ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

フランスBégayerの新作、アヴァンギャルドでありながらも、ポップさも兼ね備えた異形の音響空間!

2015年頃よりLoup Uberto、Lucas Ravinale、Alexis Vineïsの3人によって結成されたフランスのアヴァンギャルドなサイケデリックバンドBégayer。フランス語で、どもり、吃音を意味したバンド名で、Loup Ubertoの個性的なヴォーカルを中心に、様々な要素をモチ…

2024年5月のディスカホリック

今月クレジットカードの不正アクセスがありました。幸いにもクレジット会社のセキュリティが未然に防いてくれました。夜中の2時半ぐらいにショートメッセージで本人確認の連絡が来ました。本人で無いことを伝えるとすぐにカード使用停止になりました。日中…

90年代インディーズ・シーンの異端児Kramerが、2021年に新作をリリースしていました。

2020年頃よりKramerがShimmy Discを復活させていたことを今頃になって知った。その中で、1998年以来となる自身のソロアルバム “And The Wind Blew It All Away” を2021年にリリースしていた。本日は、このアルバムを取り上げたいと思う。 Kramer / And The W…

Thomas Bushの新作、イギリスの憂鬱な雰囲気を独特の浮遊感で纏ったチェンバー・ポップ!

20年以上様々なユニットでインディ・ロックからインダストリアル、アンビエントの音楽を実践してきたイギリスのアーティストThomas Bush。2018年にやっとソロアルバムデビューをしています。本日は今年リリースされたソロ3作目のThe Next 60 Yearsを取り上…

原点回帰を行い、それを未来へと進化させて作り上げたMagic Tuber Stringbandの新作!

フィドルのCourtney WernerとギターのEvan MorganによるデュオMagic Tuber Stringbandは、アメリカ・ノースカロライナを拠点にアパラチアンミュージックをルーツとして2019年より活動しています。セルフリリースから始まったアルバムが、Blue Hole Recording…

2024年4月のディスカホリック

フジロック2024まで3が月を切りました。先週の金曜日に第5弾ラインナップでThe Jesus and Mary Chainの出演が決定しました。ジザメリのライブには思入れがあって、1998年10月11日の今は亡き新宿リキッドルームでのライブを観ています。この時、Reid兄弟が喧…

Bardo Pondのアーカイブ音源シリーズ第9弾!

90年代初期からサイケデリックロック、スペースロック、ストナーロックと称されてきたアメリカ・フィラデルフィアのバンドBardo Pond。彼らのアーカイブ音源シリーズ第9弾となる音源が、新作としてイギリスのFire Recordsよりヴァイナルとデジタルでリリース…

Brian LucasのソロユニットOld Million Eye、浮遊感あふれる独特のサイケデリックをアンビエントにて包み込んだ世界!

Dire Wolvesや43 Odesのメンバーとしても活躍しているマルチ奏者でテープマニピュレーターBrian LucasのソロユニットOld Million Eye。90年代のサイケデリックバンドMirza解散後、2000年代中頃に一時期タイに住んでいたころにOld Million Eye名義で活動する…

スウェーデン地下音楽シーンの重鎮Dan Johansson率いるDrifting、ノイズとロリータ・ヴォイスのコラージュ作品!

スウェーデン地下音楽シーンの重鎮でEnhet För Fri Musik、Amateur Hourなど様々なプロジェクトに関っているDan Johanssonと、同じくAmateur HourのヴォーカルJulia Bjernelind、そしてアメリカのハーシュ・ノイズForm HunterのメンバーであるWeston Czerkie…

2024年3月のディスカホリック

今月はレコード5作品の購入実績でした。いつもあまり利用することの無いタワーレコードオンラインでの購入が多かったです。私の好む音楽について取り寄せが多いが、今回は在庫を持っていました。タワーレコードも色々利用したいと思い、Old million Eyeの新…

Shimmy DiscのKramerが近年発見したDaniel Johnstonの2000年4月のライブ音源!

2019年に58歳で天国に旅立ったシンガーソングライターDaniel Johnston。精神の病と闘いながらKurt Cobain、Sonic Youth、Beck、Yo La Tengo、Flaming Lipsなど数多くのアーティストがリスペクトしていたアウトサイダーヒーローでもあった。今回、2000年4月に…

2024.3.11 Slowdive@豊洲PIT

Slowdiveの単独公演に行って来ました。昨年フジロックに参加したあと、リリースされた7年振りの新作 “Everything Is Alive” を提げてのライブです。これまでにフジロックで2014年、2017年、2023年、そして2017年単独公演を含めて、すべての来日公演を観てい…

Landingのサブスクリプション シリーズ コレクション第3弾!

アメリカ・コネチカット州を拠点に活動しているインディーズバンドLanding。彼らのBandcampサブスクリプションに登録して半年が経ちました。2021年から隔月ごとに新曲をサブスクリプション限定としてデジタル配信を行ってきた。その新曲を毎年年末にSubscrip…

2024年2月のディスカホリック

フジロック2024に向けて、チケットと宿を確保しました。今年も3日間観戦予定で、宿は越後湯沢で予約しました。注目の出演者第1弾は2月9日に発表となりました。KraftwerkとRideは積極的に聴いたことがありますが、後は殆ど知らなラインナップに、もっとトレン…

フリーフォームバンドEyes of the Amaryllisの奏でるゴーストサウンド!

前回に引き続き今回もイギリスの実験レーベルHorn of Plentyからリリースされた作品を取り上げます。ソロ活動を含めて様々な活動を行い、レーベルCor Ardensも運営する奇才Jim StrongとソロユニットPeople Skillsとしても活動しているJesse S. Dewlowに、God…

結成35周年を迎えたIdea Fire Companyの新作バスルーム・エレクトロニクス!

結成35周年を迎えたScott FoustとKarla Boreckyによるアメリカ・マサチューセッツのデュオIdea Fire Company。結成時からインダストリアル、ポストパンクをベースにしながらコズミック、ミニマル、ジャズ、クラシックを取り入れてアヴァンギャルドに変革して…

Maths Balance Volumesの奏でる退廃的なフリーフォークの世界とは!

このところフォークに凝っている。でも古典的なフォークではない。2000年代前半にフリーフォーク・ムーブメントがマニアックに盛り上がっていた。そのころを彷彿させるようなバンドが現れている。当時はフォークを音楽ルーツにして、サイケ、エレクトロニク…

2024年1月のディスカホリック(今年もフジロック・フェスティバルに行きます!)

今年もフジロック・フェスティバルに行きます。残念ながら早割抽選には落選したけどね。出演者第一弾発表は今週末ぐらいにでもあるのかな?もの凄く楽しみです。宿の方は、何件か電話にて確認していますが、まだ、価格が決まっていないので予約が取れないと…

Spiritualized、Spring Heel JackのメンバーでもあるマルチプレーヤーJohn Coxonの初ソロ・アルバム “Real Magic Vol.1”

Jason Pierce率いるロックバンドSpiritualizedのメンバーでもあり、Ashley WalesとのデュオSpring Heel Jackとして電子音楽を中心に様々な音楽を奏でているマルチプレーヤーJohn Coxon。ソロ活動としては、Eddie PrevostやEvan Parker、Alex Wardら様々な即…

ニュージーランドのWilliam Henry Meungが奏でるカオティックなLo-Fiインディ・フォーク!

フォーク、ジャズ、ノイズ、ミニマル、ドローンなどを中心にエクスペリメンタルでオブスキュアな雰囲気を持ったDIY的ミュージシャンやバンドの音源を届けてくれる英国のレーベルHorn of Plentyに注目しています。このレーベルより昨年は、ベルリンを拠点に活…

Dire Wolvesの再活動、新たなる方向を示した新作 “Easy Portals”

Jeffrey Alexander率いるサンフランシスコのサイケデリックバンドDire Wolves。2019年のヨーロッパ・ツアー以降、コロナ・パンデミックの影響で各メンバーは、サンフランシスコを離れざるを得ない状況になりました。ギタリストのJeffrey Alexanderはフィラデ…

2023年アルバム・ベスト10

本年もよろしくお願いします。年明け最初の投稿は2023年アルバム・ベスト10です。2023年にリリースされた新作を基本に選出しています。コロナ・パンデミックが明けて、様々な制限が無くなったことで、各バンドやアーティストの思いが一気に噴出した作品が多…

2023年12月のディスカホリック

今年最後の更新です。毎度の拙い文章に付き合ってくれる皆さんに感謝です。本年も大変お世話になりました、良いお年をお迎え下さい。私の方は、年末年始も仕事です。老体に鞭打って頑張りますね。いつもように月末近くのディスカホリック(購入履歴)です。1…

Gongの新作 “Unending Ascending” Daevid Allenの理念を継承しつつ、今のバンドとして進化した傑作!

1969年にDaevid AllenとGilli Smythにより結成され、数多のメンバー変遷を経ながら現在も活動しているGong。ところが、2015年にDaevid Allenが癌で死去。彼の遺志を引き継いて残されたメンバーがGongを存続させます。彼らは精力的にライブ活動を行い、日本で…

Steven R. Smith、Glenn Donaldson、Brian Lucasによるユニット43 Odesの新作 “HWN UN AMN” に思いを寄せて…

このブログでは毎度お馴染みのSteven R. Smith。カリフォルニアのインディーズ・ポップ職人と言われるようになったGlenn Donaldson。Dire Wolves、Angel Archerのメンバーとして活動を行いながらソロ・ユニットOld Million Eyeとしても活躍しているBrian Luc…

2023年11月のディスカホリック(来年3月11日のSlowdive東京公演に行きます)

今年のフジロックで素晴らしいライブを披露してくれたSlowdive。来年3月11日に東京の豊洲PITにてライブが行われます。これまでに、フジロックで3回、2017年の単独公演も観ているだけに、もう行くしかないですね。オフィシャル先行でチケットを確保しました。…

ベルギーのアヴァン・ギャルドなフォークを奏でる鬼才Antoine Loyerと合唱隊Megalodons Maladesによるコラボ作の第2弾!

ベルギーのアヴァン・ギャルドなフォークを奏でる鬼才Antoine Loyerの今年6月にリリースされた5作目となる新作 “Talamanca” を紹介します。2021年の前作 ”Sauce chien et la guitare au poireau” と同じくブリュッセルの合唱隊Megalodons Maladesとの共作で…

ギターと木箱による打楽器カホンを駆使した75 Dollar Billの世界!

ギタリストChe ChenとパーカッショニストRick Brownによるデュオユニット75 Dollar Bill。ブルックリンで2012年に結成して地道にライブ活動を行い徐々に注目を浴びるようになります。2019年リリースのアルバム “I Was Real” が、英国の音楽誌The Wireの年間…

Richard Youngsの新作 “Modern Sorrow” は、自身の声をサンプリングやビブラート変調して作り上げた、ポップでコンテンポラリーな怪作!

エクスペリメンタル・フォークからアヴァンギャルドなポップ・ミュージック、そしてノイズからエレクトロニクスまで多彩なジャンルを奏でてきたスコットランド・グラスゴーの奇才Richard Youngs。これまでも数多くのアルバムをリリースしており、無尽蔵なア…

2023年10月のディスカホリック

2023年10月のディスカホリックはレコード6、CD3(1枚は頂きもの)、カセット1の10作品の購入実績でした。今回、シアトルのレーベルEiderdown RecordsよりNatalia Beylis & Eimear ReidyのCDを頂きました。Eiderdown Recordsに7月発売の43 Odesのレコードを注…