以前、Thee Repsというバンドをこのブログで取り上げた。その記事を見たThee Repsの中心メンバーであるDave RuderからFacebookのメッセンジャーを通じてメッセージが届いた。貴方がブログで取り上げているのを見たよ!自分がオーナーであるGold Bolus Recordingsの新作がリリースされたので紹介することのであった。本人から直接メッセージが来るのは嬉しいですね。ブログにFacebookやTwitterのリンクを載せていたので、そこから来たのでしょう。後で確認するとGold Bolus RecordingsのTwitterでブログがリツイートされていました。
それで、紹介してくれたのがAnaïs Mavielのセカンド・アルバム「In The Garden」でした。気に入ったのでCDかカセットで購入したいと返信した。すると、デジタルとアルバムジャケットのオブジェのみの販売であるが、気に入ってくれたということでフリーのサンプルCDを送ってくれた。Dave Ruder、有難う!!
Anaïs Maviel / In The Garden
Anaïs Mavielはヴォーカリスト、パーカッショニストであり、様々な楽器を駆使するマルチ・アーティストです。本作では彼女のヴォーカルを中心にして、アフリカの民族楽器カメレンゴニ、ブラジルの打楽器スルド、シンギングボール、ピアノを一人で演奏した2018年Obey Convention Festivalでのライブ録音です。エキセントリックなボーカルに絡む楽器が、シンプルに鳴り響きながら異空間を彷徨う不思議な世界を構築している素晴らしいアルバムです。
購入していませんが、デジタルと一緒に販売されているアルバムジャケットのオブジェです。このオブジェもAnaïs Maviel自身によるものです。
Anaïs Mavielのライブ映像です。後半、様々なミュージシャン達とのコラボレーションも行っています。
頂き物だけでは申し訳ないので、Gold Bolus RecordingsのBandcampからAnaïs Mavielのソロ・デビューアルバム「hOULe」を購入。届いてみるとGold Bolus Recordingsの 最新作としてリリースされたThe Chutneysのデビュー・アルバム「Home」も一緒に送ってくれました。
Anaïs Maviel / hOULe
Anaïs Mavielの2016年リリースのソロ・デビューアルバム。「In The Garden」と比べると、よりシンプルに彼女のヴォイスパフォーマンスを堪能できる内容となっている。使用している楽器はブラジルの打楽器スルド、シンギングボールのみで、もちろん本人の演奏です。
The Chutneys / Home
2019年11月にデビュー・アルバムをリリースしたニューヨークの実験的即興バンドThe Chutneys。Chris Cochrane(ギター)、 Fast Forward(パーカッション)、 Gelsey Bell(ヴォーカル)の3人組で、アヴァンギャルド、ノイズ、フォーク、パンクなどを要素をベースにしてインプロヴィゼーション的なサウンドを構築しています。Chris Cochraneと Fast Forwardは80年代から実験音楽シーンで様々な活動を行っています。この2人が織り成すミステリアスなインプロ・サウンドにGelsey Bellのメローから雄叫びまでの変幻自在なヴォーカルが宙を舞う世界。こちらも素晴らしいです。
Anaïs Maviel、The Chutneys、いずれもアヴァンギャルドな女性ヴォーカルを中心としたアルバムです。最近、フランスの女性ヴォーカルLeonore Boulangerなどにも嵌まっていただけに、紹介してくれたDave Ruderには本当に感謝です。Gold Bolus Recordings、今後も注目です。
Gold Bolus Recordingsのホームページです。
Gold Bolus Recordingsのホームページからバックカタログを確認してみるとSam Sowydaもリリースしています。このブログで2年前に取り上げていましたね。