ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

2013-01-01から1年間の記事一覧

Loren Connors "Christmas Day"

Loren Connorsの1分40秒ほどの曲「Christmas Day」の7-inchが、リリース元であるFlannelgraph Recordsより届いた。昨年、Flannelgraph Recordsのコンピレーション・デジタル・アルバム「The Holidays Don't Have To Be So Rotten Volume 3.」に収録されてい…

2013年はこれで決まり!私的ベストアルバムBardo Pond「Peace On Venus」

Bardo Pond「Peace On Venus」 90年代初期の頃から活動を続けているアメリカン・サイケデリック・バンドBardo Pondの新作が届きました。彼らの場合、リリース量が多い為、通算何作目なのか分らんところがある。昨年リリースされた「Yntra」が実験的な内容で…

孤高のギタリストSteven R. Smithの叫びを聴け!新作「Ending/Returning(2xLP)」より

Steven R. Smith / Ulaan Khol Ending/Returning(2xLP) 孤高のギタリストSteven R. Smithの新作がリリースされました。今回は本人名義とUlaan Kholによる2枚のLPレコードをカップリングしたのであります。EndingがSteven R. Smith、ReturningがUlaan Khol…

2013.11.22 System7@札幌Duce

RovoとSystem7の合体フルアルバム「Phoenix Rising」の発売を期してのライブツアーであります。ただし札幌はSystem7の単独ライブなのでありました。実はSystem7を観るのは、今回が初めてなのでありました。2009年のフジロックの時に、Gongのメンバーとし…

2013.11.06 Primal Scream@新木場Studio Coast

Primal Screamのライブは、過去に3回観ている。残念なから、2011年のソニックマニアでのScreamadelica再演ライブは観てないけどね。今回は新作「More Light」をリリースしてのライブツアーである。新作としては、5年振りになるのだが、Screamadelica再演ライ…

ラジオドラマ作品集 By Brunhild & Luc Ferrari

Brunhild & Luc Ferrari / Contes Sentimentaux(4CDBOX) フランスの作曲家であり、アヴァンギャルド、エクスペリメンタル、フィールドレコーディングスといった言葉が当て嵌まるLuc Ferrari(1929~2006)の興味深い4枚組BOX「Contes Sentimentaux」が遂に…

Psychic Rally – Transmission 104.5 1989-1995

http://www.discogs.com/Psychic-Rally-Transmission-1045-1989-1995/release/4896861 スイスで1989年から95年まで月一で放送されていたノイズ実験音楽ラジオ番組「Psychic Rally」の記録音源が、10枚組CDボックスとしてリリースされました。番組のホスト役…

ターンテーブルを買いました。

やっと、ターンテーブルを買った。と言ってもDJが使用するものではなく、単なるレコードプレーヤーだけどね。買ったのは、オーディオ・テクニカのAT-PL300USBでUSBコネクターが付いているタイプで、レコード音源をデーターファイルに変換できる機種である。…

桃源郷的音盤640選、まだ見ぬ音楽の秘境へ

オンライン・レコード・ショップOrganic Musicのオーナーであり、DJとしても活躍するChee Shimizuがセレクトしたディスク・ガイド・ブック「Obscure Sound」。桃源郷的音盤640選とサブ・タイトルが付いている。本の帯には、まだ見ぬ音楽の秘境へと題して、Bo…

フジロックフェステバル2013、7月28日(日)観戦報告

フジロックもいよいよ最終日です。もう雨は要らないですね。はたして、どうなることやら。 いつもよりは、少し早く宿を出た。12時台に観たいバンドがあるので、その前に昼食を取りたいのであった。もちろん昼食を取るところは、アヴァロン・エリアの朝霧食堂…

フジロックフェステバル2013、7月27日(土)観戦報告

フジロック2日目です。昨日の疲れは温泉で癒して、今日も頑張ります。いつもの様に越後湯沢の駅に行ってみると、昨日とは打って変って長蛇の列。昨日が平日だという事もあるけれど、やはり、Biork人気なのでしょうね。Biorkの単独公演もあるけど、確実に観る…

フジロックフェステバル2013、7月26日(金)観戦報告

フジロックフェステバル2013に行ってきました。2002年から参加しているので、今年で12回連続参加です。昨年のように、The Stone Roses、Radioheadといったビック・アーティストで過去最大の観客動員数を記録した大会に比べると、今年は少し地味かな。 初日の…

The Garbage & The Flowers「Eyes Rind As If Beggars」

The Garbage & The Flowers「Eyes Rind As If Beggars」 ニュージーランドのサイケ・Lo-FiバンドThe Garbage & The Flowersの1997年にリリースされた1stアルバム「Eyes Rind As If Beggars」がリイシューされました。初CD化であり、1992年のデビュー・シン…

Main / Ablation

Robert HampsonのMain名義による久しぶりのアルバム。なんとStephan Mathieuを迎えてのコラボレーションであります。ミニマル・ドローン好きには、たまらないアルバムだと思うが、もう少し何かが欲しい。10年以上前だったら、この手のサウンドは、もの凄く大…

フジロック2013の予習編

いよいよ2ヶ月後に迫って来たフジロック2013。出演者もほぼ固まって来ました。昨年の様に、あれも観たい、これも観たい、といった状況で、いざタイム・テーブルが発表されると、色々と被ってしまい観られないものも多かった。それと観客が多すぎて、移動に…

Randall Nieman(Mind Expansion Records)からの贈り物?

昨年11月に、PayPalを利用してMind Expansion RecordsにSlipstreamのCD「Stereo Brain / Mono Heart」をオーダーしたが、1カ月過ぎても、サンクスメールも来ないし、もちろんCDも届かなかった。こちらからメールで、早く送ってくれ!といったメッセージを送…

4月のディスカホリック(簡単コメント)

Suede / Bloodsports Suede、11年振りの新作!原点回帰という、この「クラシック・スウェード」は大正解だと思う。デビュー・アルバム1枚で脱退してしまったBernard Butle は居ないけど、もはや、その必要も無い。何となく意味深なジャケットもいいね。 Wire…

単なるサントラ盤の域を超えたMogwaiの「Les Revenants」

Mogwaiの今回の新作は、フランスTVドラマ「Les Revenants」のサントラ盤であります。このドラマの脚本を手掛けたのは、フランスの新鋭映画監督Fabrice Gobertです。この人、2010年に映画「Simon Werner a disparu...」のサントラにSonic Youthを起用すること…

Thinking Fellers Union Local 282 「Admonishing the Bishop」 

2011年にAll Tomorrow's Partiesで久しぶりに復活ライブを行ったThinking Fellers Union Local 282。2001年以降は、2004年に2回、ライブ活動を行っただけである。もちろん、新作もリリースされていない。そんなTFUL282であるが、未だにコアなファンは多い。 …

The Strokes / Comedown Machine (簡単コメント)

解散説が飛び交うThe Strokesの2年振りの新作。多彩なことをやっているのだが、バンド・サウンドとしては纏まって聴こえる。初期のポスト・ガレージ色はないものの、このバラエティー路線も有りかと思う。 こうなってくると、断然ライブが観たくなってくるの…

3月のディスカホリック(増えるCDをどうしたらいいものか・・・)

枚数は減ったものの、毎月10枚前後のCDは買っている。最近、増え続けるCDをどうしたらいいものかと考えるようになった。実家に戻って、もう少しで4年になる。その4年前の引越しの時に段ボール箱に詰めたCDを、どうするかということである。現在、封印された…

My Bloody Valentine 「MBV」

My Bloody Valentine / MBV マイブラ22年ぶりの新作。以外にも簡単にリリースされてしまったのである。昨年のリマスター盤が、本当に出るのか?との思いでCDが届くまでは半信半疑だったことを考えると、少し唐突な感じもする。しかも、自主制作でセルフリリ…

Pere Ubu「Lady from Shanghai」 Pere Ubu流のダンス・ミュージック?

Pere Ubu– Lady From Shanghai 奇才David Thomas率いるアヴァンギャルド・ガレージ・パンク・バンドPere Ubuのデビュー35周年を飾る新作「Lady from Shanghai」が届きました。David Thomas曰くPere Ubu流のダンス・ミュージックとのこと。とは言っても、Pere…

2月のディスカホリック

音楽配信の定額聴き放題サービスが日本でも話題になってきた今日この頃。それでも相変らすせっせとCDを買い漁っています。枚数はかなり減っていますが・・・ さて、2月のディスカホリックであります。今年もまだ2ヵ月しか経っていませんが、年間ベスト有望と…

想像を絶する下手くそさとはもう言わせないぞ!Giuseppi Logan

私がGiuseppi Loganを知ったのは、ちょうど1年前に発行された新書本「聴いたら危険!ジャズ入門」というフリージャズのガイドブックであった。著者はSFミステリー作家の田中啓文氏でありますが、残念ながら、私はこの人の小説を読んだことは無い。しかしな…

2013.02.07 My Bloody Valentine@新木場Studio Coast

My Bloody Valentineのライブに行って来ました。ライブの直前になって突如21年振りの新作「mbv」を、オフィシャルサイトでのリリースを開始した彼らであります。このタイミングでリリースするとは、日本のファンに対する最高のプレゼントだと思ったし、新…

1月のディスカホリック(一言コメント)

1月に買ったCDです。インディーズ・ロック、フリージャズ、現代音楽、エクスペリメンタルまで、雑多な選択ですね。 Bardo Pond / Yntra 2013年、今年初めて届いたCDです。アシッドサイケが、ヘビィーに鳴り響いています。 Giuseppi Logan / More サックス奏…

2012年アルバム・ベスト10

昨年6月よりブログを始めた。元々Mixiで書いていた音楽日記をもっとオープンなことで発信したいと思ったのが切掛けであります。ただ、思うようには更新出来ず、もっと紹介したいCDもあったけど。まあ、焦らず、マイペースにやっていきますね。読んでくれる皆…