あ今年一回目のブログは、やはり2013年私的ベスト10でしょう。2013年にリリースされた新作の中からジャンルに関係なく、これだと思うものを選んでいます。メインストリームからコアなマニアックなものまで、私の雑多な音楽生活を感じて貰えたなら嬉しいです。
No.1 Bardo Pond / Peace On Venus
このBardo PondをNo.1に持ってくるあたりは、自分らしさかと思っています(笑)。90年代初期のデビューからフォローし続けている私にとっては、彼らの素晴らしさをバランス良く纏めたアルバムだと思う。
ブログより
http://hiroshi-gong.hatenablog.com/entry/2013/12/17/213325
Bardo Pond - Kali Yuga Blues - YouTube
No.2 Atoms for Peace / Amok
Thom Yorkeのソロ・アルバム「The Eraser」をライブで行う為に結成されたプロジェクト。「The Eraser」が2006年リリースだから、Atoms for Peaceとしてアルバムを出すまでにはちょっと時間が掛かっている。でもその分とてつもなく素晴らしいアルバムを完成させたのである。個人的にはRadiohead「Kid A」以来の衝撃を受けたアルバムである。
Atoms for Peace - Before your very eyes - YouTube
No.3 Steven R. Smith / Ulaan Khol Ending/Returning(2LP)
孤高のギタリストというイメージが、このアルバムを聴くと本当に伝わってきます。Henry Rollinsもこのアルバムをベスト10に入れていましたね。
ブログより
http://hiroshi-gong.hatenablog.com/entry/2013/12/10/163050
Steven R. Smith - Last Town On Earth - YouTube
No.4 Primal Scream / More Light
このジャケットでこけたなら身も蓋もないと思っていたが、そんな心配は不用でしたね。風見鶏的にその時々の流行りをさりげなく取り入れて来た彼らである。今回はその様々な要素を纏めたのである。今までのPrimal Screamの集大成とも言うべきアルバムです。ファンなら納得の1枚であります。昨年11月のライブも素晴らしかったですよ。
Primal Scream - 2013 - Full Length - Official - YouTube
No.5 Psychic Ills / One Track Mind
このサイケアシッド感は、いいだけ使い尽くされた手法だけど、未だに麻薬的な魅力がある。前作同様にロックンロール色を強め退廃的な世界をポップに伝える彼らに脱帽です。すべては、このジャケットが物語っています。
Psychic Ills "One More Time" (Official Music Video) - YouTube
No.6 Portugal. the Man / Evil Friends
アラスカ出身で現在はポートランドを中心に活動しているPortugal. the Man。何でPortugalなのか、よく分からないが、アラスカの凍てつく寒さを吹き飛ばしてしまうホットなナンバーが満載。フジロックでのライブも素晴らしかった。ジャケットはダサいけど、今後は要注目である。
Portugal. The Man - Evil Friends [Official Music Video] - YouTube
No.7 Dead C / Armed Courage
ニュージーランドのノイズ・エクスペリメンタル・バンドDead C。毎度のことながらの轟音ギター・ノイズの曲「Armed」と不気味なヴォーカルも入っているエクスペリメンタルな曲「Courage」という2曲でDead Cのやばさを醸し出しています。
The Dead C - Courage - YouTube
No.8 Master Musicians of Bukkake / Far West
Totem3部作のカルト宗教に侵された閉鎖的なサウンドは、よりオープンに開放され桃源郷を目指した感じになっています。プログレッシブな展開を散りばめスケールアップしたサウンドは、暴力的でありながらも優しく鳴り響く。
Master Musicians Of Bukkake "White Mountain Return" From Far West new 2013 - YouTube
No.9 Brunhild & Luc Ferrari / Contes Sentimentaux(4CD)
故Luc Ferrariがドイツのラジオ局に依頼されて制作されたラジオドラマ作品集です。自身の代表曲を再構築してポエムリーディング、トークセッション、そしてフィールドレコーディングスされた街角の風景音などをコラージュして出来あがった作品。CD化になるまでに20年以上の時間が掛かっている。妻であるBrunhild Ferrariの功績によってやっとリリースされた。
ブログより
http://hiroshi-gong.hatenablog.com/entry/2013/10/26/152519
サンプル音源はここで聴けます。http://www.soundohm.com/product/Brunhild-FERRARI-Luc-FERRARI-/Contes-Sentimentaux/pid/20397/
No.10 Scott & Charlene's Wedding / Any Port in a Storm
ローファイでカレージ的なよれよれサウンドを聴かせるオーストラリア出身のCraig Dermody 率いるScott & Charlene's Weddingの2枚目。現在はニューヨークを活動拠点としている。PavementやThe Velvet Undergroundもどきと揶揄されがちであるが、過去の偉大なるバンドの遺産を引き継ぐのは彼らしかいない!まだまだ、青臭さが残るけどね。
Scott & Charlene's Wedding - 'Fakin' NYC' - YouTube
今年は、これ以外にも素晴らしいアルバムが多くあった。選ぶのに苦労したけど、最後はコアでマニアックな作品を入れてしまったかな。因みにベスト10に入れなかったけど、Vampire WeekendやSonic Youth活動中止後の各メンバーのバンドやユニットなど非常素晴らしかったです。2013年の新作は、非常に充実していた感じです。
番外編
Garbage & The Flowers「Eyes Rind As If Beggars」(2CD)
ニュージーランドのサイケデリック・バンドGarbage & The Flowersのリイシュー盤。1997年にLPでリリースされたいたファースト・アルバムに1992年のデビューシングルなどを追加しての初CD化です。新作では無いので番外編として載せました。
ブログより
http://hiroshi-gong.hatenablog.com/entry/2013/07/04/213821