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ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

2013.11.22 System7@札幌Duce

ライブ・レビュー

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RovoSystem7の合体フルアルバム「Phoenix Rising」の発売を期してのライブツアーであります。ただし札幌はSystem7の単独ライブなのでありました。実はSystem7を観るのは、今回が初めてなのでありました。2009年のフジロックの時に、Gongのメンバーとして、Steve HillageMiquette Giraudyを観ている。Gongの後がSystem7のライブという夢のようなタイムスケジュールであったが、もの凄い豪雨でGongを観た後は、精根尽き果ててしまったのである。オレンジコートは泥沼状態で早くここから脱出しなければならない思い出で会場を後にした。何とも根性無しの私であった。実際、System7の後のオールナイトフジは中止になったほどの豪雨であった。

 

毎度のことながら、前置きの長い書き出しであります(笑)。さて、ライブの方は21時オープンとなっていた。System7の他に多数のDJ達が、ラインナップとして名を連ねていた。このことからして、オールナイトであることは想像できた。問題はSystem7が、何時に登場するかである。20時ぐらいに札幌Duceに行ってみると、ドアが少し開いていたので中に入ってみた。フロワーはガラスの扉だったので、中の様子が伺えた。何とSystem7がリハーサルをやっていた。スタッフの人に確認すると、System7の登場は午前3時で、出入りは自由とのことである。ドラムはいないけど、Steve Hillageは目一杯ギターを弾くとも話してくれました。ただ、午前3時なので、一旦ホテルに戻って出直しすることにした。札幌Duceが、札幌オリエンタルホテルの地下にある。もちろん、本日の宿は、この札幌オリエンタルホテルなのであります。もの凄くリーズナブルなホテルでしたね。仮眠しようかと思ったけど、ススキノの近くなのでウロウロと徘徊して午前2時に札幌Duceに入った。

 

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ちょうどDJ44が音楽を流していたのであった。クラバー達に交じってプログレリスナー的な人種も多くいたことにちょっと安心した。徐々に人も多くなってきた。そして3時ちょうどにSystem7のSteve HillageMiquette Giraudyが登場した。DJ44の音楽がフェイドアウトするのに合せてSystem7の演奏が始まった。Steve Hillageのギターはグリッサンド奏法から始まり、それを支えるMiquette Giraudyのエレクトロニックなサウンドは、ドローン・アンビエントな感じで、それまでのダンサブルな雰囲気を一変させてしまった。これぞ、System7の世界である。思わす拳を握りしめた。

 

ドローン・アンビエントからプログレッシブな雰囲気まで、多彩なサウンドで攻めて来る。それらの楽曲を途切れることなく繋ぎ合せたドラマティックな展開なのであります。特に中盤以降に演奏された「Hinotori」からは、Steve Hillageのギターワーク全開です。フロワー全体もカオスティックな盛り上がりで、グラバーの一部が感極まってステージに上がる一幕もありました。Miquette Giraudyが優しく囁くようにそれを制止していました。ライブ終了直後、そのクラバーとMiquette Giraudyが握手をしていたことに心温まるものを感じましたね~。

 

午前3時から始まったライブは、1時間半ノンストップの演奏で終了しまた。これで終わりかと思ったら、なんとアンコールまで行ってくれました。その後も、DJによる演奏は続いているのだが、もう体力の限界ですね。ホテルに戻って寝ることにした。帰り際、若いオーディエンスが、Steve Hillage60歳を超えてもパワフルなことに対して、俺たちはまだまだ頑張らなくてはならないと言ったことを豪語していました。

 

実に素晴らしいライブであった。でも、やっぱりRovoとの合体ライブで、ツインドラムやヴァイオリンが鳴り響く中でSystem7のサウンドを聴きたかったです。