ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

Spiritualized vs. Oneida、インプロ勝負!

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J. Spaceman & Kid Millions / Live At Le Poisson Rouge (LP + 7")

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SpiritualizedのJ. Spaceman(Jason Pierce)とOneidaのKid Millionsの2人による2013年9月11日のインプロ・ライブを収録したアルバムをリリース。LPと7インチという変則的なリリースで、これもRecord Store Day絡みであります。

 

J. Spacemanの変幻自在に繰り出すギター&キーボードのサウンドに、77ボアドラムなど数々のセッションをこなしてきた百戦錬磨のつわものドラマーKid Millionsとのインプロ勝負です。静と動の緩急を織り交ぜミニマルでカオスティックに鳴り響く様は、SpiritualizedやOneidaが奏でるサウンドよりも、アヴァンギャルドで実験的。研ぎ澄まされた必要最小限の音で臨場感あふれる空間を演出。そして、Jimi Hendrixばりのブルース・ギターも聴ける。J. SpacemanとKid Millionsだからこそ成しえたサウンドであります。オーディエンスの歓声や拍手からも、さりげなく会場の雰囲気が伝わってくるライブ盤でもあります。

 

因みに会場であるLe Poisson Rougeを調べてみると2008年にオープンしたとのことです。これまでにアヴァンギャルドや現代クラシック、そしてジャズを中心としたライブが行われている。Grand Valley State University New Music EnsembleがTerry RileyIn C Remixedの録音やライブにも使われた場所でもあることも興味深い。今回のインプロ勝負にはうってつけですね。

 

Jason Pierceは、J. Spaceman名義でこれまでもソロ活動を行なって来た。ただ、あまり知られていないのが現状である。ジャズ鍵盤奏者Matthew Shippとのコラボでドローンを奏でたり、映画Mister LonelyのサウンドトラックをSun City Girlsと共に楽曲提供したりと多彩である。SpiritualizedあるいはSpacemen 3でしかJason Pierceを聴いたことのない人にこそ、このアルバムを聴いて欲しい。

 

尚、レコードジャケットの方は、表がJ. Spaceman、裏が逆になってKid Millionsになっています。

 


J. Spaceman + Kid Millions live @ Le Poisson Rouge - NYC - YouTube