ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

孤高のギタリストSteven R. Smithの “In The Spires” 、今後を占う重要なアルバム!

ロサンゼルスを拠点に活動している孤高のギタリストSteven R. Smithの本人名義による新作 “In The Spires” がリリースされました。彼について当ブログでも何回か取り上げていますが、まずは簡単におさらいしておきましょう。 90年代中頃よりソロ活動を行いな…

Alan Vega、一夜限りのロックンロール・セッション!

パンク、インダストリアル、エレクトロなど様々な要素を駆使していたNYのアンダーグランド・シーンを象徴するユニットSuicideのAlan Vega(1938-2016)。彼の音源については、Suicide、ソロ、コラボレーションなど多数の未発表音源があるようです。今年はそ…

2人のSamが奏でるサックスとベースのための音楽、その2

ともにLAを拠点とするアンダーグラウンド・ジャズ・シーンで活躍するサックス奏者Sam GendelとベーシストSam Wilkes。2人の存在感を示したのが、2018年の傑作「Music for Saxofone and Bass Guitar」です。その第2弾がLeaving Recordsからカセットでリリース…

2021年9月のディスカホリック

にほんブログ村に登録して、「音楽ブログ」 と 「洋楽」 のバナーをこのブログに設置してみました。アクセス数を増やすブログじゃないけど、今に拘った音楽をもっと色々な人に知って貰いたいと思ったのです。今のところアクセス数にあまり変化はないですけどねw…

人間と自然のつながりをテーマとしたGreen-Houseの生活空間のための音楽!

ノンバイナリージェンダーであることを公言しているアーティストOlive ArdizoniのプロジェクトGreen-House。ロサンゼルスを拠点に活動を行い、2020年リリースのデビューEP作 “Six Songs for Invisible Gardens” が、ニューエイジミュージック界の新星として…

Liilaの奏でる禅ミュージックの世界とは

USホートランドのDanielle DavisとSteven WhitelyによるデュオLiilaは、禅宗寺院での共同生活で出会い結成されます。Liilaとは、サンスクリット語で「創造的な遊び」といった意味だそうです。2人はインドや東南アジアの文化や宗教に興味があったことで禅宗に…

多彩な要素を含んだSix Organs Of Admittanceの新作「The Veiled Sea」 近年のアルバムの中では1番の傑作です!

アメリカのギタリストBen ChasnyによるソロプロジェクトSix Organs Of Admittance。2000年代前半のフリーフォーク・シーンの中心的存在として名を知られるようになり、エクスペリメンタル、サイケディリック、ドローンなどの要素も取り入れアルバムごとに変…

2021年8月のディスカホリック

フジロックについて少し書きます。私は2002年から毎年参加してきましたが、今年は悩んだ結果参加しませんでした。仕事の関係で5月にワクチン摂取を完了。このことは、絶対にコロナ感染してはならいということでもあります。ホールドしていたチケットを5月に…

現代音楽作曲家John Luther Adamsがエオリアンハープの音に影響を受けた“Arctic Dreams(極北の夢)”の世界とは

1953年生まれのJohn Luther Adamsは、1978年から2014年まで住んでいたアラスカの自然にインスピレーションを得たアメリカの現代音楽作曲家です。2014年にピューリッツァー賞と2015年にグラミー賞の両方を受賞しています。現在はニューメキシコとNYを拠点にし…

ドイツ・ヴュルツブルクのChristian Büdel、Philipp HagerによるZement、ミニマルに鳴り響く新世代のクラウトロックと呼んでもいいでしょう!

ドイツ・ヴュルツブルクのChristian Büdel、Philipp HagerによるZement。ミニマルに鳴り響く新世代のクラウトロックと呼んでもいいでしょうね。2014年に結成してこれまでにカセット音源を含めて6タイトルのアルバムをリリースしています。本日は彼らのライブ…

Matt ValentineのPreserves名義による Galactic Ooze、彼の集大成を表した傑作!

サイケデリック・ロックからアシッド・フォークまで奏でるアメリカ・バーモント州の夫婦デュオMV & EE( Matt Valentine&Erika Elder)としてもお馴染みのMatt Valentine。彼は90年代中頃からThe Tower Recordingsというサイケ・フォークバンドで活動してい…

2021年7月のディスカホリック

今月、はてなブログでフォローしているShigeo Hondaさんの「Sound & Silence」の記事で、この「ディスカホリックによる音楽夜話」を取り上げて頂きました。6月のディスカホリックでPresident Onlineの「店頭でワクワクしながらCDを選ぶという人が絶滅危惧種に…

レーベルFlower Room を主宰しながら、ソロやコラボレーションなど様々な活動を行っているAsh BrooksとMatt Lajoieの世界に魅了されています!

アメリカ・メイン州ポートランドを拠点に音楽活動しているAsh BrooksとMatt Lajoie。2人は2017年に自分達の音源をリリースするレーベルFlower Roomを立ち上げます。カセットやレコードを中心にソロ音源、コラボレ-ション音源など多数リリースしています。自…

ブルックリンの解散したPillのメンバーとEatersのメンバーが合体したP.E.のデビューアルバム!

またまた、新たなるバンドに出会うことが出来ました。解散したNYブルックリンのバンドPill(Benjamin Jaffe、Jonathan Campolo、Veronica Torres)に同じくブルックリンのBob Jones、Jonathan Schenkeによるコラボレーション・ユニットEatersのメンバーが合…

2020年6月のディスカホリック

昔はCDやレコードを買わないことには、内容が確認出来なかった。雑誌レビューや店頭でのキャッチ・コピーを参考にワクワクしながらCDを選んでいた。例えそれが外れたとしても、元を取るために10回は聴くようにしていた。その事で新たなる発見が出来ることも…

政治的メッセージを掲げながら、縦横無尽にジャンルの垣根をぶっ壊して掻き鳴らすSunwatchersのサウンドにハマッています!

Jeff Tobias(サックス)、Peter Kerlin(ベース)、Jason Robira(ドラムス)、Jim McHugh(ギター)、の4人によるニューヨークのバンドSunwatchers。先月のブログでJonathan Kaneについて書いた時に、Jim McHughとのコラボレーション・ライブ音源がnyctape…

サンフランシスコの変態キチガイ・バンドCaroliner RainbowやSunburned Hand Of The Manのメンバーでもあった Phil Franklinのソロ・プロジェクトFranklin's Mintの13年振りとなる新作

2001年よりSunburned Hand Of The Manのメンバーとして多くのアルバムに参加しているPhil Franklin。ドラム、パーカッションをメインに様々な楽器を弾き熟すマルチプレヤーでもあります。Sunburned Hand Of The ManのリーダーJohn MoloneyもドラマーなのでPh…

ノイズ、ポスト・パンク、フォークまで多彩な音楽性を披露しているギタリストStefan Christensenに魅了されています

アメリカ・コネチカット州ニューヘイブンを拠点に活動しているギタリストStefan Christensen。2000年代初期より音楽活動を行っており、様々なバンドやユニットを経て2015年よりソロ名義でも活動をスタートします。今はHeadroom、Centerのメンバーでもあり、C…

2021年5月のディスカホリック

2021年5月のディスカホリックは20作品の購入実績でした。久しぶりにちょっと買い込んだ感じです。20年位前が月に30~40作品近くCDを買い込んでいたので、それから比べると可愛い数字ですが。まだ聴けてないものも多くあり、個別に取り上げたいものも今月は多…

Dire Wolvesのベーシストとしても活躍しているBrian Lucasのソロ・プロジェクトOld Million Eye

サンフランシスコのサイケデリック・バンドDire Wolvesのベーシストとしても活躍しているBrian Lucasのソロ・プロジェクトOld Million Eye。ドローン、アンビエント、ミニマル、エレクトロニクスなど様々な要素を駆使してBrian Lucas流のサイケ感を醸し出し…

Swans結成時のドラマーだったJonathan KaneによるGuitar Trioの世界とは

Swans結成時のドラマーだったJonathan Kane。Swans脱退後はセッション・ドラマーとして様々な活動を行なって来ました。その中でもミニマル実験音楽作家Rhys Chathamとの出会いが、彼の音楽に大きな影響を与えました。Rhys Chathamと言えばギター・トリオ、10…

Alan Lichtの2001年リリース「Plays Well」がリイシュー。 2000年代ベスト・アルバム級の傑作!

ニューヨークのアヴァンギャルド・ギタリストAlan Licht。 80年代後半にパンクバンドLove Childとしてデビューし、90年代中頃にアート・ロックバンドRun Onで活躍します。Run On在籍時よりソロ活動を行い、Loren Connorsのコラボレーターとして多くのアルバ…

2021年4月のディスカホリック

定年まであと2ヶ月。その後も継続して同じ職場で働くけどね。給料も下がるから、もっと精神的、体力的に楽な仕事をしたいと思っているけど、はたしてどうなるかな?仕事の関係でコロナワクチンの接種を5月に受けることになっている。有難いと思う一方で、コ…

アメリカ、コネチカット州のノイジーでサイケデリックなサウンドを奏でるHeadroom、その周辺も含めてユニークな活動を行っています!

David Shapiro(ギター、キーボード)、Rick Omonte(ベース)、Kryssi Battalene(ギター、ヴォーカル)、Stefan Christensen(ギター)、Ross Menze(ドラム)によるアメリカ、コネチカット州を拠点にノイジーでサイケデリックなサウンドを奏でるHeadroom…

The Telescopes「Songs Of Love And Revolution」古典的なタイトルですが、最高傑作です!!

1987年から活動を続けるイギリスのサイケデリック・バンドThe Telescopes。初期のころはあのCreation Recordsに所属していたこともありました。1992年のセカンド・アルバムのあとに、一旦活動を休止してしまう。その後、2000年代初めに復活した時には、Steph…

Clan Caimanの桃源郷への旅立ちにベストな音楽とは

アルゼンチンのマルチ・インストゥルメンタリストEmilio Haroが「架空の部族の奏でる音楽を空想する」というコンセプトの元で結成された 5 人編成のバンドClan Caiman。彼らの注目の2作目となる新作「Asoma」がリリースされました。今回もデビュー作同様に…

2021年3月のディスカホリック

” 海外からのアーティストを迎えての開催は断念し、国内アーティストのみによる開催となります” 何となく予想していたけどね。洋楽オンリーの私だけに悩む。大声を出さずに、密にならずに、フェスを楽しめるかとも思う。エッセンシャルワーカーとして働く身…

アンビエント、ミニマル、テクノ、ノイズなど様々な要素を組み合わせたClub Sound Witchesのユニークな世界!

オーストラリアでアンダーグランドに活動するMatt Earle & Nicola Mortonの男女デュオClub Sound Witches。アンビエント、ミニマル、テクノ、ノイズなど様々な要素を組み合わせて、これまでにないユニークな世界を築き上げています。彼らに魅了させられて、…

The Flowers Of Hellの“Outlanders”、これまでの15年の活動を振り返ると同時に今後の方向性も伺える1枚!

カナダのトロントを拠点に活動しているGreg Jarvis率いるThe Flowers Of Hell。The Velvet UndergroundやSpacemen 3の影響を受けつつも自分達のオリジナリティーを追求してきたバンドです。2006年のデビュー時は6人編成であったが、ホーンやストリングスなど…

ベルギーのシンガーソングライターAntoine Loyerとフランスのサイケ・トリオBegayerの新作!

アヴァン・フォークを聴かせるベルギーのシンガーソングライターAntoine Loyerとブルース、フォーク、民族音楽を組み合わせてサイケデリックに奏でるフランスの3人組Begayerの新作。それぞれの曲を集めたスプリット・アルバムでありコラボレーション・アルバ…