近年は再び勢力的に活動を行っています。最新作が2016年にリリースされたライブ盤「Superheroes, Ghostvillains + Stuff」で、ライブバンドとしての圧倒的なパフォーマンスを披露しています。同じ時期にMarkus Acherは自身のソロ名義Rayonでミニマル・アンビエントなアルバムもリリースしています。スタジオ盤となると2014年リリースの「Close To The Glass」ですから、そろそろ新作の制作に取り組んでもいいかと思う。まあ、Markus Acherは多忙な方ですからね。
カナダ屈指の大所帯バンドBroken Social Sceneの7年振りの新作。Do Make Say Thinkのメンバーも含めて総勢18名の織り成すアンサンブル・サウンドをライブで観たい!
Alvarius B. / With A Beaker On The Burner & An Otter In The Oven(2CD) 購入先WOW HD 購入価格1,715円
Sun City GirlsのAlan Bishopの別名Alvarius B.。年アルバム・ベスト10に入れました。昨年は「Alvarius B Vs Abdel Baqy Byro In Cairo」というアルバムもリリースされているが、本作の方がロック的です。レコードでは3枚別々にリリースされているが、CDは2枚組としてリリースしている。フォークからパンク、そしてサイケまで、どことなく胡散臭く鳴り響くところがいいね。
Alvarius B.、Sir Richard Bishop / Strange Fruit(10inch Vinyl) 購入先Amazon.co.jp 購入価格2,143円
Alvarius B.とSir Richard Bishopの各2曲ずつ収録したスプリット10インチ・シングル。
前回のブログで2017年アルバム・ベスト10をアップしました。そのベストNo.1に選んだバンドThe One Ensembleについて、もう少し書きます。日本でこのバンドを取り上げるのは私ぐらいでしょうね。Volcano The BearのメンバーでもあるDaniel Paddenがよりポストクラシカルなサウンドを目指して活動しているバンドです。
Daniel Paddenは1995年にイギリスのレスターでAaron Moore、Nick Mott、Clarence Manuelo の4人でVolcano The Bearを結成。エクスペリメンタルなインプロバイズド・ミュージックを中心にフリー・ジャズ、エレクトロニカ、クラシックなどあらゆるものを組み合わせて、不思議な音楽を展開しています。2000年代初期から各メンバーが個々の活動も行う様になり、Daniel PaddenもソロユニットThe One Ensemble Of Daniel Paddenとして2002年に活動をスタート。バンド編成になりメンバーが固定されるようになった2007年頃から、すっきりとThe One Ensembleに名前を変更。ちょうど同じ時期に本人名義でもアルバムをリリースしてソロ活動も行っています。
The One Ensemble、現在のラインナップはShane Connolly(パーカッション)、Peter Nicholson(チェロ、ヴォイス)、Alex South(バスクラリネット、アコーディオン)、そしてDaniel Padden(ヴォーカル、ギター、etc)といった布陣です。アルバムによっては、ビオラ、トロンボーン、サックス、民族楽器などの奏者をゲストに入れています。室内楽を思わせるクラシカルな楽器から醸し出されるサウンドに、Daniel Paddenのヴォーカルやコーラスが絡むことでアヴァンギャルドでポストクラシカルな世界を構築しています。
2017年アルバム・ベストNo.1 The One Ensemble「Saint Seven」
今回のアルバム「Saint Seven」は、Part 1、Part 2の全2曲による大作です。LPレコードとMP3でのリリースです。2013年には既にライブで演奏されていました。前作「Oriole」のリリースが2012年ですから、曲自体は同時期に制作されていたのかも知れませんね。リリースするのに、ここまで時間が掛かっていたのは、リリースしてくれるレーベルが無かったのかな?結局、本作はセルフリリースなのです。色々と事情が有りそうですね。フィジカルメディアに拘る私はLPレコード+MP3で購入出来たので、まずは良かったといった感じです。現在、The One Ensembleはライブ活動を行っています。日本でもライブを行って欲しいのですが、現状の知名度を考えると難しいでしょうね。多くの方々に彼らの素晴らしさを知って欲しいです。
2013年のライブ映像
2012年 The One Ensemble「Oriole」(フルバージョン)
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2010年 The One Ensemble and Sarah Kenchington「Dummy Jim」(1曲のみ)
Volcano The BearのメンバーでもあるDaniel Paddenがよりポストクラシカルなサウンドを目指して2002年より活動しているバンドです。アコーディオン、バスクラリネット、チェロ、ギター、パーカッションによる室内楽的なサウンドなのですが、Daniel Paddenのヴォーカルやコーラスが絡むことで摩訶不思議な世界を構築しています。
No.2 Magic Carpathians / Khemia
1998年から活動しているポーランドの Anna NacherとMarek Styczyńskiの2人を中心としたMagic Carpathians。民族音楽、電子音楽、さらには宗教音楽の要素まで取り入れたサイケな世界を奏でています。ムーグ・シンセ、シュルティ・ボックスの音に民族打楽器が絡むサウンドが、Anna Nacherのヴォイス&コーラス、ポエムリーディングをより一層際出させています。
No.9 Alvarius B. / With A Beaker On The Burner & An Otter In The Oven
Sun City GirlsのAlan Bishopの別名Alvarius B.。昨年は「Alvarius B Vs Abdel Baqy Byro In Cairo」というアルバムもリリースされているが、本作の方がロック的です。レコードでは3枚別々にリリースされているが、CDは2枚組としてリリースしている。フォークからパンク、そしてサイケまで、どことなく胡散臭く鳴り響くところがいいね。
No.10 Wooden Wand / Clipper Ship
Darin Gray、Glenn Kotche、そして Ryan Norrisなどが参加したフォークシンガーWooden Wandの新作。しっとりと心に染み入ります。