今年1回目の更新は2015年アルバム・ベスト10です。2015年にリリースされた新作の中から10枚選びました。旧作、リマスター、コンピレーション、発掘音源などは、外しています。旧作、リイシューを購入することが多かったので、対象品目はいつもよりはすこし少なかったです。それでも、好盤が多くて選ぶのに苦労しました。
No.1 Kammerflimmer Kollektief / Desarroi
No.2 Godspeed You ! Black Emperor / Asunder Sweet And Other Distress
No.3 Caspian / Dust and Disquiet
アメリカ、マサチューセッツ州ビバリーで結成されたポストロックバンドCaspianの4作目。初めて購入したアルバムですが、ポストロックの美味しい所を押さえた素晴らしいアルバムです。The Post-Rock Communityの2015年ベスト50の1位にもなっています。
No.4 God Is an Astronaut / Helios Erebus
アイルランドのポストロックバンドGod Is an Astronautの7作目。聴き込んでいくうちに嵌ってしまったバンドです。買いそびれていた前作「Origins」(2013年リリース)も併せて購入。両方とも素晴らしかったです。
Wireの新作。近年のアルバムの中でも若々しく聴こえる素晴らしいアルバム。セルフタイトルを持ってきたことに自信が感じられる。
No.6 Eternal Tapestry / Wild Strawberries
No.7 Bichkraft / Mascot
No.8 Low / Ones and Sixes
結成20年を越えたLowの11作目にあたる新作。今回のLow、全体の音数を減らして一音一音をクッキリとヘビィーに鳴り響かせている感じです。初期のLowを思わせる部分もあって、デビュー時からフォローしてきた私にとっては感慨深いものがある作品。Sub Popに移籍してからの最高傑作と言いたい。
No.9 La STPO(La Société des Timides à la Parade des Oiseaux)/ L'imparfait Multiple De Dieu
フランスのアヴァンギャルドLa STPO(La Société des Timides à la Parade des Oiseaux)の新作 L'imparfait Multiple De Dieuが、Magmaのフォローワーバンドを積極的にリリースしてきたフランスのレーベルSoleil Zeuhlからリリース。80年代中頃より前衛ポストパンクな展開を行なってきたLa STOPですが、Beta-lactam Ring Recordsからもリリースされたこともあってキワモノ、ノイズ的な扱いをされていたこともありました。今回の新作では、Rock in Opposition(RIO)色が強くなりプログレ的な感じもします。素晴らしいです。
No.10 John Luther Adams&Glenn Kotche / Ilimaq