ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

フジロックフェスティバル2024 7月27日(土)観戦報告

フジロック2日目です。当初午前中に予定していたドラゴンドラに乗って山頂のDAY DREAMING and SILENT BREEZEエリアに行くことは諦めました。初日FIELD OF HEAVENの上原ひろみを最後まで観て、宿に戻り温泉に入って寝たのが午前2時過ぎだった。それで少し寝坊したのでした。

 

会場には12時近くに入り、OASISエリアにて “元祖 越後もち豚”で「もち豚串焼き」とラ・ロカンダ・デル・ピットーレ岩原本店で「薪窯焼きピッツァ」を食べる。ピッツァはその場で焼くので本当に美味しかったです。

 

THE LAST DINNER PARTY 13:00-14:00  GREEN STAGE

今世界で最も注目されている新人バンドThe Last Dinner Party。5人のメンバーに男性ドラマーがサポートとして入った編成です。古典的なサウンドでありながら、どことなく神秘的な雰囲気も醸し出していた。途中でRED MARQUEEへ行くために離れてしまったが、最後の方でブロンディの名曲 “Call Me” のカヴァーをやったとのことです。

 

GLASS BEAMS 14:00-15:00  RED MARQUEE

オーストラリアの謎の覆面ハンドGlass Beams。テケテケと掻き鳴らされるサウンドは、東洋と西洋が掛け合わさったエキゾチックな世界です。ベースとドラムが生み出すミニマルでループなビートが、ダンスミュージックとなって宙を舞う。そこに変幻自在のギターが絡む。これはもう踊らにゃ損といった感じでダンスフロアーになっていった。最高にヤバかったです。

 

AVALON FIELDの “タナカクマキチ” で「舞茸天丼」を食べる。Xのフォロワーさんが美味しいと言っていただけに、自分も食べようと思っていた。美味しかったですよ。新潟だけに“雪国まいたけ”でしょうね。

 

折坂悠太(band) 16:10-17:10  WHITE STAGE

ギター2本、サックス、コントラバス、ドラムによる折坂悠太バンド。ポップとアヴァンギャルドが同居した不思議な世界。各メンバーの力量もしっかりと反映されてバンドとして機能している。メローとノイズが1曲ごとに、その表情を変えつつも折坂悠太として纏めてくる辺りに凄さを感じた。日本にもこんなことをやるミュージシャンがいたのかと思った。素晴らしいです。

 

スガ シカオ 17:10-18:10  FIELD OF HEAVEN

スガシカオの曲の題材になった人と昔一緒の職場であったので、初期のころの音源は色々と聴かせられていた。今どうしているのかと思いつつライブに臨んだ。以外にもロックしていると思ったら、今回のフジロックにも出演しているReiがギタリストとして参加していた。やはりスガシカオは歌巧い!“Progress” はNHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」テーマソングでなくても名曲だと再確認した。

 

再びAVALON FIELDに戻って、森のハイジカレーにてカレーを食べる。普通に美味しいです。今日は良く食べる日でもあります。

 

BETH GIBBONS 19:00-20:10  GREEN STAGE

新作 “Lives Outgrown” を聴かずしてライブに臨んでしまった。ただ、Portisheadファンなら納得のいく、いやそれ以上のライブであったことは間違いない。Beth Gibbonsのヴォーカルを引き立てるため、バックのメンバーたちが様々な楽器を駆使して盛り上げようとしていた。そして、Portisheadの “Roads” を歌った時は、鳥肌が立ってしまった。 GREEN STAGEのあの時間帯というもの最高の演出だったようにも思う。

 

KRAFTWERK 21:10-22:40  GREEN STAGE

Kraftwerkについては、2002年のエレクトラグライドで観て以来となります。基本的には22年前に観たときと同じように、4人の直立不動スタイルは変わらないです。全身色が変わって光るスーツではなかったと思うけどね。これまでの代表曲を中心に、坂本竜一の戦場のメリークリスマスやRadioactivity(放射能)を日本語ヴァージョンに変更して演奏していた。映像の方はもっと派手に展開するかと思いきや、曲に合わせてシンプルに構成していた。最後まで観るつもりでいたが、体力の限界もあって1時間ほどで少し早めに退散した。アマゾンの配信は無かったけど、後から全編YouTubeでアップしていた。それを観ると最後はソロ演奏を行いながら、ひとりずつ順番に音をオフにしてステージを降りて行ったようです。