ジャーマン・インディーズ・バンドThe Notwistがついに初来日します。中心メンバーであるMarkus Acherは、Lali Puna(昨年リリースされたTwo Windowsには参加していませんが・・)や13 & Godのメンバーでもあり、ジャーマン・インディーズ・シーンにとっても重要な人物であります。そのMarkus Acherが日本のTenniscoatsと新ユニットSpirit Festを結成しました。今回のライブはそのSpirit Festとの共演です。
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The Notwist with Spirit Fest(ノーツイスト&スピリット・フェスト)/AFTERHOURS presents Closet Mix #39: AFTERHOURS
1989年にMarkus Acherは弟のMicha AcherらとThe Notwistを結成します。デビュー時はグランジ的なサウンドを展開していましたが、エレクトロニクスを取り入れるなどして新たな可能性を追求しています。その取り組みで開花したのが、2001年にリリースされた「Neon Golden」なのであります。このアルバムの大ヒットによって、世界的にその実力を知られるようになったのです。このことでMarkus Acherは様々なプロジェクトに引っ張りだこになり、The Notwistとしての活動が思うように出来なくなっていた時期もありました。
近年は再び勢力的に活動を行っています。最新作が2016年にリリースされたライブ盤「Superheroes, Ghostvillains + Stuff」で、ライブバンドとしての圧倒的なパフォーマンスを披露しています。同じ時期にMarkus Acherは自身のソロ名義Rayonでミニマル・アンビエントなアルバムもリリースしています。スタジオ盤となると2014年リリースの「Close To The Glass」ですから、そろそろ新作の制作に取り組んでもいいかと思う。まあ、Markus Acherは多忙な方ですからね。
インディーズ・ギターロックから、フォーク、ジャズ、エレクトロ、そしてシューゲイザーな雰囲気までも醸し出してくる彼らのライブに今からワクワク、ドキドキです。
The Notwistの大ヒットアルバム「Neon Golden」からのタイトル曲
ライブバンドとしての実力を確認されてくれたアルバム「Superheroes, Ghostvillains + Stuff」のフル音源
2014年のライブ映像
一方、Spirit FestはMarkus Acherの地元ドイツ・ミュンヘンで録音されたデビュー・アルバムを昨年10月にリリース。その後、ヨーロッパ・ツアーを終えて日本での凱旋ライブとなります。TenniscoatsとMarkus Acherのそれぞれが持っているローファイ・インディーズポップを見事に合体させた世界です。どんなライブになるのか今から楽しみです。