昨年6月よりブログを始めた。元々Mixiで書いていた音楽日記をもっとオープンなことで発信したいと思ったのが切掛けであります。ただ、思うようには更新出来ず、もっと紹介したいCDもあったけど。まあ、焦らず、マイペースにやっていきますね。読んでくれる皆さんには、拙い文章で、誤字、脱字も多かったりしますが、大目に見てやってくださいませ。
さて、本題の2012年アルバム・ベスト10ですが、基本的には、2012年にリリースされた新作を対象としています。洋楽不況と言われる中、メインストリームから少し離れるだけでも新たなる発見が、まだまだ色々あることを確認できたなら嬉しいかな。
No,1 Astral Social Club / Magic Smile
Neil Cambell (Vibracathedral Orchestra / Sunroof!) のソロ・プロジェクトAstral Social Club。単なるドローン・サウンドかと思ったが、様々なジャンルからカオスティックにぶち込んだダンスビートは、快楽の彼方へ導いてくれます。このアルバムが、日本のインディー・レーベルからリリースされていることも興味深い。
音源の方はこちらから
http://naturebliss.jp/wndu/catalog/wndu009/
Neil Cambellのインタビュー
http://yesmagazines.net/?p=2659
No,2 Oren Ambarchi / Sagittarian Domain
Editions MegoからリリースされたOren Ambarchiソロ・アルバム。1曲で33分を超える大作。90年代ポストロックにクラウト・ジャーマンな雰囲気を組み合わせた感じが良い。
http://www.youtube.com/watch?v=g_hVhqw9c48&feature=player_embedded
No,3 Mark Van Hoen / Revenant Diary
こちらもEditions MegoからリリースされたMark Van Hoenのアルバム。Lucust名義の90年代インテリジェンストテクノを彷彿させるサウンド。今のエレクトロ・アンビエントとは一線を帰したMark Van Hoenの独自の世界。
http://www.youtube.com/watch?v=xLhrlg9ceAk&feature=player_embedded
No,4 Fuxa / Electric Sound of Summer
Sonic Boom、Jason Pierceを除く、Spacemen 3に係わったメンバーらを集めて制作されたFuxaの10年振りの新作。Suicideのカヴァー曲をDean Wareham ( Luna、Galaxie 500)に歌わせるセンスも素晴らしい。Spacemen 3よりもSpacemen 3らしく聴こえるところが凄い。
http://www.youtube.com/watch?v=i0p1_S4Lluo&feature=player_embedded
No,5 Volcano The Bear / Golden Rhythm-Ink Music
Aaron Moore (drums, trumpet, vocals) とDaniel Padden (keyboards, guitar, clarinet, vocals)の2人組ユニットになってしまったVolcano The Bear。積極的にヴォーカルを多用して、よりロック色を強めつつあるが、アヴァンギャルドな変態サウンドは、そのままである。いい方向に進化したアルバムだと思う。
http://www.dustedmagazine.com/reviews/7482
No,6 Dirty Projectors / Swing Lo Magellan
2012.10.9渋谷O-EASTでの彼らのライブを観るまでは、このアルバムについて、こぢんまりと纏めた感じがする印象だった。しかし、ライブを観てからは、一番このアルバムを聴いていた様に思う。彼らに過剰なまでにエキセントリックなものを求めていたのかもしれない。改めて聴き直してみると、歌そのものでストレート勝負しているのが実感できる素晴らしいアルバム。
http://www.youtube.com/watch?v=yp5zznlCMc0
No,7 Bob Mould / Silver Age
80年代のHüsker Du、90年代のSugarの良いところを、この1枚に集約したBob Mouldソロ名義の最高傑作!90年代オルタナティブ、グランジ等にシンパシーを感じるなら買って間違いのないこの1枚。
http://www.youtube.com/watch?v=RALObIcjmy0
No,8 Best Coast / Only Place
Bethany CosentinoとBobb Brunoの男女2人によるBest Coastの2作目。この不釣り合いな2人から繰り広げられるチープなローファイ・サーフ・ロック。ここまで、ノスタルジックにポップでキャチーな楽曲を作られると、次はどうなる?といった心配も出て来るが、まずは、恐れ入りましたという感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=AJW00gx4wvE
No,9 Pinback / Information Retrieved
Pinbackとしては、5年振りの新作。インディーズ・シーンにおいて5年も空いたりすると、忘れがちになってしまう。Pinbackの新作リリースと言われても、どんなバンドだったか、一瞬思い出すのに時間が掛かってしまった。基本的には、何も変わっていないけど、もの凄く新鮮に感じた。
http://www.youtube.com/watch?v=XV7PmyLaBhs
No,10 Daevid Allen / Soundbites 4 tha revelation
Gongの創始者Daevid Allenのソロ・アルバム。今までのソロ活動の集大成といった内容になっています。ノイズ、エクスペリメンタル、ジャズ、アシッドフォーク、そして、ポエム・リーディングまで、本体のGongとは違うDaevid Allenが堪能できます。
http://www.youtube.com/watch?v=CHmw7h1FpXY