ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

フジロックフェステバル2015、7月25日(土)観戦報告

フジロック2日目です。昨日は、Foo Fightersを最後まで観てしまったので、越後湯沢の宿に戻ったのが午前1時でした。本日はカフェ・ド・パリスで13時からのPerroskyを最初に観る予定をしているので、少しのんびりです。それでも10時にシャトルバスの乗り場へ行った時には、駅構内まで溢れんばかりにフジロッカー達が並んでいました。結局カフェ・ド・パリスに着いた時には12時半近くになっていた。このカフェ・ド・パリスは、今年から廃止になったオレンジ・コートの更に奥にあって一番遠い場所にあるステージなのであります。それと、オレンジ・コートの跡地がどうなっているのかも気になっていたのですが、なにも無くただ更地のままでした。何となくもったいない感じがしますね。

 

何も無くなったオレンジ・コートの跡地

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テントステージ、カフェ・ド・パリス

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さて、チリの兄弟ロックデュオPerroskyですが、3日間色々なステージで演奏しています。被らずに時間が合ったのは、カフェ・ド・パリスでした。このテント・ステージ、カフェ・ド・パリスの中にはカウンター・バーもあって、普通にあるライブハウスと言った雰囲気です。そんな中Perroskyの演奏がスタートした。ギターとドラムで小気味いいロックロールを奏で、ブルースハーブ、テルミン、カズーがその演奏に幅を持たせていました。慣れないカクテルを飲んでPerroskyサウンドに酔いしれていました。気持ち良かったです。彼らのフジロック出演記念の国内盤CDは持っているのですが、本日の帰りがけの際、オフィシャルグッツ売り場で彼らの2013年リリースの「Vivos」を買いましたよ。

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Perroskyを観た後は、アバロン・エリアに行って少し遅めの昼食です。アバロン・エリアと言えば、もちろん朝霧食堂であります。10年以上前からここで食べなきゃフジに来た気がしないと豪語してきた私です。今回は富士宮焼きそばとグルグルウィンナーを頂きました。ごちそうさまです。

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次は16時10分からのUpendra and Friendsを観る為に木道亭に向かう。この木道亭はボードウォークの途中にステージがあります。一方通行なのでホワイトステージの入り口まで戻って行かなくてはならない。森林の中で直接日が当らない為、早めに行ってそこでのんびりすることにした。ネパール出身のキーボード奏者、Upendraを中心としたバンドで、マーダルやタブラなどの民族打楽器を用いて心地いいフュージョン・サウンドを聴かせてくれた。こんな音楽に出会えるのもフジロックの醍醐味です。

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この後は、友人と会う為に、18時からのホワイトステージでのSuper Furry Animalsに向かう。この友人、フジロックの1回目から連続参加しているのであります。ここまで来ると半ば意地で参加しているとも言っていました。まあ、こうして毎年お会いして乾杯出来る事は嬉しいです。来年も連続参加記録を延ばしていきましょうね。それで、肝心のSuper Furry Animalsですが、個人的には彼らのユーモア・センスに少し付いていけない感じ。2008年のサマーソニックでも彼らを観ているのですが、その時も印象に残らなかったことを思い出してしまった。

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2日目最後は、グリーン・ステージ21時30分からのMuseであります。ただ、このMuse、CDは持っているけど、熱烈なファンではありませんでした。これまでもフェスなんかで観る機会はあったのですが、チラ観ぐらいで終わっていました。このMuseを本気で観ようと思ったのは、やはり今回の新作「Drones」が切掛けです。これまでの色々な要素をシンプルにして、本来のギターロックバンドであることを再確認できるアルバムだったからこそ、ライブで彼らの生の演奏を観たいと思ったのです。

 そんなことで、ライブが始まるのをワクワクして待っていました。鬼軍曹の罵声から始まるビデオクリップが流れた瞬間に会場は歓気の嵐です。そうです、1曲目はPsychoでスタートです。2曲目でSupermassive Black Holeが来たときには完全にノックアウトされましたね。会場はカオス状態です。写真を撮るだけの余裕が無いぐらいライブにのめり込んでいました。新作中心かと思いきや、各アルバムから選曲されていたので、これぞ、Museの集大成的なライブであるのは間違いないです。

それにしても、Matthew Bellamyのヴォーカルとしての音域は凄い。よくもまあ、あそこまでの声が出るものだと感心してしまう。それと地味だけどベースのChris WolstenholmeとドラムのDominic Howardがいい仕事していると感じられた。3人がいてこそのMuseであることを実感させたれたライブでもありました。もちろん、2015年フジロックのベストライブであります。本日も越後湯沢の宿に戻ったのは午前1時過ぎでした。

余談ですが、家に戻ってから、Museの過去のアルバムをちゃんと聴き直している日々です(笑)。