ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

カセットテープ音源!

この前、Yo La Tengoのライブを観に東京へ行った時に、タワーレコード渋谷店でカセットテープ・プレーヤーを買ってしまった。昨今、レコードと同様にカセットも見直しされている状況ですが、カセットまでは要らないと思っていた。ただ、ノスタルジーと関係のない若い世代に売れていることや、私の好きなノイズやアヴァンギャルド系はカセット・オンリーのリリースが多いのも見逃せない。そんな事をぼんやりと考えて、商品を手に取ったら思わずレジへと進んでしまった。

                                       ION:ポータブルUSBカセットテープ・プレーヤーTape Express    

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実際に購入してみたものの、聴く音源が無い。何か早々に買わなくてはと思っていた所に、この2作品に出会いました。いずれもフィジカルメディアについては、カセット・オンリーでのリリースです。

 

Tony Conrad & Tobias Kirstein / Live from Mayhem March 1st 2012

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アメリカの作曲家でヴァイオリニストである故Tony Conrad(1940-2016)と、デンマークで2000年代中頃よりフリーインプロヴィゼーション系のドラマーとして活動しているTobias Kirsteinとのコラボレーション・ライブ。2012年3月1日にデンマークコペンハーゲンのライブハウスMayhemにて録音されています。Tony Conradの70歳を越えても現役バリバリのサウンドに驚かされます。このアルバムは2017年にリリースしています。この年に1972年の幻の未発表音源Ten Years Alive On The Infinite Plainもリリースしているが、個人的には今回のLive from Mayhem March 1st 2012の方に、よりリアリティーを感じる。


Tony Conradについては、過去にこんな記事を書いています。

 

 

Ulaan Markhor / Helm

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カルフォルニアを拠点にするギタリストSteven R. Smithの別プロジェクトUlaan Markhorの3枚目となる新作。本人名義の他、Ulaan Khol、Ulaan Passerineとしても活動しています。このUlaan Markhorが一番サイケデリックロック色を打ち出しているかな。今回も自宅のスタジオで録音して、すべての楽器を自分で演奏しています。私は彼のことを孤高のギタリストと呼んでいますが、より一層、孤高振りがにじみ出た素晴らしいアルバムです。 バンド編成にしてライブ活動を行って欲しいのですが、毎度の事ながらアルバム制作中心で、それは無さそうですね。

 

Ulaan Markhor、Steven R. Smithについては、過去にこんな記事を書いています。