ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

2019年9月のディスカホリック

今回はこのブログのタイトルであるディスカホリックについて、少し書きます。元々はSonic YouthThurston Moore、ポストロック、音響派の元祖であり、一時期Sonic YouthのメンバーでもあったJim O'Rourke、スウェーデンのマルチ・リード奏者Mats Gustafssonの3人によるユニットDiskaholics Anonymous Trio(ディスカホリック・アノマニス・トリオ)から来ています。

 

「レコード盤中毒者の匿名トリオ」ということでレコードマニアの3人が、貴重盤や掘り出し物を探すために世界をライブツアーする目的で結成されました(笑)   そのライブツアーを最初に行なったのが東京でした。2002年3月青山CAYでの即興ノイズは未だ鮮烈に思い出します。この時の音源はライブ盤として2006年にリリースされています。

私はミクシーを始めた2005年からCDを買った購入履歴としてディスカホリックを使っています。当時は年間400枚近くCDを買っていました。その多くが段ボール箱に詰められ、封印されたまま10年以上物置に眠っています。殆ど墓場状態ですね。また、そろそろCDを売るとするかな?段ボール箱の中身に拘ら無ければ、そのまま段ボール箱を送るだけでいいですから。昨年CD240枚売って21,000円ちょっとでした。まあ、そんな金額なんですよ。

 

さて、2019年9月のディスカホリックは9タイトルの購入実績でした。いつもの様に、ジャンルレスでCD、レコード、カセットと雑多な買い物です。

 

Pere Ubu / Long Goodbye(2CD) 購入先WOW HD 購入価格1,878円

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Pere Ubuの新作。前作の原点に戻ったギターサウンドから一変して、David Thomasの内省的な側面を捉えたアルバムです。2枚組でもう1枚のディスクは、このアルバムを中心としたライブを収録しています。ライブ盤にはChris Cutlerが参加しています。


 

 

Alternative TV / Viva La Rock 'N' Roll(4CD BOX) 購入先Art Into Life 購入価格4,736円

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イギリスで初のパンク・ファンジン「Snuffin’ Glue」を創刊したMark Perryを中心として1977年に結成されたAlternative TV。2015年にリリースされていたコンピレーションBOXです。前回の記事で取り上げています。


 

Alternative TV / Dark Places(Vinyl) 購入先Amazon.co.jp 購入価格527円

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Alternative TVは2001年で活動休止していました。2015年にコンピレーションBOX Viva La Rock 'N' Rollをリリースしたことで活動再開しています。本作は2018年の最新12インチ シングルです。オルタナティブロックの元祖は俺たちだと言わんばかりの内容となっています。まもなく新作アルバムもリリース予定で、期待出来ますね。

 

 

Richard Youngs / Regions Of The Old School(2Vinyl) 購入先Amazon.co.jp 購入価格904円

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Richard Youngsの2013年のアルバム。ミニマルでアヴァンギャルドなカオス・サウンドにRichard Youngsの奇怪なヴォーカルが絡む厄介な作品です。



 

Thom Yorke / Anima(CD) 購入先WOW HD 購入価格1,441円

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フジロックで素晴らしいライブを披露してくれたThom Yorkeの最新ソロアルバム。彼のイマジネーションを軸に作られた曲を、Nigel Godrichプロデューサーの元で、London Contemporary Orchestraがサウンド構築を行なっています。ライブだとThom YorkeとNigel Godrichの2人だけになってしまうので、フルオーケストラをバックにライブを行って欲しいです。

 

 

Waterboys / Where the Action Is(CD) 購入価格Amazon.co.jp(Rarewaves-USA) 購入価格1,452円

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こちらも、フジロックで素晴らしいライブを披露してくれたWaterboysの新作。よりストレートで軽快なロックンロール・ナンバーが満載です。


 

Carter Tutti Void / Triumvirate(CD) 購入先WOW HD 購入価格1,431円

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Throbbing GristleのChris CarterとCosey Fanni Tuttiと、Factory FloorのNik Voidの3人によるプロジェクトの新作。エレクトリックでインダストリアルなダンスサウンドに絡むノイジーなギターが最高に格好いい! 3作目で今回がラストアルバムとのこと。もっと続けて欲しい。


 

Pandelindio / De Zon(7inch Vinyl) 購入先Pandelindio Bandcamp 購入価格$27(3,026円)

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アルゼンチンのブエノスアイレスを拠点にFederico Fossatiが中心となって活動している音楽プロジェクトPandelindioの最新7インチシングル。様々な民族楽器を駆使してアコースティックなドローンをベースにサウンドを構築しています。長い曲が多いPandelindioですが、4分台のコンパクトに纏めた2曲を収録しています。 

 


  

Peter Walker & Pandelindio / Música de las Esferas(Split Cassette) 購入先Pandelindio Bandcamp 購入価格$23(2,578円)

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60年代後半から活動しているアメリカンフォークの巨匠Peter WalkerとPandelindioとのスプリット・カセット作品。A面がPeter Walkerの2014年のライブ音源でサイケデリックなギターワークと歌を披露しています。彼はJack Rose、Ben ChasnyそしてThurston Mooreなどに多大な影響を与えたギタリストです。B面はアルゼンチンのPandelindioでShruti BoxとIndian Harmoniumによるドローンの世界です。このユニークな組み合わせ、根底に流れているサイケデリックな雰囲気は一緒です。 

 

 

Alternative TV / Viva La Rock 'N' Roll(The Complete Deptford Fun City Recordings 1977-1980)オルタナティブロックの元祖は俺たちだぜ!

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イギリスで初のパンク・ファンジン「Snuffin’ Glue」を創刊したMark Perryを中心として1977年に結成されたAlternative TV。2015年にコンピレーションBOXがリリースされていたことを今頃になって知り、即購入しました。

 

Alternative TV / Viva La Rock 'N' Roll、The Complete Deptford Fun City Recordings 1977-1980(4CD BOX)

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このBOXは、Alternative TVの1978年のファーストアルバム「The Image Has Cracked」、1979年のセカンドアルバム「Vibing Up The Senile Man (Part One) 」に加えて、1979年のMark Perryの別ユニットとして活動していたThe Good Missionaries「Fire From Heaven」、1980年のMark Perryのソロアルバム「Snappy Turns」の4CDを収録。しかも各ディスクに7インチシングルやスプリットアルバムなどの曲もボーナストラックとして収録されており、当時の彼らを把握するに打って付けの内容となっています。

 

Disc1、Alternative TV / The Image Has Cracked

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Alternative TVのファーストアルバムは、当時のパンクバンドとは一線を画するギターノイズ、レゲエにダブ、エレクトロニクスなどを駆使してポストパンクの先駆けとなる内容です。今思うと、90年代オルタナティブロックに通じるサウンドを70年代後半に行なっていたのであります。この頃、Gongと関係の深かったHere & Nowとライブツアーやスプリット・アルバムをリリースしていたのも納得です。


Disc2、Alternative TV / Vibing Up The Senile Man (Part One)

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ファーストアルバムから1年の時を経てリリースされたセカンドアルバム。Throbbing GristleGenesis P-Orridgeが参加していることもあって、より一層アヴァンギャルドでカオスな世界を展開。従来のパンクファンからは異端児扱いされるが、荒涼とした静寂の中から浮かび上がってくる音像が心に突き刺さってくる。ノイズ、インダストリアルの傑作の1枚だと思う。

 

Disc3、The Good Missionaries / Fire From Heaven

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Mark Perryの別ユニットとされているが、他のAlternative TVメンバーも参加しているThe Good Missionariesのライブ盤によるファーストアルバム。音の感触としては、Alternative TVのファーストとセカンドの中間路線を巧く纏め上げている。エクスペリメンタルな要素を駆使したポストパンクといった感じ。Pop Groupのメンバーが参加してのカヴァー曲Thief Of Fireも収録されており興味深い。 

 

Disc4、Mark Perry / Snappy Turns

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フォーキーからパンキッシュな曲までMark Perryの朴訥としたヴォーカルを活かしたソロアルバム。サックス、シンセザイサー、クラリネット、ヴァイオリン、フルートなどを駆使してチープでフリーフォームに鳴り響く世界。No Waveを意識したアートロック的な雰囲気が最高に心地良い。 

 

 

Alternative TVはこの後もMark Perryを中心に活動を行っていたが、この4枚のアルバム以外は精彩を欠いていた。いい曲もあるけどね。90年代オルタナティブロックという言葉が流行した時に、元祖として注目を浴びるかと思っていたが、それすら無いままであった。それでも2001年までは地味に活動していたようです。このBOXを購入したことで、色々調べてみると2015年に再始動してたのです。新作もリリースされる予定なので、まずは昨年リリースされた4曲収録の12インチ「Dark Places」も購入しました。オルタナティブロックの元祖は俺たちだと言わんばかりの内容に新作も期待出来そうですね


 

 

Daniel Johnston、R.I.P(January 22, 1961 - September 10, 2019)

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奇人変人と言えば、まさにこの人Daniel Johnstonでしょう。双極性障害躁鬱病)に苦しみ、悪魔と天使、大人と幼児の側面を持ちながら音楽活動を続けていた。NirvanaKurt Cobainなど多くのミュージシャンに多大な影響を与えました。Kurt Cobainが彼のイラストTシャツを愛用していたことで知名度が上がったのも確かです。私は2003年2月23日の初来日を観ています。飛行機が大嫌いで睡眠薬を飲ませ寝かせたまま日本に連れてきたとか、様々な伝説があった人です。心臓発作を起して亡くなったとのことで、まだ58歳であった。改めて自分と同じ歳であったことを再確認する。これまでの素晴らしい音楽に有難うと言いたい!

 


 

 

2019年8月のディスカホリック

2019年8月の購入は前月のフジロックでの物販も含めて7タイトルの実績でした。いつもよりは少し控えめの購入量です。

 

Ouzo Bazooka / Simoom(CD) 購入先フジロックCafé de Paris物販 購入価格2,000円

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フジで胡散臭さ満載の格好いいライブを披露してくれたOuzo Bazooka 。クラウドファンディングで予約していたTーシャツも会場で受け取ることが出来ました。彼らの2016年リリースのアルバムも購入しました。


 

久保田リョウヘイ / Rising(CD) 購入先フジロックGypsy Avalon物販 購入価格2,000円

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フジで素晴らしいライブを披露してくた久保田リョウヘイ。次世代打楽器ハンドパンで無限の可能性を示した2017年リリースのデビューアルバムです。まだ、1枚なので、そろそろ新作が出ても良いかと思うけど。次作はバンド編成か、コラボレーションといった展開なのでしょうか?今後も応援していきたいです。

 

 

Dire Wolves / Grow Towards The Light(CD) 購入先WOW HD 購入価格1,374円

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 新作です。いい感じで仕上がっています。早く日本へ来て欲しいです。


 

Tuluum Shimmering / These Flowers In Dawn's Twilight At IllusionTemple (4CDR )    購入先Tuluum Shimmering Bandcamp 購入価格 £15.00(2,043円)

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イギリスのJake WebsterによるプロジェクトTuluum Shimmering。アンビエント、ミニマル、民族音楽など、様々な要素を取り込んだ不思議な世界。自主レーベルを中心に多数の音源リリースしている。まずは2019年リリースのCDR4枚組から購入してみました。嵌まりかけているので、今後も色々と購入しそうです。

 

 

Catherine Christer Hennix / The Deontic Miracle: Selections from 100 Models of Hegikan Roku(2Vinyl) 購入先Meditations 購入価格5,109円

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Henry Flyntとのコラボレーション作品で知られるスウェーデンの女性ミニマル・ドローン作家Catherine Christer Hennix。彼女が中心となっているグループThe Deontic Miracleの1976年の未発表ライブ音源。 


 

The Paradise Bangkok Molam International Band / 21st Century Molam (Vinyl) 購入先Amazon.co.jp 購入価格2,605円

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タイやラオス民俗音楽モーラムに様々な要素をミックスしたThe Paradise Bangkok Molam International Band 。フジのライブも素晴らしかったです。2014年リリースのデビューアルバムも購入しました。

 

 

Earth / Full Upon Her Burning Lips(CD) 購入先Amazon.co.jp 購入価格1,192円

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スタジオアルバムとしては5年振りの新作。今回からはDylan Carlson(ギター)とAdrienne Davies(ドラム)の2人になってしまったEarthですが、よりシンプルに彼らの世界が凝縮された内容になっています。

 

 

 

フジロックフェスティバル2019、7月28日(日)観戦報告

フジロック最終日です。前日の豪雨で深夜帯のライブの一部が中止になったり、出店ブースが営業中止になっていたけど、その他は通常通りに行なわれた。雨だけで風が無かったのが幸いでした。主催者側も大変だったと思いますね。こうしたことが有っても、それをエネルギーにしてしまうのがフジロッカーです。今日も楽しみますよ!

 

朝、いつも様にシャトルバス乗り場へ行くと、殆ど待たずにバズに乗ることが出来ました。今日は11時にオアシスエリアのハイネケンの前で友人達と乾杯です。昨年はやらなかったのですが、今年は急遽、連絡をして7名の仲間が集まってくれました。皆さん、音楽志向が少しずつ違うので年に1回ぐらいは、フジでお会いするのも良いかなと再確認しました。是非、来年も集まりましょう!

 

渋さ知らズオーケストラ@Field Of Heaven 12:00~12:50

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今日、最初のライブは渋さ知らズオーケストラです。1曲目から本多工務店のテーマでテンション上がりまくり。渡部真一のMCは毎度のことながらノリノリで気持ち良く盛り上げてくれる。フジには欠かせないバンドだと思っていたが、7年振りだったのか。

 

The Paradise Bangkok Molam International Band@Field Of Heaven 13:40~14:40

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タイやラオスの民俗音楽モーラムに様々な要素をミックスしたバンド。 タイの民俗楽器ピン(弦楽器)、ケン(管楽器)を中心として、それに絡むベース、ドラム、パーカッションが独特のグルーヴ感を醸し出して桃源郷へ導いてくれます。究極のトランス状態に会場も大盛り上がり。こんなに凄いバンドだと思いませんでした。もう最高です。来年も呼んで欲しい!!!

 

Interactivo@White Stage 14:50~15:40

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昨年のフジで見損なったので、今回は必見のキューバのビックバンド。ゆったりと陽気な雰囲気でカリブ海を旅している感じ。ホワイトステージじゃなくて木道亭でより身近で観たかったかも。

 

Chon@Red Marquee 17:50~18:50

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ギター2人はバカテク、ドラムは変拍子、ベースは6弦、というChon。プログレッシブ的なフュージョンといった感じでリラックスして聴くことが出来た。曲も比較的に短めで淡々と演奏していた。何となく物足りなさも感じが最後まで観てしまった。

 

DJ / Tan Ikeda@Cafe De Paris 18:30~20:30

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本当はToeを観る予定でいていたが、何故か一番奥地であるCafe De Parisが気になってしまった。途中のOrange Cafeのテントにはこんな時間にも関わらず多くの人が居たのには驚いた。その先のCafe De ParisではTan IkedaがDJを行なっていた。70年代アメリカのウェストコーストを意識した曲をミックスをして流していて、実に心地良い。客が疎らで椅子が置いてあり、個々にカクテルを飲みながら、自由にまったりと過ごされていた。この雰囲気良かったです。

 

Khruangbin@Field Of Heaven 21:00~22:30

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 Mark Speerのトリッキーでメローなギターサウンドに、Laura Leeのまったりとしたベース、そこに絡むDonald Johnson, Jr.のドラムで、妖艶で陶酔感あふれる世界へと導いてくれるKhruangbin。演奏中にMarkとLauraがゆっくりと近づいていって、スウッと離れていく様は観ていてワクワクドキドキさせてくれる。YMOのカヴァー「Firecracker」を披露するなど、ちょっと不思議な面白さも兼ね備えています。フジロック2019の最後に観るライブとして最高に素晴らしかったです。

 

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やっと、3日分の観戦報告を書き終えました。来年はオリンピックの関係もあって8月21日からの開催です。もうフジロスとか言っている場合では有りませんね。来年に向けて頑張るしかないです。来年も苗場でお会いしましょう!!!

 

 

フジロックフェスティバル2019、7月27日(土)観戦報告

フジロック2日目です。初日の観戦報告で宿に拘りたいと書きました。この4年ほど、常宿となっている越後湯沢の温泉宿からの風景です。露天風呂も最上階にあって夜景も最高に良いです。さあ、今日も1日楽しみましょう。この日、朝の天気は良かったのですが・・・

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2日目の最初はFacebookの友人が拠点としている所に行き、ワインを一杯ご馳走になりました。普段中々会えない友人達とフジロックで会うことも一つの楽しみ方です。その後、本日最初のライブを観る為にGypsy Avalonへ向かう。

 

久保田リョウヘイ@Gypsy Avalon 11:00~11:40

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世界でも珍しい次世代打楽器、ハンドパン奏者久保田リョウヘイ新潟県三条市に在住して、そこから世界へと発信しています。三条市は金属加工の街で日本製のハンドパン製造も兼ねて居を構えたそうです。ハンドパンの音色がアンビエントでミニマルに鳴り響く世界。心地よく酔いしれることが出来ました。今後はバンド編成等も考えているとのこと。もう応援するしかないです。Gypsy Avalonの会場でCDを買い、一緒に写真も撮ってもらいました。

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突然段ボール@Orange Cafe 12:00~13:30 

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1977年から活動している日本のパンクバンド。未だに活動していたとはね。蔦木俊二の持っているスピリットは何も変っていない。もっと変なことをやるのかと思っていたが、分かりやすいメッセージでオーソドックスにパンクバンドをやっていた。それがもの凄く新鮮に感じた。爺、頑張れ!!!

 

レコード迷路

Orange Cafeに今年初めて登場したオブジェです。たくさんのレコードが飾られていて、その中に入って行くと今度はレコードジャケットで埋め尽くされています。不思議な空間です。

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このOrange Cafe、テント、テーブル&イスのスペースが、これまで以上に増えている。Green Stageに拘らすにField Of HeavenやCafe De Parisでまったりとライブを観るのならOrange Cafeを拠点に行動するの有りです。実際、利用者も多くなっているしね。奥地で遠いけどスマッシュも色々と考えていると思う。

 

Cake@Green Stage 14:50~15:50

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積極的なリスナーじゃない為、曲知っているか、ちょっと不安だったけど、意外と知ってました。Short Skirt/Long Jacketでは「ナーナーナナー」と大合唱してしまった。雨が降ったり止んだりであった。彼らはこの雨を気にしながら、それに合わせる様な選曲も行なっていた。観客と一体になって、この状況の中で盛り上がろうとしているのがヒシヒシと伝わって来た。様々な要素を取り込んで、予想以上に楽しませて貰ったライブでした。新曲も良かったし、8年振りにリリースされる新作が待ち遠しい!

 

Courtney Barnett@White Stage 16:30~17:20

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大雨の降りしきる中、ライブが始まった。オープニングナンバーAvant Gardenerで、もうノリノリのテンション上がりまくり。格好いい!!!!貫禄十分のギターワークとヴォーカルを見せつけておいて、曲が終わった後に見せるキュートな笑顔に魅せられた観客も多いと思う。バラード曲Deprestonが始まった時に、突如として大雨が止んでしまった。天候までもが彼女を応援していたライブ、最高に素晴らしかったです。

 

大雨というよりも豪雨といった感じでちょっとヤバい。避難的にGypsy Avalonにあるマッサージ屋さんで休憩。元気を取り戻して、20時からのAmerican Football、そして22時からのDeath Cab For Cutieと、このままWhite Stageに居る予定でいた。しかしながら、これまでない土砂降りの中で身も心も疲れ果てていた。White StageからGreen Stageへの近道であるボードウォークが通行禁止になっていた。5年近く愛用していたコアテックス製のレインウェアーから雨が染みこんでくる感じもあって、今回ばかりは無理せずに早めに退散することにした。

 

以上、2日目の観戦報告です。シャトルバスに乗るにも長蛇の列で30分以上は掛かったと思う。宿に戻ってからはゆっくりと温泉に浸かって疲れを癒やした。後1日ありますからね。

 

 

フジロックフェスティバル2019、7月26日(金)観戦報告

今年も連続参加18回目となるフジロックに行って来ました。前日の25日に越後湯沢に着きましたが、夜勤明けそのままで移動し疲れもピークだった為、前夜祭は諦めました。宿はいつもの様に越後湯沢駅周辺です。やはり、しっかりと温泉宿でゆっくりしたいとなると苗場じゃなくて越後湯沢になるのですよ。50歳後半で体力的に無理の利かない状況です。あと10年、20年はフジに行くぞ!という思いが自分のモチベーションでもありますから、宿には拘りたいです。

 

初日の越後湯沢駅です。毎年1回18年もこの駅に降り立っていたと思うと感慨深い。金曜日の朝8時でこの混雑です。日本のバンド、エルレガーデンのT-シャツが目立ちます。初日が早めにソールド・アウトしたのは彼らのおかけですね。

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やっと会場入りしました。場外エリアで遅めの朝食を取っていよいよフジロックの始まりです。初っ端のライブは彼らしかないです。 

Red Hot Chilli pipers@Green Stage 11:00~12:00

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フジロック2019の大きな話題となったレッチリ・バイパーズ。バクパイプを中心にスコットランド民謡をベースにして、誰しもが知っているカヴァー曲も展開してくれました。その迫力に圧倒されてしまい、テンションが上がってしまった。メンバー全員キルト衣装でした。一緒に観戦していた友人が、キルト衣装は下着を着けずにノーパンで穿くものだと言ったので、もの凄く気になってしまった。

 

Ouzo Bazooka@Café de Paris 14:30~15:15

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フジロック2019の一押しであるイスラエルのサイケバンドOuzo Bazooka。クラウドファンディングで事前に予約購入していたTーシャツを会場で貰うことが出来て、そのT-シャツを着ての観戦です。Uri Brauner Kinrotのギターを中心にキーボード、ベース、ドラムの4人に日本人のYurika Hanashimaがバッキング・ヴォーカル兼ダンサーとして参加。この彼女が昭和の歌謡曲を歌うなど、より一層胡散臭く、今後に期待を抱かせる素晴らしいライブであった。

 

Gary Clark Jr@White Stage16:30~17:20

あまり詳しく無いけど、充分に楽しむことが出来た。もっと古典的なブルースかと思っていたが、オルタネイティブ感覚も持ち合わせていた。

 

Soul Flower Union@Field Of Heaven17:30~18:30

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日本のミクスチャー・ロックバンド。これまで何回か観ているが、今回が一番ポテンシャル高く素晴らしいライブでした。もっと早く会場へ行ってれば良かったかな。途中から大雨が降ってきたので、奥の方でロータスコーヒーを飲みながらまったりと観てました。

 

The Waterboys@Field Of Heaven19:20~20:30

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2014年のフジで観ているので、チラ見してTychoを観に行こうと思っていたが、結局最後まで観てしまった。女性コーラス2人が参加しての、巧みなライブ展開に心を鷲づかみにされてしまった。最高に楽しいライブであった。Mike Scottが日本女性と結婚したこともあってか、日本に対する思いも感じられた。

 

Thom Yorke Tomorrow's Modern Boxes@White Stage22:00~23:30      

Thom Yorkeとエレクトロニックを操るNigel Godrich、そしてVJの3人のみがステージに居る状況。Thom Yorkeがベースを掻き鳴らすこともあるが、基本はヴォーカルとNigel Godrichの繰り出すサウンドに映像が絡むシンプルな構成。心の趣くままに吐き出されたヴォイスが宙を舞う不思議な世界です。凄いとしか言いようが無い。 

 

フジロック番外編

Ouzo Bazookaの後、Café de Parisで行なわれたポールダンスによるパフォーマンス。これもフジロックです(笑)。

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以上、初日の観戦報告です。後2日分書かなくては。この時期はフジロスもあって中々やる気が出て来ないのですよ!