ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

フジロックフェスティバル2023、7月29日(土)観戦報告

仕事柄、マスク、手袋、コーグルは、必須アイテムで、昨年のフジロックの時、すべて装着して参加していた。今年も一応用意はしていたが、使用することは無かった。Facebook、X(Twitter)のカヴァー写真もフジロックの看板をバックしてマスクやゴーグルをした写真でしたが、新しいものに変えることが出来ました。何も規制がないことでフジロックが行われたことに感謝です。

 

フジロック2日日の観戦報告です。多少寝不足気味であったが、本日も無理せずに楽しむことが出来た。

 

GEZAN with Million Wish Collective  GREEN STAGE(11:00~12:00)

どう表現したらいいのか分からないけど、もの凄いライブを観てしまった。GEZANの4人メンバーに多くのパフォーマーが参加したプロジェクトGEZAN with Million Wish Collective。彼らの織りなす祝祭的なノリに驚かれた観客も多いと思う。こうしたコアなインディーズ・バンドをフジロックのメインであるグリーンステージに選出する辺りは、フジの魅力でもあり、フジらしさを表している。

 

ドラゴンドラに乗って山頂のSilent Breeze & Day Dreamingに行くことは、もはやフジロックでの定番となっています。今年のように異様に暑い場合はなおさらですね。ドラゴンドラの乗り場で山頂は26℃と表示が出ていた。

 

Suimin  Day Dreaming(12:00~13:45)

Day Dreamingでは、SuiminがDJを行っていた。リズミックに音を掻き鳴らせながらSuiminの世界へと導いていた。

 

ふとSilent Breezeに目を向けるとハッチハッチェル率いる怪しい3人組、今年は2人だけですが、タイムスケジュールに載らないゲリラ・ライブを行っていた。彼らを目当てにこのエリアに来るといったファンも多い。私もその一人ですけどね。今回は新潟出身のジャイアント馬場をネタに音楽漫談を展開していた。少数ですが、いつも楽しく盛り上がります。これもフジロックなんですよ!

 

Jatayu  FIELD OF HEAVEN(15:10~16:10)

南インドのカルナーティック音楽を軸にしてロックからフュージョンまで絡めたサウンドを展開するJatayu。写真中央のShylu Ravindranのリードギターを中心に、右のギタリストSahib SinghがMCとして観客とコンタクトを取りながら、ノイジーなギターを掻き鳴らす展開。そのサウンドをベースのKashyap JaishankarとドラムのManu Krishnanが変拍子で絡んでくる面白い世界。途中で日本人キーボーディスト矢吹卓が特別参加するなど興味深いライブを行ってくれた。Jatayuとしてデジタル音源はあるのですが、フィジカルは無いので早く何かリリースして欲しいです。

 

遅い昼食をアヴァロン・フィールドの朝霧食堂で富士宮やきそばを食べる。朝霧食堂で食事を取らないとフジロックに来た気がしない昔からと豪語していた私であります。過去に朝霧食堂から、このブログにコメントを頂いたこともありました。人気店でもあるので、この時間でも長蛇の列です。30分近く並んでやっと富士宮やきそばと再会出来ました。変わらぬ味にほっとします。

 

GoGo Penguin  FIELD OF HEAVEN(17:10~18:10)

再びフィールド・オブ・ヘブンに戻ってGoGo Penguinを観る。ピアノ、ベース、ドラムの編成でジャジーな雰囲気かと思っていたが、意外とロックしてました。後ろの方で椅子に座ってまったりと観戦。フジロックも半分過ぎた状況なので無理しないことも大事です。

 

Caroline Polachek  WHITE STAGE(18:00~19:00)

少し遅れてホワイト・ステージでCaroline Polachekを観る。もっとアートティックに様々な音が絡むと思っていたが、意外とシンプルなサウンドでCaroline Polachekのヴォーカルを際立たせていた。途中から何と、レッド・マーキーでライブを終えたばかりのWeyes Bloodがゲスト参加したとのこと。ただ、これを観る前にホワイト・ステージを離れてレッド・マーキーへと向かっていた。今年はフジロックならではとしか言いようがないサプライズが色々と起きているようですね。

 

Slowdive  RED MARQUEE(20:10~21:10)

余裕も持ってレッド・マーキーに来たつもりでいたが、すでに多くの観客がいた。これまでフジで2回、単独公演1回を観てきた私です。この秋に新作がリリースされることで、もの凄く楽しみにしていたのであります。90年代にシューゲイザーという言葉が使われるようなった時から、一貫して彼らのシューゲイザー道を追求してきました。今回も基本的には何も変わっていません。優しいメロディラインに絡むギターのフィードバックノイズがより陶酔感を増して進化した感じ。もう素晴らしいとしか言いようがありません。注目のラスト曲は毎度お馴染みのSyd Barrettのカヴァー曲 “Golden Hair” でした。Syd Barrettというよりも完全にSlowdive色になっています。ヴォーカルのRachel Goswellのヘアーが2色になっていることも注目ですね。新作リリース後の単独公演が早く実現して欲しい!

 

Foo Fighters  GREEN STAGE(21:10~22:40)

Slowdiveが素晴らしいライブを披露してくれたことで、今日はもう何も要らない状況になっていた。それでもグリーン・ステージの通路に近い奥の方でFoo Fightersを少し観る。丁度メタリカの“Enter Sandman”のリフをザックザックと刻んでいたので、今年はエンターテインメントとして面白いことをやる気配は感じていた。ただ、気力体力も限界になっていたので、早めに宿へ戻ることとした。後になってからAlanis Morissetteがゲスト参加して、つい先日亡くなったSinead O'Connorの曲を歌ったことを知る。これは観たかったですね。

 

前日と同じように場外のYELLOW CLIFFエリアで遅い夕食を取って、宿で早めに寝ることが出来ました。あと1日有りますので、早めに書き上げたいと思っています。お付き合いのほど、よろしくお願いします。