Pandelindioはアルゼンチンのブエノスアイレスを拠点にFederico Fossatiが中心となって活動している音楽プロジェクトです。様々な民族楽器を駆使してアコースティックなドローンをベースに、インドや中東などのエキゾチックな雰囲気をも取り込んだサウンドを展開。デジタルとカセットを中心に2012年よりアルバムをリリースしています。
Bandcampで色々な音楽を検索しているなかで、Pandelindioと出会ってしまい、見事に嵌まってしまった。フィジカルメディアを探していたが、少量生産ですぐに販売終了になっていた。それでもカセット2本、CDR1枚のアルバムを何とか購入することが出来ました。見つけたときは即買いですね。
Pandelindio / El Monte Análogo(Cassette)
オーストリアのレーベルFeathered Coyote Recordsから2016年にリリースされたアルバム。このアルバムでPandelindioを知りました。N'vike、Hurdy-gurdy、Harmonium、Singing bowls(チベット鐘)などの民族楽器に、雨音や河のせせらぎなどのフィールドレコーディングスされた音が絡んでいます。1曲目のタイトルに~Jamaicaと書かれていることからも無国籍でエキゾチックなサウンドを聴かせてくれます。こうした音をカセットで聴かせることに、彼らの音楽に対する思いが感じられます。素晴らしいアルバムです。
Pandelindio / Meteoro(Cassette)
イタリアのレーベルRous Recordsから2018年にリリースされたアルバム。Tambura、Shruti Boxを用いてインド・ラーガミュージックに影響を受けた曲が収録されています。La Monte YoungやPandit Pran Nathの 熱烈なファンだったのでしょうね。やはり、Pandelindioの音楽はカセットで聴くのが一番いい良いように思える。デジタルはクリアーに聞こえるけど、チープなカセットの方がよりリアルに感じてしまった。
Pandelindio / Undisco(CDR)
スペイン・バスク州のレーベルMakrame Recordsから2012年にリリースされたデビューアルバム。Didgeridoo、N'vike、Bamboo Clarinet、Bansuri、といった民族楽器を組み合わせて エキゾチックな世界を奏でています。デビュー時はFederico Fossatiのソロ・プロジェクトで、全ての楽器を彼本人が演奏しています。このアルバムのみCDRでしたが、2018年に20本という超限定でカセットリリースされました。カセットを布で包んだパッケージ、このセンスの良さに脱帽です。即完売で入手困難ですが、欲しいです!
文面のなかで、様々な民族楽器の名前を書いてしまった。どんな楽器なのか、イメージが沸かないと思うので、画像だけでもアップしておきますね。
N'vike
Hurdy-gurdy
Harmonium
Didgeridoo
Tambura
Shruti Box
Bansuri
Bamboo Clarinet
最後にPandelindioのBandcampをアップしておきます。2012年のデビューからこれまでに12タイトルのアルバムをリリースしています。自分が購入した「El Monte Análogo」と「Meteoro」は、まだカセットで購入出来ますが、他は販売終了です。デジタルは聴けるので、是非Pandelindioの世界に興味を持って頂けると幸いです。