ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

Reynols Japan 2022

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「レイノルズ」 の展覧会&ドキュメンタリー映画の上映ツアー!2022年4月5日 東京DOMMUNEより開幕!アルゼンチンのアバンギャルド/ノイズ/サイケデリックバンド「レイノルズ」の神髄ここに!

*dommune.comより

最近になって、このライブフライヤーをReynolsのFacebookで見つけた時は、日本でライブをやるのかと思ってしまった。今回はReynols関連の写真、アート作品の展示会と日本のAcid Mothers Templeとのコラボレーション「Acid Mothers Reynols」に関するドキュメンタリー映画などを上映します。

 

このReynolsの展覧会&ドキュメンタリー映画の上映ツアーは、全国各地で行われますが、私の住んでいる北海道は無いのですよ。もの凄く残念です。だた、その中で4月5日のDommuneでのイベントは、YouTubeで19:00ー21:30に ライブ配信されます。通常の展示会と映画の上映の他に、ゲストとしてReynolsのAnla Courtis、Acid Mothers Templeの田畑満が参加します。これは必見ですね!Anla Courtisは何回か来日したことがあります。彼と飲んだことのある友人によると、寡黙で温和しい人だったと聞いたことがあります。このイベントで少しでもReynolsを知って頂けたなら有難いですね。

Reynolsについて、当ブログではこれまでに2回取り上げています。重複する部分もありますが、再度、バイオグラフィー的なことを書いておきます。Anla Courtis、Miguel Tomasin、Roberto Conlazoによるアルゼンチンの実験的カルトバンドReynols。このバンドのヴォーカルでドラマーのMiguel Tomasinは、ダウン症を患いながら音楽活動を行っています。そんな彼の奇想天外なアイデアを元に1993年に結成されました。サイケ、ノイズ、ローファイ、ドローン、電子音楽サウンドアートまで、すべての要素をごちゃ混ぜにした音楽性を披露してくれました。

 

残念ながら2004年に活動中止になります。Reynolsサウンドを支えていたギタリストAnla Courtisの海外での活動が中心になったことや、Miguel Tomasinのダウン症を考えての結果だそうです。音源リリースが本国よりも日本も含めて世界各国のレーベルからなので、Anla Courtisが海外へ出たことで、より幅広くReynolsの存在を知られることになったのも確かです。

 

2010年代後半よりMiguel Tomasinの体調を考慮しながら活動再開へ進んでいました。その切っ掛けとなったのが2019年リリースのBoxセット「Minecxio Emanations 1993-2018(6CD&1DVD Box)」であり、日本のAcid Mothers Templeとのコラボレーションであります。2020年11月に17年振りとなるスタジオ録音作品となる「Gona Rubian Ranesa」もリリースされています。