
The Sleevesは、ロンドンを拠点に活動するインディーロック・バンドModern NatureのメンバーであるJack CooperとTara Cunninghamによって結成されたデュオ・プロジェクトです。Jack Cooperはソロも含めて様々なバンドで活動したあと、2019年にModern Natureを結成。当初はソロプロジェクト的で流動的なメンバーであったが、マルチに活動しているJeff Tobias(Thee Reps、Sunwatchers)とWill Young(Beak>)の2人が定番メンバーとなってModern Natureサウンドを構築。そして、2025年にTara Cunninghamが初参加したModern NatureのアルバムThe Heat Warpsで、新たな魅力を引き出し大きく評価されていったのです。その勢いのまま、The Sleevesとしてのファースト・アルバムを2026年5月にレーベル12XUよりリリースしました。
The Sleeves / The Sleeves

Jack CooperとTara Cunninghamのヴォーカルとギターによる相互作用に焦点を当てた、全10曲を収録しています。お互いにママス&パパスやサイモン&ガーファンクルの音楽を聴いたり口ずさむことから、往年のフォークやポップスからの影響を感じさせる美しいハーモニーが魅力です。その一方で、即興演奏による予測不能なギターワークがサウンドスケープの様に掻き鳴らされる。その音色は、鳥のさえずり、鐘の音、ラジオの雑音といったイメージを漂わせてくる。このシンプルで飾り気のないサウンドに空間という音響テクスチャーを組み合わせながら、The Sleevesの世界を構築している。Modern Nature からベースとドラムが抜けただけのサウンドではない。2人が持っている力量が最大限に凝縮された傑作。聴く者に不思議な心地よさを与えてくれる1枚です。
The Sleevesは、「ギターとボーカルの使い方において、馴染みのある要素と未知の領域が刺激的に融合した作品です。完全にジャンルレスで曖昧な領域こそが、私たちの真価を発揮する場所のようです。これは他の誰にも作れない音楽だと感じています。」と語っている。日本の音楽メディアele-King では “Still House Plantsがプロデュースしたサイモン&ガーファンクル“ と称されています。この例えにびっくりしたが、思わず納得した。海外の音楽メディアNo More Workhorseは、「音楽的に、最も静かな時期のTelevisionを彷彿とさせます。」と書かれている。The Sleevesの ”完全にジャンルレスで曖昧な領域“ に通じるような気がする。
ele-Kingのレビューです。
No More Workhorseのレビューです。
Tara Cunninghamは、Modern Natureに正式加入するまえに、Jack Cooperとコラボレーションしていた。その音源は、2025年1月にカセットとしてMossy Tapesよりリリースされています。2本のギターによる即興演奏です。まだ、お互いのヴォーカルについては、理解していなかったのかな?
Modern Natureについて書いています。
Tara Cunninghamが参加した2026年のアルバムThe Heat Warpsです。
Tara Cunninghamが参加してない2021年のアルバムIsland Of Noiseです。是非とも聴き比べて欲しいです。




















