ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

LAFMS(Los Angeles Free Music Society)の重要人物で創始者の一人でもあるJoe Pottsのソロ・アルバム2枚をやっと購入しました。

f:id:hiroshi-gong:20190417083542j:plain

1975年にLAFMSの根源バンドLe Forte Fourで活動を始め、78年にはノイズ・オーケストラAirwayの総指揮官として、アヴァンギャルド・ミュージックに多大な影響を及ぼしてきたJoe Pottsです。現在も積極的に活動を行っており、昨年はAirwayの4作目となるライブ・アルバム「Live At MOCA」がリリースされています。その他、Joseph HammerとのユニットJoe & Joeとしてアルバムをリリースしてライブ活動も行っています。

 

Joe PottsのAirwayについては、昨年こんな記事を書いています。この後にAirwayの4作目となるライブ・アルバム「Live At MOCA」がリリースされています。


Joe Potts | ディスコグラフィー | Discogs

最近、日本でもLAFMS熱が盛り上がっており、アルバム紹介など様々なイベントが行われています。CDやカセットなど今まで入手困難だったアルバムが、購入し易くなっている感じがします。アマゾンなどで扱う状況ではないけど、在庫が無くなったら、少量生産はしているのでしょうね。今回Joe Pottsのソロ・アルバム2枚、1996年リリースの「Gift from the Dead」と2001年リリースの「Sex Machine」をCDで購入することが出来たので紹介します。

 

Joe Potts / Gift from the Dead

f:id:hiroshi-gong:20190417140237j:plain

「死者からの贈り物」と題されたこのアルバムは、サンプリングされた強固なノイズ音を刻み込んだサウンドを46分に渡ってループ。そこに女性官能ボイスを絡めて摩訶不思議な恍惚感を醸し出しています。紙ジャケットには何のクレジットもなく、ただ少女の怪しげな笑みに興味津々ですね。

2分ほどのサンプル音源しか無かったのですが 、全体の雰囲気は確認出来ます。http://a-i-l.ciao.jp/JP596.mp3

 

Joe Potts / Sex Machine

f:id:hiroshi-gong:20190417140305j:plain

74分という長尺なオルガンによるループ・サウンドで、こちらも恍惚感を醸し出しています。アンビエントでチル・アウトな雰囲気満載で、まさにベッドルーム・ミュージックです。完全に密封された紙ジャケット入りで「Gift from the Dead」と同様に何のクレジットもありません。


 

Joe Pottsのソロ・アルバムは、この2枚のみです。恍惚ループを軸に、同じ手法を使って動と静に分けて作られたアルバムかな?その意味では、2枚でワンセットの様に思う。まあ、こればかりは本人に聞いてみないと分かりませんけどね。Joe Pottsは様々なバンドやプロジェクトに参加しているので、今後も色々と集めて行こうと思っています。