ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

2015-01-01から1年間の記事一覧

2015年12月のディスカホリック

今年最後のブログ更新です。12月のデスカホリックは12タイトルでした。年間では130タイトルの購入がありました。購入実績は10年前に比べると3分の1程度まで減っています。でも、まあ、CD不況、洋楽不況と言われる中で、よく買っていると思う。新たなる音楽配…

2015.12.6 Ringo Deathstarr @札幌Spiritual Lounge

Ringo Deathstarr “Pure Mood”Japan Tour 2015の初日、札幌Spiritual Loungeでのライブに行って来ました。彼らを観るのは2011年のフジロック以来なのであります。その年に初のフル・アルバムがリリースされています。日本では2007年のデビューEP盤が、早い段…

2015年11月のディスカホリック

今年もあと1ヵ月です。そろそろ年間アルバム・ベストを考えなくては、と思っています。ただ、新作で欲しいCDやレコードがたくさんあるけど、買いきれていません。つい買いそびれていた過去のアルバムを衝動買いしていますからね。そう言えば、Noel Gallagh…

現代音楽作曲家John Luther AdamsとロックバンドWilcoのドラマーGlenn Kotcheとのコラボレーション!

アメリカの現代音楽作曲家John Luther AdamsとロックバンドWilcoの敏腕ドラマーGlenn Kotcheとのコラボレーションアルバムがリリースされました。 John Luther Adams Glenn Kotche John Luther Adams は2014年ピューリッツァー賞音楽部門賞、2015年グラミー…

2015年10月のディスカホリック

今年もあと2ヵ月です。色々とバタバタしそうですが、頑張りましょうね。さて、このところVinylの購入量が増えています。ブームに乗っている訳ではないのですが、Vinylのみのリリースが増えているのも確かです。CDで買えるものはCDでという考えは変わらないで…

Caroliner Rainbow、一気に爆買いしました。

サンフランシスコの変態キチガイ・バンドCaroliner Rainbow。その存在は90年代中頃より知っていたが、CD全盛の時にレコードでしかリリースしてない厄介なバンドでした。当時は多少興味はあったけど、レコードプレーヤー持ってないし、そこまで無理して聴くバ…

2015.10.10 Swervedriver@札幌Spiritual Lounge

シューゲイザーのレジェンドバンドで、今年18年振りに新作をリリースしたSwervedriverの札幌公演に行ってきました。 私はライブ会場である札幌Spiritual Loungeの近くに宿を取っていた。チックインの為、16時頃その前を通るとSwervedriverのメンバーが居たの…

2015年9月のディスカホリック

9月はBox含めて6タイトルの購入実績です。 やはりPekka AiraksinenのBoxは少し高かったけど、満足のいく内容でした。Pekka Airaksinenについては、もう1枚本日届きましたが、来月でのアップです。 さて、10月はSwervedriverのライブを観に行きます。どんなラ…

The Sperm / Pekka Airaksinen / Samsa Trio-Works 1968-76

フィンランドのアヴァンギャルド音楽家、Pekka Airaksinenの重要な初期音源が5Vinyl Boxとしてリイシューされました。John GageやStockhausenに影響を受けた彼は、60年代後半にThe Sperm(何とも凄い名前ですが)というバンドを始めます。名前のごとく猥雑…

2015年8月のディスカホリック

毎年8月はフジロックの後遺症で抜け殻状態であります。何とも気合の入らない中で、9月にはFacebookの音楽グループ「いとしのプログレ」の東京オフ会があるので、東京に行って来ます。今回はプログレシッブロックですよ。久しぶりにお会いする友人も多数いる…

フジロックフェステバル2015、7月26日(日)観戦報告

フジロック最終日です。この日は12時からフィールド・オブ・ヘヴンでのJim 0' Rourke&Gaman Gilbertoを観る為に越後湯沢の宿を9時前に出る。その甲斐あって10時半ぐらいには会場到着した。早めの昼食にプリンス食堂のとん汁定食を頂きました。このプリンス…

フジロックフェステバル2015、7月25日(土)観戦報告

フジロック2日目です。昨日は、Foo Fightersを最後まで観てしまったので、越後湯沢の宿に戻ったのが午前1時でした。本日はカフェ・ド・パリスで13時からのPerroskyを最初に観る予定をしているので、少しのんびりです。それでも10時にシャトルバスの乗り場へ…

フジロックフェステバル2015、7月24日(金)観戦報告

フジロックフェステバル、今年も行って来ました。2002年から参加しているので今回で14回連続参加です。地元である北海道に戻ってからは7回目となります。北海道からは、毎年ブルートレイン北斗星で行っていたのですが、廃止となり臨時運行となると、切符は殆…

2015年7月のディスカホリック

フジロック行ってきました。今年も楽しかったです。観戦報告は後で書くとして、まずは7月のディスカホリック(購入履歴)です。Vinyl盤4枚組ボックスを含めて10タイトルの購入です。ストリーミングの時代とか色々言われるけど、やはり物に拘りたいです。尚、…

エーモス&クルー トゥルーティアーズ

Amos & Crew / True Tears 怪しけなヤバいレコードを見つけましたよ!エーモス&クルーのトゥルーティアーズであります。なせか日本語表示です。このAmosは、元Henry CowのTim Hodgkinsonが結成したバンドThe Workのメンバーであった人です。その"The Workの…

フジロック2015、私はこう観る!

www.youtube.com フジロックまで、あと2週間です。今年を入れると14年連続参加ということになります。行き始めの2002年は埼玉に住んでいて、その後、高崎、仙台と住むところが変って、2009年に地元である北海道に戻って来た。北海道に戻ってからは、毎年ブル…

2015年6月のディスカホリック

フジロックまで、いよいよ1カ月を切りました。今年は毎度の方々とお会いするのとは別に、Facebookの音楽グループThis is Popのオフ会もやることになっています。お初の方々ばかりなので、楽しみでもあります。さあ、テンション上げていくとしますか! さて、…

Bichkraft、情勢不安のウクライナから掻き鳴らされるサウンドはリアルに突きささる !

Bichkraft / Mascot 久しぶりにこれだと思う新人バンドに出会いましたよ!ウクラウナ・キエフの4人組バンドBichkraftであります。アメリカ・ブルックリンのインディーレーベルWharf Cat RecordsからリリースされたBichkraftのデビューアルバム「Mascot」が素…

2015年5月のディスカホリック(今月は実験音楽系が多くなりました)

今月は実験音楽系が多くなりました。特にJim O'Rourke(幅広く解釈すれは、彼も実験音楽系かな?)のヴォーカル物は様々な思いが蘇ってきます。ちょっと違うけど、このブログのディスカホリックは、Jim O'Rourke、Mats Gustafsson、Thurston Mooreらのユニッ…

Godspeed You! Black Emperorの新作「Asunder, Sweet And Other Distress」、ライブにおけるメッセージが気になる!

カナダの轟音ポストロックバンドGodspeed You!Black Emperpr。前作2012年リリースの「Allelujah! Don't Bend! Ascend!」が、10年振りのアルバムだっただけにGY!BEのすべてをこれでもかと言うぐらいにぶち込んだ大作であった。高い評価を得ていたのだが、個…

Eternal Tapestryの野イチゴが描く異空間サイケデリアの世界とは、

Eternal Tapestry / Wild Strawberries オレゴン州ポートランドを拠点に活動しているサイケデリックなドローン・サウンドを奏でるEternal Tapestry。Jackie O Motherfuckerのメンバーとして活動していたこともあるNick Bindemanを中心に2005年に結成されまし…

2015年4月のディスカホリック

今年のフジロックは、ちょっと凄いことになりそうです。ヘッドライナーにFoo Fighters、Muse、Noel Gallagher's High Flying Birdsといった、今もっとも旬で観客動員の見込めるアーティストを配置しました。しかも、まだ4月なのに曜日別ラインナップも発表す…

Kammerflimmer Kollektiefの幻想的で美しい混乱の世界と顔のない女性ジャケット

ドイツのエクスペリメンタル・バンドKammerflimmer Kollektiefの9作目となる新作「Désarroi」。ジャズ、インプロゼーション、サイケデリック、ポストロック、ノイズなどを融合させてラディカルでエキセントリックなサウンドを構築しています。タイトルの「Dé…

Daevid Allen三昧!

Daevid Allenが旅立ってから、1カ月が過ぎました。改めて彼の素晴らしさを確認している状況です。気持ち的には、未だGet Well Soon Daevid!でありますが・・・ Daevid Allen三昧!と言うことでオーダーしていたレコード、CDが届きました。今後も色々な物が…

2015年3月のディスカホリック

2月も色々ありました。我がフェイバリット・アーティストDaevid Allenの死去が、やはり一番堪えましたね。彼の末息子Ynys Allenが「皆さん、どうか泣かないで、そのかわりに祝福してください」と言っているので、大騒ぎして盛り上がるしかないけど。まあ、今…

The Recedents(Lol Coxhill、Mike Cooper、Roger Turner)のCD5枚組BOX / あなたがここにいてほしい

The Recedents / Wishing You Were Here(5CD BOX) Lol Coxhill, Mike Cooper, Roger Turnerによるインプロビゼーション・バンドThe Recedentsの5枚組アーカイヴBOX「Wishing You Were Here」を入手しました。一瞬、目玉バンドのレジデンツ(The Residents…

Daevid Allenへの追悼を込めて

Daevid Allenが旅立ってから1週間近くになります。ネットなどで様々な情報を入手しながら、今更ですが、彼の素晴らしさを感じ取っています。そんな中、息子のOrlando Allenがトリビュート音源2曲を公開しました。その1曲がKing CrimsonのMoonchildなのであり…

Daevid Allen  R.I.P.

GongのDaevid Allenが亡くなりました。私のプロフィール写真のGet Well Soon Daevid!は、彼に対するのメッセージであります。もの凄く悲しくて残念です。ただ、彼の末息子Ynys Allenが、こんなメッセージを残しています。Daevidが行くときには、皆さん、ど…

John Luther Adams「The Wind In High Places」

アメリカのエクスペリメンタルな現代音楽の作家John Luther Adams(born1953~)。ネイチャリストでもある彼は、70年代後半に極北の地アラスカに移住して作曲活動を行って来た。アラスカの大自然をテーマにした楽曲や10代の頃ロックバンドでドラマーであった…

Pandit Pran Nath

Pandit Pran Nath / Ragas インド・ラーガ・ミュージックの巨匠であり、ミニマル・ドローンの原点にも多大な影響を与えたヴォーカリストPandit Pran Nath(1918–1996)。昨年後半に彼の1971年にリリースされたRagasが43年の時を経て限定リイシューされました。…