ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

2014-01-01から1年間の記事一覧

2014年12月のディスカホリック

12月は色々とバタバタしてブログ更新もあまり出来なかった感じです。それでも13タイトルのCD、レコードを買っていました。まだ、よく聴けてない状況ですが。2014年年間ベストについては、届いてないものもあるので、それを聴いてからになりそうです。そんな…

Gong「I See You」

Gong待望の新作「I See You」。前作「2032」の様にSteve HillageやMiquette Giraudy、そしてMike Howlettは居ないけど、これはまさしくGongそしてDaevid Allenの集大成とも言えるアルバムなのである Gong / I See You 参加メンバーはOrlando Allen(drums)…

2014年11月のディスカホリック(CDプレーヤーまたまた修理中)

今年の1月に購入したP社のCDプレーヤーが、またしても調子が悪い。キュル、キュルとCD再生中に回転ムラが微かに聴こえる。そして、いきなり再生がストップしてしまうのである。修理に出したけど、6月にディスプレー表示が出無い事で修理したので2回目である…

Henry Flyntに再び熱くなっています。

哲学者であり、60年代にGeorge Maciunasの提唱したフルクサス運動にLa Monte Youngらと参加していたアメリカの現代音楽作家Henry Flynt。ただフルクサスは、政治的イデオロギーや権威主義的なことですぐにその一派から遠ざかってしまう。そして、彼が向かっ…

2014年10月のディスカホリック(こんなものを買っていました)

10月は頂き物を含めて17タイトルの実績です。久しぶりに買ったなあと言った感じであります。昔に比べるとかなり枚数を減らしていますけどね。今どきCDやレコードを買うのは一部のマニアだと言われますが、やはり音楽配信は私に合いません。聴くことや観る事…

Pere Ubu、カルトホラー映画「恐怖の足跡(原題:Carnival of Souls)」をベースに新作!

Pere Ubu / Carnival of Souls 昨年の「Lady from Shanghai」に続く新作が早くも登場です。「Carnival of Souls」と題された本作は、1962年に公開された Herk Harvey監督のカルトホラー映画「恐怖の足跡(原題:Carnival of Souls)」をベースに制作されたア…

2014.10.9 Boston@日本武道館

Bostonについては、以前にもこのブログで書いたが、私がロックに目覚める切っ掛けを作ったバンドであります。そのBostonが35年振りの来日ということであれば、何が何でも行くしかありません。オリジナル・メンバーはTom Scholzのみです。曲作りからプロデュ…

2014年9月のディスカホリック(備忘録)

このディスカホリックも今年になってからは、毎月書いています。単なる購入履歴だけど、これが一番重要だったりする。どこで何をいくらで買ったぐらいは記録しておかないとすぐに忘れてしまうからね。今月は1枚1枚についてのコメントはありません。記事に取…

LAFMS の重鎮Joseph Hammerの道無き旅、ドツボに嵌ってどっぴんしゃん!

Joseph Hammer / Roadless Travel LAFMS(Los Angeles Free Music Society)関連というと私の場合、SmegmaとRick Pottsは好きなのでアルバムも色々と持っている。UnboxedやThe Lowest Form Of Music(CD10枚組)と言ったLAFMSコンピレーションなども持ってい…

Arnold Dreyblatt、2枚のアルバムより

Arnold Dreyblattは、Pauline Oliveros、La Monte Young、Alvin Lucierといった巨匠の下で音楽を学んだアメリカの作曲家です。1984年よりドイツのベルリンを拠点に活動しています。エクスペリメンタルでアヴァンギャルドな音楽を展開するArnold Dreyblattの…

フィンランドの秘境から、ワールドワイドに打って出でる! By Kemialliset Ystävät

Kemialliset Ystävät / Alas Rattoisaa Virtaa (LP) フィンランドのKemialliset Ystavatが、昨年末のピクチャー12インチ片面録音EPのリリースを経て、今年4年振りの新作。フリー・フォーク、サイケデリック、アヴァンギャルド、まあ、その他様々の形容詞が付…

Terry Riley、2枚のレコード盤より

8月のディスカホリックでも簡単に紹介していたTerry RileyのTwo Early Worksの他にもう1枚オーダーしていた。9月の初めに届いたLive Koln 1975というブート盤であります。両方、素晴らしい作品なので、あれこれ書いてみました。 Terry Riley / Two Early Wor…

ギター・アンプからマイク録音された厄介なライブ音源 By The Velvet Underground

The Velvet Underground / The Legendary Guitar Amp Tapes(LP) Lou Reedのギター・アンプのすぐそばからマイク録音された1969年のライブ音源のLP化です。Lou Reedの歪んだギター音を中心として、ギター以外のヴォーカルなどは遠くの彼方で唸っている厄介…

ごぉ~んぐのしんさくがでる~

Gongの新作がいよいよリリースされます~ 5月からのYou Me&Usジャパン・ツアーに病気の為、参加出来なかったDaevid Allen。You Me&Usのライブの時に'Get Well Soon’ Daevid!とメッセージを込めて撮った写真をプロフィールに使っている私である。 Daevid A…

2014年8月のディスカホリック

毎年8月は、フジロックが終わった後の脱力感で何となくモチベーションが上がらない。やるべきことは色々あるけどね。 さて、8月のディスカホリック(音盤中毒)、単なる購入履歴ですが、5タイトルで少なめです。1枚1枚レビューしたいところですが。 The Wate…

フジロックフェステバル2014、7月27日(日)観戦報告

いよいよフジロック3日目最終日です。2日間晴天に恵まれたのですが、本日は何となく雲行きが怪しい。昨年3日間大雨にあたられ大変な思いをしたので、今年はついにモンベルのゴアテックス製レインウェアーを買ってしまった。これを使用しないで終わってしまう…

フジロックフェステバル2014、7月26日(土)観戦報告

フジロック2日目であります。本日は朝一10時20分から行われるThe Inspector Cluzoを観る為に9時に宿を出たのだか、レッド・マーキーに着いたのは10時40分頃だった。昨日のように、簡単にシャトル・バスに乗れる状況では無かったのであります。ただ、越後湯沢…

フジロックフェステバル2014、7月25日(金)観戦報告

フジロックフェステバル2014に行って来ました。2002年から参加しているので、今回で13回連続参加です。今年は日本のアーティストも多く参加しており、昨今の洋楽不況では、日本勢を増やさないと集客もままならないと言った感じなのでしょう。大物アーティス…

2014年7月のディスカホリック(フジロック観戦報告は後で書きます)

フジロック、今年も行って来ましたよ。観戦報告は後で書きますのでよろしくお願いします。未だにその余韻を引きずっていますけど、その前に7月のディスカホリックですね。今月は結構レコード盤が多いです。 Loren Connors、Vapour Theories(split LP) 購入…

Sun Raの1966年の未発表ライブ音源!

今年はSun Ra(1914年5月22日~ 1993年5月30日)の生誕100周年であります。この生誕100年を記念してMarshall Allen率いるSun Ra Arkestraが世界各地でライブ活動を行なっている。日本でも7月4日と5日に東京・表参道のBlue Note Tokyoでライブが行われた。残…

Led Zeppelin(リマスター・デラックス2CD・エディション)を聴く!

CDプレーヤーを修理に出していた為、買った初期アルバム3作品のCDを聴いてないことを前回のブログで書いた。私は2003年のバンド結成35周年を記念したオリジナル紙ジャケもすべて持っているが、別に慌てて聴く必要もないなと思っているうちに、聴くタイミング…

2014年6月のディスカホリック(CDプレーヤー修理中)

今年1月に買ったCDプレーヤーを修理に出す羽目になった。デジタル表示が出ないのだ。メーカーに送ったが、症状が出てないとのこと。電気機器メーカーに勤めていたことがあるだけに、こんなのが一番厄介である。修理には10日前後かかる予定とのこと。すでに1…

Spiritualized vs. Oneida、インプロ勝負!

SpiritualizedのJ. Spaceman(Jason Pierce)とOneidaのKid Millionsの2人による2013年9月11日のインプロ・ライブを収録したアルバム「Live At Le Poisson Rouge」 をリリース。LP+7インチという変則的なリリースで、Record Store Day絡みであります。尚、…

Bishop兄弟、アコギ対決!

辺境バンドSun City GirlのAlvarius B(Alan Bishop)とSir Richard Bishopによる初のスプリット盤を今年のRecord Store Dayに合せてリリースしました。 Alvarius B、Sir Richard Bishop / If You Don't Like It...Don't !(LP) Charles Gocherの死去により…

2014年5月のディスカホリック(とりあえずメモ書きです)

久しぶりに色々と買った感じがする。コメントやレビューなど書きたいけど、まだ聴いてないものもある。とりあえずメモ書きです。毎度のことなからメインストリームからマニアックなものまで雑多な選択ですが、過去の音源ではなく今の音であります。 Bardo Po…

2014.5.31~2014.6.1 You Me&Us ‘Get Well Soon、Daevid’ Japan Tour追っかけ報告

ロンドン在住のYumi Hara(Vo、Key)、元Henry CowのChris Cutler(Dr)、そしてGongのDaevid Allen(Vo、G)によるクループ「You Me&Us」のJapan Tourです。直前になってDaevid Allenの急病で来日が出来なくなった。しかし、Daevidのツアーを行なって欲し…

カバー曲が原曲を超えた? By Bardo Pond

Bardo Pond / Looking For Another Place 昨年の年間ベスト・アルバムNo.1にBardo Pond「Peace On Venus」を選んだ私であります。そのBardo Pondがまたしてもやってくれました。今回は今年4月19日のRecord Store Dayにあわせて限定200枚のレコード「Looking …

再結成から10年、前作から23年だせ!

Pixies / Indie Cindy 新作がリリースされるなんて、思いもよらなかったPixies。Kim Dealが脱退したことでジ・エンドだと思っていた。その後の新メンバーを巡ってのゴタゴタ、そんな状況での新作「Indie Cindy」なのであります。しかし、Kim Dealの重しが取…

2014年4月のディスカホリック(遅れましたけど・・・)

No Neck Blues Band / Languid Red Marchetti(LP) 購入先Art Into Life 購入価格3,434円 No Neck Blues Bandの1994年結成当時の未発表音源。彼らの特徴であるカオスティックなフリー・インプロビゼーションといった感じよりも、金属音ノイズ中心とした危な…

The Stone Roses:Made of Stone(DVD)に寄せて

映画の方は昨年11月に観ているが、やはり、これは日本語字幕スーパーの入った国内盤DVDで買わないとね。 2011年11月の奇跡の再結成に始まった活動を中心としたドキュメンタリー映画である。90年代初期のマンチェスター・ムーブメントの全盛期だった頃の映像…