遅れましたけど、15回連続参加のフジロック観戦報告です。もはや、私のライフスタイルの定番であり、何があっても外すことの出来ない大切なイベントになってしまった。今年は20周年メモリアルと言うことで、混雑すると思い初日はいつもより少し早めに越後湯沢駅に着くようにした。宿に荷物を預けて9時30分ぐらいにシャトルバス乗り場に着いたが、平日の初日なので意外とすんなりシャトルバスに乗ることが出来た。会場でのリストバンド引き替えも、事前にリストバンドの配布が行われていた為、待たされる事無く進んだ。今年から電子マネーカードが使用出来るので非常に便利である。私はnanacoを持っているが、流石セブンイレブン、会場内にチャージ機を設置するあたりは抜け目が無い。1万円をチャージしたが、飲み食いだけなら、これで充分ですね。
いよいよフジロック2016のスタートです。今回最初に観たかったのはグリーンステージ11時からのBoredomsであります。彼らの場合、通常のロックフォーマットでは語れない新たなことをやるのは分かっています。今回もアヴァンギャルドで進化したライブを見せつけてくれました。ここ数年はドラムを中心としたパフォーマンスでした。それをベースに、鉄の杭のようなものを金属のスティックでこすり、金切り音を醸し出す展開です。一発目にこんなBoredomsをもってくる辺りに、フジの意気込みを感じた。
Boredoms終了後は、丁度12時を過ぎたので、プリンス食堂でステーキプレートを食べる。毎年最初にここで食べるのが定番となっている。少し高めだが、私のお勧めであります。
昼食の後は、グリーンステージに戻って12時50分からのBiffy Clyroを観る。このバンドに関して何の情報も持ってない私であるが、このストレートに鳴り響く王道ロックを椅子に座りのんびりと気持ち良く観戦した。フジに来ている事を実感しながらね。実のところ、本日観るバンド、アーティストは、BoredomsとヘッドライナーのSigur Ros以外は、私に取ってあまりなじみが無いのであります。特に予習もなく、ぶっつけ本番、新規開拓といった感じです。それで、この後観ていったのは、Lapsley(レッドマーキー)、Jake Bugg(グリーンステージ)、Courtney Barnett(レッドマーキー)、James Blake(グリーンステージ)です。
Lapsley
Jake Bugg
Courtney Barnett
James Blake
この中で、特に素晴らしかったのはCourtney Barnettです。28歳の普通の女性に見えるのですが、音が鳴り出しヴォーカルが始まると骨太ロックンロールの始まりです。レッドマーキーのPA辺りでのんびり観戦するつもりでしたが、思わず前の方へダッシュしてしまった私です。彼女を支えるバックのベース、ドラムスも控えめながらも凄くいい仕事をしていた感じ。フジから戻って早速、CDを注文した次第であります。
本日の最後はもちろんSigur Rósであります。単独初来日を2001年に観た後も何回かライブは観ているのですが、ここ近年はライブを観てなかったのです。それだけにもの凄く楽しみであった。注目の1曲目は新曲Óveðurでスタートです。ステージは鉄格子の柵にブラインドを掛けた感じで薄らと幻想的な感じ。メンバーの姿も見づらい状況で何曲か演奏して、一体何なんだと思った瞬間、柵が開いてステージがオープンになる。その時の歓喜は凄まじかったです。ため込んでいたモヤモヤを一気に吹き飛ばし喜びとなったのであります。これは単独公演では絶対に出来ない演出、フジロックだからこその仕掛けだと実感。その後も、光と映像によって彼らの迫力満載のステージを見事に披露してくれたのであった。異次元空間を彷徨った1時間半、素晴らしいライブでした。早く新作が聴きたいですね。
初日は、これで終了です。後2日間有りますからね。今日も何人かの友人と出会うことが出来ました。ライブを観るだけでなく、友と乾杯するのもフジロックの楽しみです。2日目はもっと多くの友と出会う予定です。
To be continued