オーストラリアの女性サックス奏者で、演劇音楽の作曲も行っているRosalind Hall。2019年にImportant Records傘下のカセットレーベルCassaunaよりリリースされた「Drift」を紹介します。これまでにチェリストJudith HamannやヴォーカリストAlice Hui-Sheng Changらとのコラボレーション・アルバムはありますが、「Drift」が単独名義としての初アルバムです。尚、フィジカル・メディアとしてリリースされてない曲は、Soundcloud等で公開になっています。
Rosalind Hall / Drift
サックスに様々なエフェクターを活用して構築したドローンにシンセサイザー、パーカッション、フィールドレコーディングスを組み合わせたエクスペリメンタルな全3曲。これがサックスなの?と本来のサックス音から逸脱してしまった不思議なアンビエント・ドローンサウンド。これまでもアヴァンギャルドで実験的なことを行っていた様です。彼女がサックス用に作り上げたエフェクターによって、無限の可能性が広がっています。素晴らしいです!
Rosalind Hallはコラボレーション等で音楽フェスティバルに参加していて、この「Drift」からの曲も演奏されています。様々なオーケストラとも交流していて、今後の動向にも注目です。
Rosalind HallのHP