ディスカホリックによる音楽夜話

好きな音楽について駄文ではありますが、あれこれ綴って行こうかな。

2023-01-01から1年間の記事一覧

La Tèneのスピリチュアルなドローン・エスノフォーク!

民族音楽をモチーフにミニマルなドローンミュージックを展開しているLa Tène。手回し器具のついた弦楽器のハーディ・ガーディ担当のフランス人Alexis Degrenier、ふいごを付けたオルガンのハルモニウムとエレクトロニクスを操るスイス人D'incise、トライバル…

2023年4月のディスカホリック

2023年4月のディスカホリックは、レコード6枚、CD3枚、カセット1本の10作品の購入実績でした。毎月のディスカホリックは購入履歴を書いているだけですが、その中で過去に個別で取り上げているバンドやアーティストもある。その記事を出来るだけリンクしたい…

Steven R. Smithの変名ユニットによる2つの新作

様々な変名ユニットを駆使して活動しているSteven R. Smith。このブログでも多く取り上げており、昨年の年間アルバム・ベストNo.1にUlaan Passerine ”Sun Spar” を選出している。今回、早くもUlaan Passerineの新作が2月に、そして3月にはUlaan Kholの新作も…

Magic Tuber Stringbandの新作 “Tarantism” は、音楽セラピスト的な1枚!

アメリカ・ノースカロライナ州ダーラムを拠点とするCourtney WernerとEvan Morganの男女デュオMagic Tuber Stringband。Courtney Wernerの奏でるチェロ、フィドルに絡むEvan Morganのギター、バンジョー、パンプオルガン、シュルティ・ボックス、フィールド…

Aksak Maboulの新作は、オーディオ・ラジオドラマといえるコンセプチュアル作品です!

1977年にMarc Hollanderのソロ・ユニットとしてスタートしたベルギーのAksak Maboul。40年ぶりのリリースで話題となった2020年のカムバック作 “Figures” に続く新作が、自身のレーベルCrammed Discsより ”Made To Meadure” シリースの第48作目としてリリース…

Blodの新作 “Där Ska Barnet Vara” は、悟りの境地へと導いてくれる1枚!

スウェーデンのアンダーグラウンド シーンで活躍しているGustaf Dickssonのソロ・プロジェクトBlod。昨年の年間アルバム・ベストNo.2に選出した “Pilgrimss​å​nger” に続く新作がDiscreet Musicよりレコード・オンリーでリリースされました。 Blod / Där Ska…

2023年3月のディスカホリック(フジロックに矢沢永吉の名前が!!!)

フジロックに矢沢永吉の名前が!!! リアルタイムで ”成りあがり” に影響を受けた世代です。40年前位に永ちゃんのライブを観に行って暴走族に絡まれそうになったことで、聴かなくなったと言うのはありますけどね(笑) 今回は観たいです!! 2023年3月のデ…

オーストラリアの男女デュオErasersの奏でるミニマルでマントラをベースにしたポップミュージック!

オーストラリア・パースを拠点に活動しているRupert ThomasとRebecca Orchardのエクスペリメンタル・ポップ・デュオErasers。地元パースのアンダーグランド・シーンで10年以上の活動歴があって、近年のニューエイジ・ミュージック見直しの中で、注目を浴びる…

ニュージーランドのダウナーなフォーク、ロックを奏でるThe Strange Girlsの追悼盤に魅了されています

ニュージーランドのClayton Noone、Kaaterama Morehuによるローファイでダウナーなフォーク、ロックを奏でるカルト・デュオThe Strange Girls。1999年に結成され、2020年にKaaterama Morehuが亡くなるまで断続的に活動していた。そんな彼らの存在を知ったの…

SunwatchersとEugene Chadbourneのコラボレーション・アルバム “3 Characters” が奏でるMinutemen、Doug Sahm、Henry Flyntの世界!

政治的メッセージを掲げながら、ジャンルの垣根をぶっ壊して様々なサウンドを奏でるポストパンク・バンドSunwatchersと70年代からジャズ、カントリー、フォーク、ブルース、ロックなど自由奔放に独自の音楽を構築してきたギタリストEugene Chadbourne。両者…

2023年2月のディスカホリック

2月のディスカホリックはカセット8本(頂きものを含めて)、レコード5枚、CD1枚の合計14作品の購入実績でした。カセットの購入が多いです。海外系はカセットかレコードが中心で、コロナ前と比べるとCDリリースはかなり減っている気がします。以前はCDRもあ…

フランスの女性シンガーLeonore Boulangerの新作は、幼稚園で奏でられるクラウトロック?

フランスの女性シンガーLeonore Boulangerは、民族音楽や現代音楽、シャンソン、フォークなどを様々な要素を組み合わせたエクスペリメンタルなポップミュージックを展開しています。彼女の3年半振りとなる5作目が、昨年11月にフランスのレーベルLe Sauleとベ…

フジロック2023、出演者第1弾発表!!

フジロック2023、出演者第1弾が発表になりました。Yo La Tengo、Slowdiveはもの凄く嬉しい。予想していたThe Strokesの他、Foo Fighters、Weezerなど、ギターロックの復活です。フジらしさで言うとJatayuですね。インドのジャズ、ファンク、ロックを絡めたバ…

The Steve Hillage Band & Gong 来日

勝手にGong Familyと名乗っている私だけに、これはもう行くしかないですね。The Steve Hillage BandといってもバックのメンバーはGongです。チケットの販売はこれからですが、飛行機と宿を確保しました。2020年8月に、このメンバーでライブの予定が有りまし…

2023年1月のディスカホリック(スウェーデンのアンダーグランドシーンで活躍しているBlodとAstrid Øster Mortensenのレコード2枚だけの購入でした)

2023年1月のディスカホリックはレコード2枚の購入実績でした。これ以外は年末年始でBandcamp 2社にカセット4本とイギリスのCDショップにレコード1枚を注文しています。出荷確認は出来ていますが、まだ商品は届いていません。海外の運送事情が、国によっては…

ブラジルのサイケデリックバンドOruãのクラウトロック、アシッドジャズ、インディーズ・ギターロックなど様々な要素を纏めた世界!

ブラジルのサイケデリックバンドOruãは2016年末にリオデジャネイロのダウンタウンで結成します。Oruãの中心メンバーであるLê AlmeidaとJoão Casaesは、Doug Martsch率いるUSインディー・ギターバンドBuilt To Spillのメンバーでもあり、昨年リリースされた名…

自分の音楽遍歴について書いてみました。

以前から言っていた自分の音楽遍歴です。いざ、書いてみると、あのバンドを書き忘れたとか、色々と出てきました。それらは、また別の機会にでも書きますね。やはり、The Stone Rosesと出会いが大きかったことを改めて実感してしまった。 私の音楽人生で最初…

2022年アルバム・ベスト10

年明け最初の投稿は2022年アルバム・ベスト10です。毎度の拙い文章ですが、毎回読んで頂いている皆さんに感謝です。今年もよろしくお願いします。 2022年アルバム・ベスト10は、22年にリリースされた新作を基本に、リイシューやアーカイブは対象外としていま…