ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

アヴァンギャルドでポストクラシカルな世界を奏でるバンドThe One Ensembleとは

前回のブログで2017年アルバム・ベスト10をアップしました。そのベストNo.1に選んだバンドThe One Ensembleについて、もう少し書きます。日本でこのバンドを取り上げるのは私ぐらいでしょうね。Volcano The BearのメンバーでもあるDaniel Paddenがよりポストクラシカルなサウンドを目指して活動しているバンドです。

f:id:hiroshi-gong:20180115140123j:plain

Daniel Paddenは1995年にイギリスのレスターでAaron Moore、Nick Mott、Clarence Manuelo の4人でVolcano The Bearを結成。エクスペリメンタルなインプロバイズド・ミュージックを中心にフリー・ジャズエレクトロニカ、クラシックなどあらゆるものを組み合わせて、不思議な音楽を展開しています。2000年代初期から各メンバーが個々の活動も行う様になり、Daniel PaddenもソロユニットThe One Ensemble Of Daniel Paddenとして2002年に活動をスタート。バンド編成になりメンバーが固定されるようになった2007年頃から、すっきりとThe One Ensembleに名前を変更。ちょうど同じ時期に本人名義でもアルバムをリリースしてソロ活動も行っています。

 

The One Ensemble、現在のラインナップはShane Connolly(パーカッション)、Peter Nicholson(チェロ、ヴォイス)、Alex South(バスクラリネットアコーディオン)、そしてDaniel Padden(ヴォーカル、ギター、etc)といった布陣です。アルバムによっては、ビオラトロンボーン、サックス、民族楽器などの奏者をゲストに入れています。室内楽を思わせるクラシカルな楽器から醸し出されるサウンドに、Daniel Paddenのヴォーカルやコーラスが絡むことでアヴァンギャルドでポストクラシカルな世界を構築しています。

 

2017年アルバム・ベストNo.1 The One Ensemble「Saint Seven」

今回のアルバム「Saint Seven」は、Part 1、Part 2の全2曲による大作です。LPレコードとMP3でのリリースです。2013年には既にライブで演奏されていました。前作「Oriole」のリリースが2012年ですから、曲自体は同時期に制作されていたのかも知れませんね。リリースするのに、ここまで時間が掛かっていたのは、リリースしてくれるレーベルが無かったのかな?結局、本作はセルフリリースなのです。色々と事情が有りそうですね。フィジカルメディアに拘る私はLPレコード+MP3で購入出来たので、まずは良かったといった感じです。現在、The One Ensembleはライブ活動を行っています。日本でもライブを行って欲しいのですが、現状の知名度を考えると難しいでしょうね。多くの方々に彼らの素晴らしさを知って欲しいです。

 

2013年のライブ映像 

 

2012年 The One Ensemble「Oriole」(フルバージョン)

:

2010年 The One Ensemble and Sarah Kenchington「Dummy Jim」(1曲のみ)

 

2011年 Daniel Padden「Ship Chop」(フルバージョン)

:

これまでに取り上げたこのブログでのVolcano The Bearの記事

 

 

2017年アルバム・ベスト10

今年1回目の更新は、もちろん2017年アルバム・ベスト10です。昨年リリースされた新作のなから私的に選んだ10枚です。いいアルバムがたくさんあったので悩みましたが、何回も聴き直してやっと選びました。No.1、No.2は、私のみが知る世界といった感じですね。

 

No.1  The One Ensemble / Saint Seven

f:id:hiroshi-gong:20180104161837j:plain

Volcano The BearのメンバーでもあるDaniel Paddenがよりポストクラシカルなサウンドを目指して2002年より活動しているバンドです。アコーディオンバスクラリネット、チェロ、ギター、パーカッションによる室内楽的なサウンドなのですが、Daniel Paddenのヴォーカルやコーラスが絡むことで摩訶不思議な世界を構築しています。

 


 

No.2  Magic Carpathians / Khemia

f:id:hiroshi-gong:20171229104450j:plain

1998年から活動しているポーランドの Anna NacherとMarek Styczyńskiの2人を中心としたMagic Carpathians。民族音楽電子音楽、さらには宗教音楽の要素まで取り入れたサイケな世界を奏でています。ムーグ・シンセ、シュルティ・ボックスの音に民族打楽器が絡むサウンドが、Anna Nacherのヴォイス&コーラス、ポエムリーディングをより一層際出させています。

 


 

No.3  Mogwai / Every Country's Sun

f:id:hiroshi-gong:20171030114943j:plain

静寂と轟音のバランスが巧く組み合わさったMogwaiならではのアルバム。サウンドの透明感が増したと思っていたら、プロデューサーは初期の頃以来のDave Fridmannですね。

 


 

No.4  Slowdive / Slowdive

f:id:hiroshi-gong:20170618153522j:plain

フジロック、そして12月の単独公演と、2回も観てしまったSlowdive です。22年振りの新作は、これまでのシューゲイザー路線を踏襲しつつも、各メンバーが行ってきたバンドやソロ活動の軌跡をしっかりと反映させたアルバム。

 


 

No.5  Portugal.The Man / Woodstock

f:id:hiroshi-gong:20170914152022j:plain

アラスカ出身のインディー・オルタナバンドPortugal.The Man。多彩なゲストをフューチャーして様々なことにチャレンジしている意欲作です。フジロック2013で彼らのライブを観ています。今年は是非とも再来日して欲しい。

 


 

No.6  Juana Molina / Halo

f:id:hiroshi-gong:20171227141543j:plain

今年11月にミニマル・ミュージックの大御所Terry Rileyとのコラボ・ライブを行ったアルゼンチンのシンガーソングライターJuana Molina 。残念なから私はJeff Mills × Terry Rileyのコラボ・ライブしか観れなかったのでした。Juana Molina のライブも観たかったです。新作「Halo」のエクスペリメンタルなサウンドにMolinaの独特のヴォーカルが絡むちょっとミステリアスな感じがいいですね。

 


 

No.7  Angèle David-Guillou / En Mouvement 

f:id:hiroshi-gong:20171205192409j:plain

英国インディーズバンドPiano Magicのメンバーであったフランス人作曲家Angele David-Guillou。Piano Magicを脱退後に、彼女が取り組んでいったのがポストクラシカルの世界なのでした。ピアノ、管楽器、ストリングスを中心として、ミニマルに鳴り響くオーケストレーションは、躍動感溢れる世界です。

 


 

No.8  Lali Puna / Two Windows

f:id:hiroshi-gong:20170914152120j:plain

Lali Puna サウンドを支えていたNotwistのMarkus Acherが脱退後の7年振りとなる新作。ヴォーカルのValerie Trebeljahrのソロ・プロジェクト的な感じで、より一層オーガニックなエレクトロサウンドになっています。

 


 

No.9  Alvarius B. / With A Beaker On The Burner & An Otter In The Oven

f:id:hiroshi-gong:20171227142805j:plain

Sun City GirlsのAlan Bishopの別名Alvarius B.。昨年は「Alvarius B Vs Abdel Baqy Byro In Cairo」というアルバムもリリースされているが、本作の方がロック的です。レコードでは3枚別々にリリースされているが、CDは2枚組としてリリースしている。フォークからパンク、そしてサイケまで、どことなく胡散臭く鳴り響くところがいいね。

 


 

No.10 Wooden Wand / Clipper Ship

f:id:hiroshi-gong:20180104161710j:plain

Darin Gray、Glenn Kotche、そして Ryan Norrisなどが参加したフォークシンガーWooden Wandの新作。しっとりと心に染み入ります。

 

 

 

 

2017年12月のディスカホリック

2017年12月のディスカホリックは8タイトルの実績でした。年間トータルで109タイトルです。11月に今年の買いそびれていた新作を色々と注文したけど、未だ届いていないのが6タイトルほど有りますけどね。それにしても100タイトルちょっとは、10年前以上に400タイトル買っていた頃に比べるとかなり少ないです。ストリーミングやダウンロードに馴染めず、フィジカルメディアに拘っているけど、そろそろ買い漁ることに限界が来ているのも確かです。でも止められないないのですよ。まずは、物置に10年以上放置しているCDの入った段ボール箱をどうにかしないとね、と毎年言っていますが・・・

 

もっと更新回数を増やしたいと思っているけど、無理せずに地道にやって行くしかないです。毎度の拙い文章に付き合ってくれる皆さんには本当に感謝です。有難うごさいました。来年もよろしくお願いします。

 

Airway / Beyond The Pink Live(7inch Vinyl、CD、CDーRom)  購入先Amazon.co.jp 購入価格3,693円

f:id:hiroshi-gong:20171227141317j:plain

先月に引き続いて購入したJoe Potts率いるAirwayの2001年にリリースされた1998年2月のライブ盤。Joe Pottsがソロとしてリリースした1977年の7インチもセットになっている。この7インチのタイトルがAirwayだったのであります。さらにCD-ROMも付属していてPDF画像や映像までもがセットになっている豪華盤。カオスしまくりのライブ音源は圧巻です。

 

 

Drøne / Mappa Mundi 購入先Amazon.co.jp(nagiry-jp) 購入価格1,254円

f:id:hiroshi-gong:20171227141431j:plain

こちらも、先月に引き続いて購入したLocust名義でも活動しているエレクトロ・アーティストMark Van HoenとTouchレーベルのオーナーMike HardingとのユニットDrøneのサードアルバム。エレクトロニックなサウンドにインダストリアル、フィールドレコーディングス、ミニマルの要素をミックスした不思議な世界。

:

 

Juana Molina / Halo 購入先WOW HD 購入価格1,594円

f:id:hiroshi-gong:20171227141543j:plain

ミニマル・ミュージックの大御所Terry Rileyとのコラボ・ライブを行ったアルゼンチンのシンガーソングライターJuana Molina 。残念なから私はJeff Mills × Terry Rileyのコラボ・ライブしか観れなかったのでした。取り敢えずJuana Molina のCDも買ったのですが、これが最高。エクスペリメンタルなサウンドにMolinaの独特のヴォーカルが絡むちょっとミステリアスな感じが良い!

 

 

The Telescopes / Stone Tape(Vinyl) 購入先The Telescopes Bandcamp 購入価格 £27.00(4,207円)

f:id:hiroshi-gong:20171227141706j:plain

今年新作「As Light Return」をリリースしたThe Telescopesですが、12インチオンリーの新作「Stone Tape」もリリースされました。もの凄い制作意欲です。彼らの充実した活動が伺い知れる内容です。

:

 

The Ex / How Thick You Think、That's Not A Virus(7inch Vinyl) 購入先Discogs 購入価格€9.35(1,288円)

 

 

The Ex & Fendika / Lale Guma、Addis Hum(7inch Vinyl) 購入先Discogs 購入価格€10.35(1,437円)

オランダのパンクバンドThe Exの7インチを2枚購入。How Thick You Think、That's Not A Virusは2014年リリース、Lale Guma、Addis Humは2015年にリリースされています。The Exの場合、アルバムに収録されない7インチ、オンリーの曲が多いからね。

 

 

Pandit Pran Nath / The Raga Cycle, Palace Theatre, Paris 1972 Vol. 2(2Vinyl) 購入先Norman Records 購入価格£39.44(6,146円)

f:id:hiroshi-gong:20171227142221j:plain

ラーガミュージックの巨匠Pandit Pran Nathの未発表ライブ音源。入手困難になる前に、海外のNorman Recordsから6,146円で購入したのに、日本のMeditationsから 3,539円で購入出来たのか・・・

 

  

Magic Carpathians / Khemia 購入先Serpent.pl. 購入価格64,90pl(2,114円)

f:id:hiroshi-gong:20171229104450j:plain

ポーランドのMagic Carpathiansの新作です。Anna Nacherのヴォーカル、ヴォイス、ポエムリーディングをより一層際立てさせたアルバム。年内間に合わないと思っていたけど、本日到着しました。これからじっくりと聴きます。 

 

 

 

2017.12.12  Slowdive@マイナビBLITZ赤坂

Slowdiveの単独公演に行って来ました。彼らは過去2回来日していますが、いずれも再結成した後のフジロックであります。今回が初の単独公演です。私はフジロックでの来日を2回とも観ています。特に今年のフジロックのライブが素晴らしく個人的にベストアクトに選んだので、これはもう行くしかないといった感じです。

 

当日、飛行機で東京へ行く予定でしたが、空港に着くと大雪のため、飛行機が飛ぶかどうか分からない状況でした。急遽、飛行機をキャンセルして新幹線で東京へ向かった。赤坂BLITZには何とかギリギリ間に合いました。PAのある後ろの方で観ることになったけど、段差がある分、ステージからは遠いけど観やすかったです。

f:id:hiroshi-gong:20171212204744j:plain

 

ライブは19時を少し過ぎて始まった。 注目のオープニングナンバーは新作からのSlomoです。美しく鳴り響く轟音サウンドに会場はすくに歓喜の渦となった。シューゲイザーといっても、オーガニックに優しく包み込むアンビエントな雰囲気をも感じさせるのは、彼らならでは世界です。レイヤーされた轟音ギター・ノイズが宇宙の彼方へトリップさせてくれる心地よさは最高であります。

f:id:hiroshi-gong:20171212191200j:plain

 

各メンバーについての感想を簡単に書きますね。Neil Halsteadがヒゲを剃ってこざっぱりしていたのが印象的であった。声の調子が悪いことを謝っていたRachel Goswellであったが、そんなことは微塵も感じさせずにヴォーカル、ギター、ギーボードとマルチな才能を発揮していた。Nick Chaplinのしなる様なベース・ラインは、赤坂BLITZの音響設備の良さもあってか、躍動感溢れよりクリアーに聞えた。Simon Scottのドラミングは曲の輪郭をしっかりと浮かび上がらしてくれていた。そして、轟音サウンドの要であるChristian Savillのギターは繊細で優しく、時には攻撃的に大胆に鳴り響く。改めて5人居てこそのSlowdiveであることを実感しました。

f:id:hiroshi-gong:20171212191938j:plain

 

フジロックの時は時間的制限の中でコンパクトにギュギュッと纏めていたのだが、今回は大らかに余裕を持って演奏していた。ステージングは光を駆使して曲のイメージに合わせたライティングであった。新作からの曲を中心に各アルバムやシングルからも満遍なく選曲されていた。エンディング曲は、やはりSyd Barrettのカヴァー曲Golden Hairでした。この曲は後半の轟音ギター・ノイズをループさせるライブでは外せない定番曲です。ただ、少し短めに纏めていたと思うけど、この後、アンコールにも応じてくれたからね。アンコール3曲を含めての全16曲の演奏でした。およそ1時間半の演奏時間でSlowdiveの魅力を余すところなく出し切ったライブだったと思う。

f:id:hiroshi-gong:20171212192554j:plain

 

<SETLIST>

Slomo

Slowdive

Crazy for You

Star Roving

Avalyn

Catch the Breeze

No Longer Making Time

Souvlaki Space Station

Blue Skied an' Clear

When the Sun Hits

Alison

Sugar for the Pill

Golden Hair

 

<Encore>

Don't Know Why

Dagger

40 Days

 

 

英国インディーズバンドPiano MagicのメンバーだったAngèle David-Guillouのポストクラシカルな世界!

Angèle David-Guillou / En Mouvement

英国インディーズバンドPiano Magicのメンバーであったフランス人作曲家Angele David-Guillou。Piano Magic時代はリーダーであるGlen Johnsonと共にヴォーカルとしてもその存在感を示していた。Piano Magicについて少し補足をすると、90年代中頃から活動していて、60年代後半に活動していた伝説のフォーク・シンガーVashti Bunyanを2002年の自分達のアルバムにゲスト・ヴォーカルとして参加させ、30年振りに音楽シーンに復帰させたバンドでもあります。

 

Angele David-Guillouは自分の音楽を極めたいということで、2013年にPiano Magicを脱退します。その後、彼女が取り組んでいったのがポストクラシカルの世界なのでした。今年リリースされたセカンドアルバム「En Mouvement」を紹介します。タイトルのEn Mouvementはフランス語で”動いている状態” という意味で本作のテーマとなっている。ピアノ、管楽器、ストリングスを中心として、ミニマルに鳴り響くオーケストレーションは、躍動感溢れるEn Mouvementの世界なのであります。

:

Piano Magic時代のヴォーカル曲です。

 

Angele David-Guillouはシンガーとしての魅力よりもポストクラシカルな世界を選んだことに彼女の壮大な信念を感じます。歌物では伝えきれない感情の混乱や興奮、様々な国の文化や宗教までもサウンドによって美しくエレガントに構築しようとしています。シンガーの魅力も捨てがたいけど、今は新たなる才能を開花させたAngele David-Guillouを応援していくしかないですね。

 

 

 

2017年11月のディスカホリック

今年もあと1ヶ月です。そろそろ年間ベストを考えなくてはと思っているのですが、まだ、買いそびれているCD、レコードがたくさんあります。何処まで買い漁ることが出来るかなあと言った感じです。12月はSlowdiveを観に東京へ行くので色々と出費がかさみます。賞与も減ることが決定してますので頭が痛いところではありますが。まあ、Slowdiveの素晴らしいライブに期待して鬱憤を晴らすしかないです。

11月のディスカホリックは8タイトルの購入実績でした。月初に注文して、まだ、届いてないものが、5タイトルほどあります。この時期、海外の注文だと、物流事情が悪くなるので余裕をもって待つしかないですね。

 

Luna / A Sentimental Education(2CD) 購入先Amazon.co.jp(marvelio-japan) 購入価格2,223円

f:id:hiroshi-gong:20171127103448j:plain

2年前に活動を再開したLunaの新作。全てカヴァー作品集です。CDの方は、10インチとして同時期にリリースされたインスト作品集もCDとしてカップリングされています。カヴァーされているのはThe Cure、Willie Loco Alexander、Velvet UndergroundFleetwood MacBob Dylan、Yes、David BowieMick Jagger & Keith RichardsMink DeVille、Mercury Revですが、完璧にLunaの世界として蘇っています。 

 

 

The Master Musicians of Jajouka / Live In Paris 購入先 渋谷WWW Xでの物販 購入価格2,000円

f:id:hiroshi-gong:20171110125715j:plain

ライブが素晴らしかったThe Master Musicians of Jajoukaの物販で購入した2016年のライブ盤。

 

 

Luc Ferrari / Prix Presque Rien Prize(3CD) 購入先Amazon.co.jp 購入価格4,610円

f:id:hiroshi-gong:20171127103929j:plain

Luc Ferrariアーカイブ音源を素材とした国際コンクールPrix Presque Rien Prize。その大会の2011年、2013年、2015年の音源を纏めた音源集。日本人アーティストも参加しています。日本語対応のブックレットも嬉しいです。

 

 

Jeff Mills / Planets(2CD) 購入先Amazon.co.jp (ディスクユニオン新宿中古センター) 購入価格2,350円

f:id:hiroshi-gong:20171127104151j:plain

Terry Rileyとのコラボ・ライブを観た後、やはりJeff Millsも聴かなくてはと思い購入しました。太陽系を旅することをテーマに作られた曲を、ポルトガルポルト・カサダムジカ交響楽団と共演したオーケストラ・ヴァージョンと一人で制作したエレクトロニック・ヴァージョンの2枚組。ライブでの映像にこのジャケットが使われていました。

 

 

Drøne / A Perfect Blind(Vinyl) 購入先Art Into Life 購入価格2,902円

f:id:hiroshi-gong:20171127104332j:plain

Locust名義でも活動しているエレクトロ・アーティストMark Van HoenとTouchレーベルのオーナーMike HardingとのユニットDrøneの今年リリースのセカンド・アルバム。ピアノ、バイオリン、チェロ、ヴォイスなども絡めたドローンの世界。

 

 

Angèle David-Guillou / En Mouvement 購入先Amazon.co.jp(claddah) 購入価格1,350円

f:id:hiroshi-gong:20171127104501j:plain

UKインディーズ・バンドPiano MagicのメンバーだったAngèle David-Guillouが、ポスト・クラシカルなサウンドを奏でていることを最近リリースされたセカンド・アルバムで知りました。このビデオクリップを観たときに、これは買うしかないと思いましたね。

 

 

Airway / Live At Mark Moore Gallery 購入先パララックス・レコード 購入価格1,890円

f:id:hiroshi-gong:20171127105319j:plain

 

Airway / Live At Lace 購入先Discogs 購入価格$26.50(3,117円)

f:id:hiroshi-gong:20171127105419j:plain

Joe Potts が中心となってLos Angeles Free Music Societyのオールスターを集めたプロジェクトAirway。オリジナル・アルバムとしては3タイトルしかリリースしてなく、そのすべてがライブ盤であります。今回購入したのは、2014年のライブ盤「Live At Mark Moore Gallery」と1978年のライブ盤「Live At Lace」の2枚です。フリージャズ、ノイズ、サイケがカオスティックに鳴り響きます。これはもう1枚のライブ盤も早々に購入するしかないです。

:

 

 

2017.11.7 Jeff Mills × Terry Riley@渋谷WWW X

ミニマル・ミュージックの大御所Terry Riley、デトロイト・テクノの巨匠Jeff Mills、アルゼンチンのオルタネイティブ・シンガーJuana Molina、この3者のジャンルを越えたコラボレーション企画が行われました。私のお目当ては、勿論Terry Rileyです。すべて観たかったのですが、11月6日にThe Master Musicians of Jajoukaを渋谷WWW Xで観ることを5月の時に決めていた為、その流れで11月7日のJeff Mills × Terry Rileyのみを観ることにした。それぞれ内容が違っていたようですが、地方から東京へ行くとなると、休みを確保しなければならないし、お金も掛かるしね。

f:id:hiroshi-gong:20171114145901j:plain11月7日 Jeff Mills × Terry Riley 渋谷WWW X

11月8日 Terry Riley × Juana Molina 渋谷WWW X

11月9日 Juana Molina × Jeff Mills 渋谷WWW X

 

11月11日 Terry Riley(単独公演) 代官山 晴れたら空に豆まいて

 

ライブの方は、最初にオープニング・アクトとしてUーzhaan&ヨシダダイキチが登場してエキゾチックな音楽を聴かせてくれました。この時点で今日は何かあるとワクワクしてしまった。そのあと、Jeff Mills、Terry Rileyが単独でライブを行い、最後にJeff MillsとTerry Rileyのコラボレーションと言った構成であった。

 

Jeff Mills

90年代のアルバムは聴いていたが、最近はどんな活動を行っているのか知らないままライブを観ることとなった。スタンディングでステージの高さが無い為、後方から観ると殆どステージ上の状況は分らない状況。正面右側にドラムセットが置いてあるのは確認出来るが、色々な機材は直接床に置いているのでしょうね。ステージ後ろの映像が始まり、Jeff Millsが登場するも機材操作する為に床に座ったので、殆ど何も見えない。映像とサウンドだけを楽しめと言うことなのか?サウンドの方はスペーシーなアンビエントで驚いた。そこに生ドラムの音がアクセント的に叩き込まれることで、サウンド全体の厚みを醸し出していた。ノンストップでの1時間演奏に散漫な感じはしたけど、心地よく酔いしれることは出来た。残念なのが、機材を操作して電子音を繰り出しているJeff Millsの表情を伺うことが出来なかったことです。最前列で観ればいいだけなのですが。

 

Terry Riley

ステージにはグランド・ピアノが設置され、ギタリストでもある息子Gyan Rileyとの2人によるライブです。近年は息子との共演も多くなっていて、2011年にライブ・アルバムもリリースされています。その流れに沿ったライブ展開です。Terry Rileyはピアノを弾き自らのヴォーカルも披露します。これがインドや中近東を思わせるエキゾチックな歌声で、会場全体が引き込まれていきます。ピアノも時にはミニマルに、そして暴力的にけたたましく鳴り響く。それをサポートする息子のギター・ワークも見事であります。エクスペリメンタルな要素は少ないけど、Terry Rileyの世界観を過去に囚われることなく、今現在の等身大に合った最高のスタイルで表現していたと思う。巷では賛否両論だったようだけれど、82歳を越えても、現役ミュージシャンとして活動していることにエネルギーを貰うことが出来た素晴らしいライブであった。

f:id:hiroshi-gong:20171115150843j:plain

これで終了かと思った時に、Jeff Millsが登場してもう1曲行った。Terry RileyとGyan Rileyの2人が織り成すサウンドにJeff Millsの電子音が絡む展開。個人的には一番面白く感じた。即興的なのでもう少し完成度を高められるかと思う。Jeff Mills ×Terry Rileyのコラボレーション企画なのだから、この部分をもっと観たかったですね。この組み合わせ、新たなる可能性を持っていると思うので、是非ともアルバム制作して欲しいです。

f:id:hiroshi-gong:20171115150924j:plain