ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

ギター・アンプからマイク録音された厄介なライブ音源 By The Velvet Underground

The Velvet Underground / The Legendary Guitar Amp Tapes(LP)  

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Lou Reedのギター・アンプのすぐそばからマイク録音された1969年のライブ音源のLP化です。Lou Reedの歪んだギター音を中心として、ギター以外のヴォーカルなどは遠くの彼方で唸っている厄介なアルバム。元々ブート・カセットで流通していたBoston Tea Partyと題されていたものを日本で1996年に2CDとしてリリース。そして、2006年にリマスターして追加音源をCDRにしてリイシューしていたようです。この音源から、Foggy Notion、I Can't Stand It、Jesus、Beginning To See The Light、Run Run Runの5曲を収録しています。今後、第2弾、第3弾がありえますね。

 

この音源がリマスターされたものなのか分りませんが、オフィシャル・リリースされているライブ音源に比べるとはやり酷い。Lou Reedのギターのみが暴力的に鳴り響いて全体的なバランスも悪い。でも、これはこれでありかと思う。Lou Reedのギターがより一層深く聴くことが出来るし、いい意味でのノイズ・ミュージックとしては刺激的である。音質云々と言っている場合ではないのだ!ブート音源をオフィシャルとしてリリースしているThe Velvet Undergroundでもある。ただまあ、流石にこれはないと思うけどね(笑)。