フジロック2012の最終日です。昨日は午前様になる前にホテルに戻って来たので、ホテルの朝食をちゃんと食べることが出来ました。本日もいつも通りにのんびりスタートです。ただ、越後湯沢での混み具合は、初日、2日目とは違って、かなり緩和されています。さあ、今日も頑張るぞ!
まずは、レッド・マーキー、13時55分からのHowlerを観る。米ミネアポリスの新人4人組。英NMEが真っ先に取り上げて絶賛して、デビューアルバムがラフ・トレードだったので、イギリスのバンドかと思っていました。でも、アルバム・タイトルが「America Give Up」でしたね。
ライブの方は、元気一杯で楽しく爽快なサウンドを披露してくれた。レッド・マーキーの屋根のあるステージよりも、グリーン・ステージあるいは、ホワイト・ステージの方が、解放感があって彼らのサウンドには、ピッたしの感じがするけど。次回参加の時は、間違いなくグリーン・ステージで観たいバンドですね。
さて、次はフジロックのステージの中でも、穴場中の穴場Day Dreaming snd Silent Breezeに行ってみることにした。ここには、ドラゴンドラに乗って山頂まで行かなくてはならない。下界の喧騒な状況とは違う感じで、のんびりとライブやDJ、パフォーマンスが行われている。
行ってみると、何年か前と同じ様にギターパンダが、アコースティック・ライブをやっていた。そこに、怪しい3人組「ハッチェル特急楽団」にゲスト2名が加わって大パフォーマンスが繰り広げられていた。ゆったりをした雰囲気の中で大いに盛り上がったのであります。これもフジロックですね。この方々、毎年ここで何らかのことをやっているようです。
下界に降りてみると、グリーン・ステージでは、井上陽水がライブをやっていた。途中からの観戦でしたが、素晴らしいライブなのでありました。メッセージ性の強い「最後のニュース」、完全にロック化してしまった「氷の世界」、そしてラスト曲は名曲「傘がない」といったお馴染みの曲では圧巻でしたね。ここまで説得力のある日本のヴォーカリストは、彼しかいないと思ったし、それを支えるバックの演奏も凄かったです。
井上陽水の後も、グリーン・ステージに残ってJack Whiteを観る。この人の場合、女性バックバンドと男性バックバンドの両方のスタイルがあるようだが、今回は女性バックバンドでの登場であった。いきなりThe White Stripesの曲から始まったので、会場はすぐにヒートアップしてしまった。女性バックバンドとの組も合わせも非常に良かったが、18時20分からホワイト・ステージで行われるExplosions in the Skyを頭から観る為に途中でグリーン・ステージを後にした。
Explosions in the Skyは、2003年の初来日の時に観ている。その時の対バンがMonoであった。Explosions in the SkyとMonoとの交流関係は、この辺りからなのでしょうね。Mono~Explosions in the Skyの流れでタイムスケジュールを作って欲しかったと今更ながらにそう思った。観客は、そんなに多く無かったので、以外と前の方で観ることが出来た。少ない観客で、やはり外国人の割合が多い。
今回は3人のギタリストとドラマー、そして、サポートのベーシストを加えての5人編成であります。インダビューなどでは、このサポート・メンバーが加わったことで、より一層完成度の高いサウンドがライブで行えるようになったと語っています。
その完成度の高いサウンドは、1曲目の「Catastrophe and the Cure」から炸裂していました。彼らのサウンドの特徴である静と動のコントラストを巧く駆使して、静の時はアンビエントでエネルギーを蓄えて、動の時に一気に轟音を爆発させるのである。その動のノリは、さながらヘビィー・メタル、ハード・コアと言った感じ。ドラマティックなサウンドに興奮させられた観客の中には、感極まって泣き出す人も居たぐらいだ。
かつて、Explosions in the SkyをMogwaiもどきと評した私であるが、昨年フジロックで観たMogwaiの倍以上の感動と至福の時間であったことは断言したい。
ありがとうExplosions in the Sky!早く新作を作って、また、日本に来てくれ~