ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

2020-01-01から1年間の記事一覧

Giuseppi Logan、R.I.P (May 22, 1935 – April 17, 2020)

60年代に2枚のアルバムをリリースして、突如音楽シーンから姿を消した。その後、死亡説、失踪説、発狂説などが流れていたという。そして、2000年代後半にホームレスとしか思えないよれよれの爺さんになったGiuseppi Loganが、公園のベンチでサックスを吹いて…

Sunburned Hand Of Man「Headless」、これまでのトリッキーでカオスな部分を控えめにしているけど、彼らの名盤の1枚です

ボストンを拠点にして90年代中頃より、John Moloneyを中心に様々なメンバーが流動的に集まってライブ活動を行なっているSunburned Hand Of The Manの新作がリリースされました。新作といっても2017年に録音された音源で、20本限定のカセット「Intentions」と…

The Steve Hillage Band and Gong 来日決定!

予てから待ち望んでいたThe Steve Hillage Band and Gongの来日が決定しました!The Steve Hillage Bandと言ってもバックのメンバーはGongですから、勝手にGong Familyと名乗っているだけにもの凄く嬉しいです。が、しかし、日程が8月22日(土)、8月23日(…

ニュージーランドのThe Garbage&The Flowersの派生バンドEntlangのコンピレーション盤

92年にシングル・デビューして97年にリリースしたファースト・アルバム「Eyes Rind As If Beggars」が今なおカルト的な人気を博すニュージーランドのインディーズ・バンドThe Garbage&The Flowers。当時、中心メンバーのHelen JohnstoneとYuri Frusinの2人…

2020年3月のディスカホリック

新型コロナウィルスの影響で世界中が大変な事になっています。音楽方面でも来日アーティストの公演が中止、延期となっている状況で、8月のフジロックも無事に行われるのか?ちょっと心配になってきました。これについては祈るしかないのが現状ですけどね。 …

Neil Campbellあれこれ

Neil Campbellは1966年生まれのイギリス人で、80年代から一貫してアンダーグランド中心にエクスペリメンタル、ノイズ、エレクトロ、ドローンといった音楽を実践してきたミュージシャンです。コラボレーションも含めて、多くの作品をCDRやカセットなどでセル…

フジロック、出演者第1弾発表!!

フジロック、出演者第1弾発表です。早割落選したので、先ほど1次先行販売でチケット購入しました。宿泊する温泉宿も押さえたので、あとは無事に開催してくれることを願うばかりです。 今年のヘッドライナーが、The Strokes、Tame Impalaのロック勢なので、…

Genesis Breyer P-Orridge、R.I.P(February22.1950 - March14. 2020) 

Throbbing Gristle、Psychic TVの創設者であるGenesis Breyer P​-​Orridgeが70歳で永眠。インダストリアル、ノイズのアイコン的な存在で、多くのミュージシャンやリスナーに影響を与えました。彼は2人目の妻Lady Jayeと生活することで徐々にトランスジェンダ…

ファニーで白昼夢的な微睡みからすっとぼけた味わいまで網羅したSpecial Occasionの世界!

ローファイでエレクトロニックなサウンドを奏でるイギリスのGuy Gormleyと詳細不明のアーティストDavid Grayによるコラボレーション・ユニットSpecial Occasion。これまでに7インチ1枚、12インチEP盤2枚、アルバム1枚をリリースしています、今回、彼らの2017…

2020年2月のディスカホリック

今年もフジロックのチケット早割に申し込みをしました。久しく当選してないので、当たって欲しいです。北海道の田舎町に住んでいるので、スマッシュ・フレンズに入会しても、あまりメリットを感じないしね。8月開催なので何とも言えないけど、マスクは新たな…

中東、東南アジアの民族音楽のアーキヴィストMark Gergisが集めたアーカイヴ音源とは

中東、東南アジアなどの民族音楽のアーキヴィストとして、Sun City GirlsのAlan BishopのレーベルSublime Frequenciesや自身のレーベルSham Palaceでプロデュースやマスタリングなどを手掛けるMark Gergis。今回Mark Gergis名義で、彼が集めたアーカイヴ音源…

オーストラリアの女性サックス奏者Rosalind Hallによるアンビエント・ドローンの世界

オーストラリアの女性サックス奏者で、演劇音楽の作曲も行っているRosalind Hall。2019年にImportant Records傘下のカセットレーベルCassaunaよりリリースされた「Drift」を紹介します。これまでにチェリストJudith HamannやヴォーカリストAlice Hui-Sheng C…

2020年1月のディスカホリック

2020年1月のディスカホリックは頂き物を含めて13タイトルの購入実績でした。折角、購入先を明記しているので、余裕が有るときに何処からの購入が多いか調べてみようかと思っている。最近だとBandcampでの購入が増えてるのは確かです。このブログでも、音源紹…

ローファイなインディーズ・ロックとノイズ・サウンドが絡むAstatineの世界

AMPやMemory DrawingsといったバンドをリリースしてきたギリシャのレーベルSound In Silence。昨年ぐらいから積極的にフォローしていたところ、これだと思う素晴らしいアーティストAstatine(Stéphane Recrosio)に出会うことが出来ました。 Astatine(Stéph…

イタリアのエクスペリメンタル・バンドLarsenのパーカッショニストZ'EVに捧げるレクイエム・アルバム

前回の記事「2019年アルバム・ベスト10」でベストNo.2に入れたイタリアのアヴァンギャルドでエクスペリメンタルなサウンドを展開するLarsenの新作「Arrival Vibrate」を取り上げます。このアルバムは2017年に亡くなったパーカッショニストZ'EVに捧げるレクイ…

2019年アルバム・ベスト10

2020年初の更新です。今年もよろしくお願いします。 恒例の年間ベスト・アルバムの紹介です。2019年にリリースされた新作から私的にこれだと思うアルバムを選んでいます。今回も素晴らしいアルバムが多くて悩みました。2018年の時は絞りきれずにベスト20にし…