ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

フジロックフェステバル2012、7月27日(金)観戦報告、その2(The Stone Roses編)

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昨年の10月に再結成を表明して、フジロックには早々と参加を決めたThe Stone Roses。過去フジロックで、Ian Brownを2回、John Squireを1回、観ている私は、まさかフジロックThe Stone Rosesが観られるとは思ってもいなかった。そんな奇跡のライブが、これから始まろうとしていた。

7月27日(金)21時30分。「I Wanna Be Adored」から、ステージは幕を開けた。Ian Brownのヴォーカルは、観客の大合唱にてよく聴こえなかったが、一音一音、音程を外さない様に丁寧に歌っているようにも思える。集まった観客が、音程を外させないように大合唱で支えているとも言えるかな(笑)。この人の場合、観客をも味方につけると言った、摩訶不思議な魅力があるのも確かですね。

2年前のフジロックでもIan Brownは、この「I Wanna Be Adored」から始めた。ただ、その時の雰囲気とは、まったく別物なのである。John SquireReni、Maniらが、居るだけで天と地の差、いや、それ以上の違いなのであります。

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ブルージーなギターからフリーキーなギターまで縦横無尽に駆け巡るJohn Squireのギター、ダンサブルなビートから破壊力満載のヘビィーなビートまで叩きつけるReniのドラム、地鳴りのように、そして、しなやかに響くManiのベース、それらすべてが重なって、けして上手いとは言えないIan Brownのヴォーカルを支えている。これぞ、4人揃ってこそのThe Stone Rosesマジックをまざまざと魅せつけられた感じです。

セットリストの方は、毎度お馴染みのファースト・アルバムを中心とした選曲になっていたが、シングルのみの曲からも、「Sally Cinnamon」「Where Angels Play」「Fools Gold」「Something’s Burning」などをやっていた。特に「Fools Gold」は、Ian Brownはもとより、John Squireまでもが、ソロ・ライブの時にも演奏していた曲である。二人にとっての思いの強い曲であることを改めて実感した。ただ、セカンド・アルバム「Second Coming」からは「Love Spreads」だけだった。

そして、ラストに演奏された曲は、「I Am The Resurrection」です。もうこれしかないですね。リリースされた時の邦題が「僕の復活」でしたから、まさに今を予見していたようなタイトルです。この曲の後半におけるインスト・バトルは、やっぱり、感動ものです。本当に観ることが出来て良かったライブでした。もちろん、フジロック2012のベスト・ライブであることは言うまでもありません。 

 


ありがとう、The Stone Roses!!!!!