの部分だけを観てBjorkを観に行こうと思っていたが、セッティングに時間が掛かり中々始まらない。そのうち、Bjorkの始まる時間になって、オアシス・エリアから大勢の人たちが、グリーン・ステージへと流れるのが確認できた。しかし、この苗場食堂にも多くの観客が集まっていたのであった。こうなったら夏木マリを観て行くしかないと思った瞬間に、やっと登場である。若い頃、歌いたかったジャニス・ジョプリン斉藤和義のカヴァー曲など含めて、キュートでパワフルなライブであった。結局、30分ぼどであったが最後まで観てしまったのである。

 

 

急いでグリーン・ステージに行ってみると、大勢の観客で一杯であった。流石はBjorkである。私は10年前の2003年にもBjorkを観ている。その時のステージングが凄かったことを覚えているが、今回はそれ以上に異様な光景なのである。ミュージカルでも観ている様な感じで、観客を圧倒させていた。この繊細で大胆なステージングこそ、Bjorkなんだ!と言うことを改めて実感させられたライブであった。

 

 

ネットからの写真を拝借しました。

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本日はこれにて終了であります。まだ、あと1日ありますね。