ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

The Parelsの奏でる摩訶不思議なミネラル王国の世界とは

The Parels / Mineral Kingdom

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摩訶不思議なサウンドを奏でるロサンゼルスのEddie RuschaとJim Goodallの2人組The Parelsのアルバム「Mineral Kingdom」。2016年にカセット・アルバムでデビューして、今年リリースされた12インチオンリーの「Mineral Kingdom」がセカンド・アルバムになります。

 

このアルバム、フィンランドのレーベル、Lal Lal LalとIkuisuusの2社からの共同リリースです。両レーベルともに地元フィンランドのフリーフォークやインプロビゼーション系のバンドを中心にリリースしていました。一時期フィンランドのフリーフォークにどっぷりと嵌まっていた私にとっては、興味深さを感じまます。サウンドの方はエスニック、フィールド・レコーディング、アンビエント、ミニマル、サイケ、そしてフリーフォークをミックスした脱力サウンド。聴けば聴くほど深みに嵌まり気持ち良さを実感できます。ミネラル王国の世界を確認してみてください。

 

そして、面白いのが、この2人の経歴です。2人ともロサンゼルスのノイズ・シューゲイザーMedicineのメンバーでした。Jim Goodallは再結成後もMedicineのメンバーとしてドラムを担当しています。一方、Eddie RuschaはMedicineのファースト・アルバムのみの参加で、ベースとアルバムデザインを担当していました。このアルバムデザインを共同で行ったいたのが、LAFMS(Los Angeles Free Music Society)の中心バンドSmegmaのメンバーでもあったTom Recchionだったのです。Eddie RuschaがLAFMSの13枚Vinyl BOX(2016年リリースされていますが、高すぎて購入出来ずにいます)に参加していたのもこの関係からなのでしょうか?凄い繋がりです。