ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

スウェーデンのGooseが奏でる様々な音源がコラージュされた作品!

スウェーデンを拠点に活動しているミュージシャンが集まったGooseジャズピアニストとして今後の活動が期待されているJohan Gradenとギタリストでありプロデュースも行うスタジオの魔術師Daniel Ögren2人を中心に、バンドネオンMikael Augustsson、フルートのNils Berg、ドラムのChristopher Castillo、ボーカルのAnna Ahnlundらが、Gooseに参加しています。奇妙な名盤の復刻や発掘を行っているイタリアのレーベルBlack Sweat Recordsとユニークな音楽を発信するスウェーデンのレーベルSing A Song Fighterより2020年に共同リリースされた1stアルバム “Som Folk Är Mest” を紹介します。

 

Goose / Som Folk Är Mest

本作は12インチレコード45回転仕様で、A面 “Som Folk Är Mest” のタイトルナンバー、B面 “Clara will be biting people at the corner of 9th st and avenue C at 7 pm” の2曲を収録。ジャズ、ラウンジ、室内楽、ドリームポップ、そしてアイ・ラブ・ユーとコミカルに語り合う会話録音まで、カット・アップされた様々な音源がコラージュされた作品です。万華鏡のように次から次へと繰り出される音像に白昼夢を見せられている感覚に陥ります。ほんの数秒のラジオチューニングを行ったようなSE音に始まって、最後は高揚感を高めて突如カッコウの鳴き声で終ってしまう。2曲併せて25分の不思議な世界ですが、最高に面白いです。

 

アルバムジャケットを担当しているのは、イタリア・ミラノを拠点に活動を行っているグラフィックデザイナーVito Manolo Romaです。2008年頃より様々な活動を行っています。Gooseのユニークなジャケットが気になって、このアルバムを購入しました。


今回、Gooseとしての写真が無かったため、いつもの様にアップすることは出来ませんでした。各メンバー個々に活動を行っているので、プロジェクト的に結成されたGooseとしては、この “Som Folk Är Mest” で終了でしょうか?また、何か違うアプローチで作品を発表してくれることに期待しますね。