Deep Purpleについては、それほど熱心なファンではないが、一応、2005年のサマーソニックでも観ました。Ritchie BlackmoreやJon Lordは居ないけど、第2期黄金時代のメンバー3人がまだ頑張っています。それと、今回は函館で開催するので行くしかない。こんな機会は滅多に無いし、これで盛り上がらなかったら、洋楽系のロックはもう来ないですからね。
19時、定刻にHighway Starで始まった。Ian Gillanのヴォーカルが予想以上にシャウト出来ていたことに感激してしまい、やっぱハードロックはこれじゃなきゃと実感してしまった。他のメンバーのソロ演奏も取り入れ、それぞれ個々の実力を思う存分に発揮していたと思う。サウンドの要であるギターのSteve MorseとキーボードのDon Aireyがしっかりと機能しており、バンドとしも凄く纏まっていた。
皆、活き活きと楽しんで演奏しているのが伝わって来ます。攻撃的ですべてぶち壊してしまえと言ったことは感じられず、アットホームな雰囲気でした。Ritchie Blackmoreがいたなら、こうはならなかったのでは?と思った。Deep Purpleの長い歴史の中で、10年以上もメンバーが変わっていないのは、今このステージで演奏している面々なのであります。
選曲の方は、第2期黄金時代の曲が中心でした。大方の曲を知っていたことに自分自身でも驚いています。誰もが知っている名曲があるというのは、改めて凄い。2013年リリースの新作「 Now What?! 」からも3曲演奏しました。オルタネイティブな感じでIan Gillanが気持ちよさそうに歌っていたのが印象的だった。アットホームな雰囲気と書いたが、個人的にはこれでいいのだと思う。70歳前後の爺どもが、音楽を続けるには、楽しいのが一番!ギスギスした人間関係の中では長くは続かない。その意味では、今が一番のベストメンバーだと断言する。
年齢層高めの観客も大いに盛り上がっていました。アンコール含めて2時間、楽しいライブを披露してくれた。彼らにはまだ頑張って貰い、再び日本でライブを行って欲しいです。
セットリスト
Highway Star
Bloodsucker
Hard Lovin' Man
Strange Kind Of Woman
Woman from Tokyo
Vincent Price
Contact Lost
Uncommon Man
The Well-Dressed Guitar
The Mule
Lazy
Damon's Eye
Hell to Pay
Perfect Strangers
Space Truckin'
Smoke On The Water
アンコール
Hush
Black Night